赤嶺先生、初めまして。

私は、2才10ヶ月の娘（芽実）の父親です。
実は、最近まで娘のアトピー性皮膚炎に関して、母親に任せっきりで、父親として、まるで協力出来ておりませんでした。最近、このサイトの存在を妻から聞いて閲覧させていただいている内に、本気で娘の皮膚を治したいと思い、只今、悪戦苦闘しております。

間単に、今までの娘の経緯をお話いたしますと、生後6ヶ月位から、発疹が出始めて、7〜10ヶ月位で痒がり始めました。その頃の薬は、覚えていないのですが、おそらくステロイド系の薬も処方していたと思います。それから、2才になる位までは、病院を変えながら、保湿剤と軟膏（名前がわからない）を処方してきました。
今年の5月位から病院を変えて、今処方している薬が下記の薬です。

【2007.6.2】
　�@ツムラ黄健中湯エキス粒　　　　1日2回
　�Aシナール　　　　　　　　　　　1日1回
　�Bスタデルム軟膏　5％グリパスC 1日1〜数回

【2007.6.29】
　�@ツムラ黄耆健中湯エキス粒　　　1日2回
　�Aシナール　　　　　　　　　　　1日1回
　�Bプロペト

【2007.7.19】
　�@ミヤBM細粒　　　　　　　　　　1日2回
　�Aビオチン散フソー0.2％　　　　 1日2回
　�Bシナール　　　　　　　　　　　1日1回
　�Cスタデルム軟膏　5％グリパスC 1日1〜数回
です。最近は、こちらの病院の先生を信じて、通院しております。

そこで、相談なのですが、上記の処方を信じて宜しいのでしょうか？？
この病院の処方に関して、赤嶺先生のご意見をお聞かせください。
突然のお願いで恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

芽実パパ様

そう、父親の協力と行動がお子様のアトピー改善には一番重要なことなのです。お子様は小さいときから痒いことが普通と感じているでしょうが、その触感のアンバランスで空気を読むことを得意とします。母親の悲しさ、不安などは直ぐに感じ取り、自分も悲しく不安となるのです。その空気を一変させる役が「父親」なのです。しっかり頑張ってください。

さて、本題ですが、、、この処方では解決には至りません。漢方薬は勿論駄目ですが、後の処置も自然条件とは逆方向です。ステロイド剤の影響はさらに起きるでしょうし、油脂系の保湿剤処理では、ドンドンと皮膚状況は悪化を辿ります。

おそらく、この先生もお子様の改善を見たことがないのだと思います。2週間ごとに来院する患者の言葉に「そう、、あまり良くなってないですね、、では、次はこれにしましょう」という感じでの変更ぶりですね。解決には至りませんというより重症化への方向です。

取り急ぎ、この処方に対しての感想です。

赤嶺先生。ご返答有難うございました。

先ずは、油脂系の処方は止めます。
それから明日、通院している先生に今後の治療方針等を、再度伺ってみます。
そこで、今後を判断します。

今後の治療として、先生の推奨される下記2点を実行していこうと考えております。
　�@胃腸管粘膜の調整・・・乳酸菌摂取
　�A皮膚粘膜調整・・・・・弱酸性殺菌ローション、並びに脱入浴

そこで、今後の治療においての注意点並びにアドバイスがありましたら、是非ご教示頂きますようお願いいたします。

芽実パパさま

そうですね、、、先生にお子様の克服までの理論と処置をお聞きになることです。「その説明をする時間がない」となれば、「先生の診察が終了した後にでも再度来ますので、お願いします」くらいの感じで粘ってみてください、いろいろと見えるかもしれません。

内面外面の処置は�@�Aの方法で良いでしょう。追加するのは、「ミネラル摂取」ですね。これまでの痒みと不安は、お子様には大きなストレスの連続でした。そのことによる肝腎機能やミネラルのアンバランスは否めません。特に「ミネラル」は大きな働きをしていますので、放置することは出来ません。

それと、この年齢では解決が直ぐに出来ることは難しいのです。内面解決が出来ても表面の粘膜バランスがかなりの広範囲で崩れていると思いますので、その調整には時間を要し、環境に応じてさらに悪化することも予想できます。それでも、完全克服のためには重要な条件の整備となります。時間は掛かりますが、一生80年からすると僅かです・・ここをしっかり乗り切れるかでお嬢様の一生にも大きく影響してきます、女性ですから。

お父様の主導で前進することは素晴らしいです。必ず克服できるでしょう。

赤嶺先生。　ご返信有難うございました。

本日、現在通院している先生と「今後の治療」に関して、話して来ました。
結論だけいいますと、「娘の先生は、我々、親なのだ。」と感じました。

今後も、【必ず治るんだ】と信じて、娘のアトピーを克服していきます。
赤嶺先生の返答のお陰で、娘のアトピー克服に対して、自信と勇気を頂きました。
本当に、有難うございました。
今後も、経過報告とともに、色々とご相談させていただくと思いますが、
何卒よろしくお願いいたします。

芽実パパより