はじめまして。
2歳2カ月になる娘のことで悩んでいます。

今までの経過は
生後1か月・・・顔に乳児湿疹がではじめる
　　　　　　　　2か月ほどでおおかた治るが、こめかみのあたりだけジュクジュクの　　　　　　　　まま。
　　　　　　　　ステロイドを使わないという皮膚科にかかり、アズノール＋ニゾラー　　　　　　　　ル、モクタール＋ワセリンなどを使用。
　　　　　　　　馬油などもためすが効果なし。

生後7か月・・・徐々に回復に向かう。（塗り薬はつかいつづけていた）

その後、あせもはひどかったがその他に湿疹などはでなかった。

1才10か月・・食事をしていると、口の周りが真っ赤になるように。
　　　　　　　　食後に口をガーゼでふき、保湿乳液などをぬるようにする。
　　　　　　　　間もなく首に赤い湿疹が出始める。

現在、口の周りのあかみはおさまってきましたが、首の湿疹が5センチほどのだ円形に広がってきています。2週間ほどまえから肩にも同じような湿疹ができています。
ジュクジュクにはなっていないのですが、赤みがあり、かさかさ皮膚がつっぱっているような感じです。いまは七海と他社で購入した粉末の乳酸菌を取らせています。蓬水も購入して、到着まちです。

先生のお考えは脱入浴とのことですが、ジュクジュクしていなくても入浴はさせないほうがいいのでしょうか？脱入浴ということは、シャワーもだめなんでしょうか？

青空様

この症状の根源はいったい何なのか？
多くの方は、その症状をすぐに治めようと、何も理解していない医者へ向かい、薬の処方で一時的な解決で、医者への信頼と簡単な皮膚炎と勘違いをしてゆきます。
再発の連続で医者への質問により、医者を信頼できなくなり、情報をあさっていろいろな治療を経験します。その処方が、仇で多くの時間苦しむ方が少なくはありません。
今の成人アトピーもこの時期の処方が問題で抜け出せなくなっていることが多いのです。
短期克服の難しい1歳を過ぎていますが、症状の範囲などから分岐点のような気がします。出来るだけ皮膚表面の保湿はやめて、雑菌の排除と皮膚常在菌が安定的に増殖できるような条件整備が解決の鍵となります。そうですね、蓬水の塗布によってその条件整備をするのです。さらに、浴槽による浸透圧で感染条件と湯熱による体温調整が難しく、風呂上りの痒みによって皮膚が傷つき感染条件を作るのです。ただこの浸透圧が問題ですから、偶のシャワーは問題ないでしょう。出来るだけ皮膚をぬらすこと、特に炎症部位を濡らす事は出来るだけ避けてください。雑菌は水分が大好きなのです。お風呂に入らなくても臭いなんて出ません。

この症状の根源は、外部からの異物進入にありますので、その侵入する部位の改善をすれば侵入は起きません。その外部とは、腸管と皮膚にあるのです。その腸管内部と皮膚外部の粘膜改善が重要となりますが、そのphは「5」です。今の皮膚状況は「7」近くにあり、ph7の空気中に存在する雑菌群が棲息できる条件にあります。出来るだけ有用菌群の棲息できる「5」に近づけるのです。

2歳2ヶ月ですから、通常難しい状況となりますが、ステロイド剤を使用していないようですから、上記の条件整備でかなり早い回復は期待できますね。でも、気持ちは長い改善期間を設定してコツコツと基礎条件整備して少しづつ改善できる方法で再発のない体にしてください。

赤嶺先生、ありがとうございます。

いままではお風呂でしっかりあらっていたのですが、あらっているあいだ痒くなるようで、お風呂上がりには首が真っ赤になっていました。夜中もかゆがって何度、病院に行ってステロイドをもらおうかと悩んだ時期もありましたが、先生のアドバイス通り薬を使わず、乳酸菌・ミネラル摂取、蓬水でのスキンケアをして気長にやっていこうとおもっています。