返信2008/04/24 20:05:59 イチロー RBJ はじめまして 先生の本を読んで、脱ステロイド・脱保湿を開始して約半年が経ちました。乳酸菌・ミネラル摂取など、自分にできる範囲のことをやってきました(雪も溶け、最近では外で軽いランニングなども行っています)。 もとはといえば、中学3年生のときに、それまで落ち着いていたアトピーが再発したことによってステロイドに手を染めてしまったわけですが、以来約8年間も使用し続けてしまいました。 現在は、この春大学を卒業しましたが就職はせず、アトピー完治にむけて何とか頑張っています。ステロイド・保湿剤の使用をほとんど勢いでやめてしまい、使用中断後二ヶ月間くらいは激しいリバウンドに悩まされました。ただその後は、肌が安定してきて皮脂も徐々にではありますが出てきて、体のほうはだいぶ綺麗になってきたと実感しています(ひじの内側・お尻以外)。 一方で顔の方はというと、今までほんの少し荒れた程度でも、ベタベタと薬を塗りたくっていたせいか、なかなか思うようにいきません。シャワーを軽めに浴びた後でさえも皮が突っ張ってしまって、それで痒くなってしまいます。また、最近になって、顔の血色がひどく、特に目の周りはパンダのように、または殴られた後のような感じになっています。この顔の赤み、血色の悪さというのは、今後もずっと長引いてしまうのでしょうか? また、何とか赤みを治そうとなるべく外に出て運動して、日に浴びることを意識しているのですが、皮膚バリアのできていない現在の顔では、逆効果になってしまうのでしょうか? 大変長くなりましたが、ご返信のほど宜しくお願いします。 |
返信2008/05/02 21:59:32 赤嶺福海 WEI Re: はじめまして イチロー様、返答が遅れました。 ステロイド剤というのは、青春という一番重要な時期に厳しい環境を作り、体に多くのストレスを蓄積させます。体内の条件は揃っても目的である皮膚状況は思うようにいかない場合も多くあります。そして、その苛立ちにさらにストレスはたまり、体内の酵素や微量元素も減少して症状は一層悪化する場合もあるのです。 今は厳しいでしょうが、人間は必ず解決する体を持っています。基礎的な考え方は、体の外部(皮膚、腸管内部)の粘膜を調整することにあるのです。その条件として、どちらも有用菌に覆われて維持しているのです。その条件整備できればだれもピカピカの皮膚となるのです。しかし、菌は棲息の条件を守らなければ正常に皮膚を覆うことが出来ません。そのための最低条件がphなのです。ミクロの大きさなので目には見えませんので、対応は難しいと思いますが、この事だけはしっかり守らなければなりません。 また、炎症部位を出来るだけ濡らさないことです。脱入浴も回復の条件ともなります。そうね、軽いシャワーは構いませんよ。 保湿をベタベタトした部位の悪化は、皮膚常在菌が保湿剤によって死滅して皮膚粘膜が崩れてしまったのです。雑菌の住処となり、水分を持って増殖しさらに痒みを増すことともなります。 紫外線においても、皮膚常在菌が棲息していませんので、粘膜が崩れ紫外線も侵入し、細胞が一気に悪化をしますので、直接の日光は当てないほうが無難ですね。外での運動には必ず帽子を使用して避けましょうね。 まずは、腸管と皮膚の粘膜作りが中心となります。皮膚常在菌の成育とともに症状の落下は少なくなるでしょう。 |
返信2008/05/04 21:25:55 イチロー RBJ Re: はじめまして 分かりやすい返答ありがとうございました。 今まで不安に感じていたことや疑問が解消され、少し安心しました。 これからはアトピー完治に向けて、シャワーを浴びない日を作ったり、皮膚常在菌の育成にも力を入れていこうと思います。また、直射日光も極力避けるように気をつけようと思います。 本当にありがとうございました。 |