中学生アトピーQ&A
個人の差はあるとしても多くの子供は、第二次性徴期を迎え、異性を意識することとなり、
皮膚表面に出るこのアトピー症状は、本人に大きな負担となる
心無い言葉を発する子供も多く、さらに症状悪化に拍車をかけることになる。
ホルモン活性によって通常は良くなることが多いが、このような大きなストレスによって逆転することが多い。
医者は、「中学生になると改善しますよ」と気軽にコメントして、さらに薬着けにしてしまう。
理解度の強い年齢であり、現状の苦しさから今まで「可愛い子供の苦しみを開放しなければ」と
頑張ってきた親に対しても心無い言葉を発するようになる。
この年代の治療には、絶対的に家族の一体化が重要となる。
特に父親の存在は大きく、回復スピードの差はここにあるのだ
頑張れ、中学生!
| 乳児アトピーのQ&A | 幼児アトピーのQ&A | 小学生アトピーのQ&A | 中・高校生アトピーのQ&A | 大学生・主婦・成人アトピーのQ&A |

| アトポストップ | アトピー相談フォーム | アトピー110番 | 相談掲示板 | アトピーフローラ会 |
●13歳女子中学生・・・痒みが来ると止まりません、、、もういや!
Q

氏名 = Y
性別 = 女
職業 = 学生
年齢 = 13
email =
身長 = 158
体重 = 48
型 = O
視力(右) = 1.2
視力(左) = 1.2
お酒 = 飲まない
タバコ = 吸わない
飲料水 = 浄水器
飲料水その他 =
病名 = アトピー性皮膚炎
発病年 = 1992
発病月 = 06
治療 =椿油を乾燥している(かゆい)所に塗る
・黄金の水(?)という水をかゆい所につける
・プロポリスというはちみつ配合のもの。
カプセル状のものと直接かゆみに塗る2種類あった。
(・ロコイドワセリンの使用
・アンダーム(ヒルドイドソフト)の使用
・飲み薬)

ステロイド離脱経験 = 無
ステロイド歴(年) = 13
ステロイド歴(月) = 5
ステロイド使用頻度 = 時々
アレルゲン = 卵
アレルゲン = ハウスダスト
アレルゲン = ダニ
アレルゲンその他 = 猫・ヨモギ(雑草の)
備考 =・ステロイドは、12年間はほぼ毎日使っていましたが、ここ1年と5ヶ月は時々塗るように心がけています。
・かゆみの酷さはかなりの重症(だと思います)で、主にかく所は首・腕(・顔)です。
・かきだすととまらなくなってしまい、たいていは血が出るまでかくか、皮がなくなって皮膚がつるっとした感じの状態になります。
・自分ではかいてはいけないと分かっていても、とまりません・・・。
・イライラするとかゆくなります。
・ストレスでかゆくなると気が狂うほどかいて「もういや!!」と言ってしまいます。

A
Y様

生後まもなくの発症から13年間、辛い思いを多くしてきたことでしょう。そして、思春期に入った今、自分の体をしっかり見つめて相談されてきたことは、これからのあなたの人生のプラスになるよう一生懸命書き込まなければならないという気持ちであなたのイメージをしています。

小さい頃は、親の指示で全て行動をするわけですから、あなたの力で本当の療法を探し出すことは出来ません。しかし、痒みと不安に常に苛まれるのはあなた自身ですから、思春期になって全ての理解力のついたあなたは、今の行動をしているのでしょう。自分の人生ですから自力で解決されることが一番重要なのです。そこで、私の知り得る全てのことを書き込みますので、何かの参考にして今の苦しさから解決できる糸口を見つけてください。

生後まもなく殻の発症ということは、間違いなく出産時に起きた受菌アンバランス(出産時に産道で母親から菌を受けて免疫を作り出す)による免疫過剰と推測されます。その根源に対して、表面だけを処置する「ステロイド療法」では、解決方向へ進むどころか自律神経を中心に免疫も循環器系も大きくずれてきます。体温調節や肝腎機能も大きく逸脱して、急激に暑くなったり寒くなったり、蕁麻疹が急激に発生したり、排泄が上手くいかなかったりします。今の症状も、ステロイド剤が体内に補充できなくなると、自己のステロイドホルモンの作用が出来れば何の問題もなく症状は安定するのですが、受容体で関連で作用する「生理物質」は、急激には作用しません。作用しなければならない細胞の受容体が体で完成すればその症状は少し安定するでしょう。しかし、皮膚症状はすぐに解決することはありません。それは、皮膚構造の現実を知ることなのです。多くの医師はそれを無視して治療を行っています。それは皮膚表面には体を守る「皮膚常在菌」(有用)が1平方センチ当たり100万個の菌群が外敵を守ったり、皮脂を出すために棲息しています。この皮膚常在菌棲息なしには皮膚は正常化しないのです。このことを理解できれば、ワセリンや椿油などの油系の使用は逆効果となります。プロポリスについては確認しておりませんのでコメント出来ませんが、当方では菌のことを主において指導している方法は、ph4ローションを塗布することで、雑菌を排除して皮膚常在菌を守る方法です。油系を使用しないことで、自己の力で皮脂を出すプログラムを体で作れるようにするのです。ということは、逆の乾燥させることなのです。乾燥すれば当然、自己の力で皮脂を出そうと体はするのです。その間少々辛いこととなりますが、長い一生で考えればあっと言う間の時間です。思春期のあなたには厳しいことかもしれませんが、この方法が逆に一番早くよくなる方法なのです。

また、「痒い」「不安」「イライラ」は体内に大きな活性酸素を発生させて、「腸内細菌」を減少させるのですが、さらに体内で重要な「ミネラル」もアンバランスとなり、自律神経や細胞活性に大きな影響を与えることになります。よって、ミネラルバランス調整も必要となります。

まとめますと、基本3条件は「腸内細菌の調整」、「ミネラルバランスの調整」、「皮膚常在菌保護と活性」ということになります。

あと、これら物理的調整法とは別に重要なことがあります。あなたの体はあなた自身の考えで動かしているのです。逆に言えばその考えや思い通りに体は動いているのです。アトピー症状に対して不安一杯で毎日を過ごせば体はその不安通りに動いてゆくのです。逆にアトピー克服理論を会得するだけでその不安は解決できるとしたら、あなたの改善出口は見えてくるのです。そして、その時期に向かって元気よくエネルギッシュに活動すれば、あなたの細胞はどんどん活性して、DNA通りの体に戻すことでしょう。

下記にあなたがその様に考えられたり、行動をどのようにすれば解決方向へ進むかなどのことをまとめて書き込みますので、克服の参考にしてください。

@親同伴の面談を行う
  ※先の懸念から克服の理論を家族全員が理解して、一致協
   力の下に克服の治療行動することが、克服のカギです。

A基礎条件の整備(アトピーでない人と体を同条件にする)
  ※腸内細菌の調整・・乳酸菌摂取5兆個/1日(ヨーグル
   トにて)
  ※ミネラル摂取・・総合ミネラルとして

B皮膚phの調整(感染防御)
  ※今は、黄色ブドウ球菌からの感染範囲を広げないことが
   重要となります。よって、黄色ブドウ球菌が死滅して、
   有用菌が生存できる方法が必要となります。
   皮膚は皮膚常在菌なくしては成立できない。皮膚常在菌
   が棲息でき黄色ブドウ球菌などの雑菌は排除する。
  ※脱入浴も感染防御の方法となる(重要)。感染は水分が
   一番の問題であり、風呂にはいると体温異常によって痒
   みが出て外部から掻き崩し感染する。また、カサブタが
   落ちて体液が出ることで感染条件となる。

C胸を張ること(重要項目)
  ※この行為は、「免疫過剰」の原因である免疫の司令官
  「Tリンパ球」の活性場所が胸の「胸腺」であることから、
  この場所の活性は胸張りと宝石などのペンダントで活性さ
  せる。胸張りはお金も一切かからない。胸張っている人に
  アトピーはいない。また、免疫低下のガンの方もいない。
  ※胸の当たりの皮膚がつっぱって胸張りが出来ないという
   方が多くおられますが、起きた後の体操で少しづつ伸ば
   せるようにすること。

D学校に行くこと(五感の活性・重要項目)
  ※これらの行為は、自律神経の活性につながる。当然早起
  きもしなければならないし、考えることも多くあり代謝量
  も増すことになる。出口が見つかれば明るく振る舞える。
  ※必要であれば学校には「サポート依頼書」を作成して送
   付しても構いません。それにより、学校も理解してくれ
   るし、同僚も理解できるポイントを作る。中学・高校で
   は効果あるが、大学ではその効果は薄いような報告が多
   い。

E早起きの励行
  ※学校が休みでも必ず早起きは行う。
   アトピーは自律神経に大きく関与しており、交感神経の
   信号の時には、必ず起きて行動しておくこと。そうする
   と、眠れない夜も眠れだすようになるし、症状も改善し
   てゆく。

F笑いを多くすること
  ※笑顔の多い人は、ストレスや活性酸素は留まらない。笑
   顔の形自体が脳からストレス防止のホルモンが出ること
   になる。(βエンドルフィン)

以上が克服のシュミレーションとなるが、これから6ヶ月間は基礎条件整備期間となり、それ以降が回復パターンになると考えられます。その間は、報告や不安な気持ちを持たないように常に勉強することが必要で、「大丈夫、後3ヶ月でこの状態は脱して、それからはドンドンと良くなる」という意識が体に入り込めば良くなってゆくでしょう。しかし、毎日多くの時間からだを見つめれば、見つめた部位は大きく変化してゆきます。どれだけ、明るく笑顔でがんばれるか、胸を張る時間が多くなるかによって、克服の期間は設定できます。・・・と、言っても一直線で良くなることはありません。毎日変わる環境や生活パターン、ストレスの差で良くなったり悪くなったりの繰り返しとなりますが、悪くなったときの精神状態の如何で、大きく落ちるか戻るかの分岐点です。この分岐点をいかに上にあげるかも克服スピードのポイントとなります。

今の学生生活の内に解決することが重要となりますが、思いによっては時間が早くなったり遅くなったりしますので、不安なとき、悪化の時のサポートが特に重要となりますので、私たちが存在するのですが、その文面や言葉が、その状況回避には重要となりますので、進行するとなれば面談をし、指導者の考えやイメージを理解してその文面や言葉を受けることが、正確な理解となり、面談は克服の大きな要因となりますね。

ステロイドは、今の状態を回避するくらい大きな役割をしているのですが、外部からの生理作用では、自己のステロイド受け入れは出来ずこの様な状態は続きます。今のところは物理的に止めることは出来ませんが、辛いでしょうが、基礎条件整備と外部処理処置の方法しかありません。出来るだけ多くの克服行動を起こすことが、少しでも早く解決できる方法となります。
胸張って、笑顔で、元気に毎日を過ごしましょう。・と、言っても難しいでしょうが、少しでもこれからの回復の参考になれば幸いです。

この病気(正確には違いますが)は、全てを行いながら進行は出来ません。何かを犠牲にすることも重要となります。「長い人生少々の遅れは仕方ない」・・くらいの覚悟が必要となる厳しい病気です。


  ●14歳女子中学生・・・アトピーの痕が消えません
Q
> 氏名 = M
> 性別 = 女
> 職業 = 中学校
> 年齢 = 14
> email =
> 身長 = 160
> 体重 = 49
> 型 = A
> 視力(右) = 0.4
> 視力(左) = 0.3
> お酒 = 飲まない
> タバコ = 吸わない
> 飲料水 = アルカリ電解水
> 病名 = アトピー性皮膚炎
> 発病年 = 1997
> 発病月 = 4
> 治療 = ステロイドの薬を塗る。
> ステロイド離脱経験 = 無
> ステロイド歴(年) = 6
> ステロイド歴(月) =
> ステロイド使用頻度 = 毎日
> アレルゲンその他 =
> 備考 = アトピーの跡が消えません。どうすれば消えますか?
A
M様
ゴメンね、この質問では厳しい答えしか出ません。

今、ステロイド使用にて維持している体は、本当の体ではないのです。外部からの成分にて動いているからだですし、そ
のアトピーの後というのもその薬にて発生したものです。

当然解決には、そのステロイド使用をストップするほかありませんし、克服までの長い道のりを考える方が先決です。

というコメントになりました。

ステロイドがどういうことを行っているか、再度自分で勉強して克服に向かう気力になったら再度相談下さい。

すみません、お望みの回答にはなりませんでした。

14歳という青春真っ盛りの年齢ですから厳しい状況にあるのは当然です。しかし、一生このまま進行するわけには行か
ないのですから何処かで解決するべきでしょう。


●15歳男子中学生・・・今塗っている薬はステロイド剤でしょうか?
Q
氏名 = T
性別 = 男
職業 = ○○中学校
年齢 = 15
email =
身長 = 166
体重 = 68
血液型RH = +
型 = A
視力(右) = 0.1
視力(左) = 0.3
お酒 = 飲まない
タバコ = 吸わない
飲料水その他 = 店で売っている水
病名 = アトピー性皮膚炎
塗る薬
飲み薬(アレグラなど現在服用中)
ステロイド離脱経験 = 無
ステロイド歴(年) = 6
ステロイド歴(月) =
ステロイド使用頻度 = 時々
アレルゲン = ハウスダスト
アレルゲン = ブタクサ
備考 =
病院でもらった薬はステロイドなのでしょうか?
寝ているときに掻くとひどくかゆくなり掻いているという始末です
軍手を寝ているときにするというのはいけないのでしょうか?
また水は生協という店でかっているのですが山でとってきたほうがいいのですか?
A
T様
何歳で発症したか、現在どのような状況にあるか詳細が掴めませんが、ご質問について返答いたします。

「アレグラ」はステロイド剤ではありません。抗ヒスタミン薬といって、体で異物に対して反応したときにでる「ヒスタミン」という成分が作用しないようにする薬です。一般に言う「痒み止め」といわれる薬です。

手袋の使用は出来るだけしない方が良いかもしれません。痒いという信号は、必要だから出ているサインです。体内の異物を排泄するために痒いという信号を与えて皮膚を掻き崩させて、その部位から排泄させるのです。また、皮膚の炎症が酷ければ、その部位から異物が侵入してきますので、それを排泄するためにサインが出るのです。よって、手袋をしていれば、その部位を掻いても解決できず、逆に傷は範囲が広がります。痒いというサインは「痛い」という感覚で収まります。掻くのであれば爪の方が良いですね。

水ですが、、、今の水は何処の水を飲んでも一緒、、、という感じがします。本当は、地元の山から湧き出る水が最高でしょう。山の水は腐りませんので1ヶ月に1回くらい汲みに行って保存してても大丈夫です。それがいいですね。

受験前なのでしょうか、、、いろいろとストレスも溜まるでしょうが、大きな呼吸と胸張りで乗り切ってください。


●15歳女子学生・・・この先どのように進行したらよいのでしょう?
Q
> 氏名 = A
> 性別 = 女
> 年齢 = 15
> email =
> 身長 = 155
> 体重 = 53
> 血液型RH = +
> 型 = A
> 視力(右) = 0.1
> 視力(左) = 0.1
> お酒 = 飲まない
> タバコ = 吸わない
> 飲料水その他 = 沸かした麦茶 牛乳 
> 病名 = アトピー性皮膚炎
> 発病年 = 1987
> 発病月 =
> 治療 = 皮膚科に通院。顔用、身体用の保湿剤、ステロイド入りのぬり薬を使い、かゆみ止めの飲み薬を時々。
> 住居年 =    5
> 住居築(月) = 6
> リフォーム(年) =
> リフォーム(月) =
> シロアリ除去(年) =
> シロアリ除去(月) =
> ステロイド離脱経験 = 有
> ステロイド中止(年) = 2003
> ステロイド中止(月) = 3
> ステロイド中止(日) = 10
> ステロイド使用頻度 = 毎日
> アレルゲン = ハウスダスト
> アレルゲンその他 =
> 備考 = 毛髪検査、検便をしていただいたが、アトピー克服をどの様に進めたら良いのか良く判りません。
A
A様

生後間もなくのアトピー発症、そして一大決心の元、ステロイド離脱を行ったということから返答を申し上げます。

早速、毛髪分析、便検査の結果を確認しました。
毛髪検査レベルでは、安定した数値が出ているようでしたが、それらを司る腸内細菌の不安定な数値には不思議でしたが、 アトピーと免疫のことを考えれば納得は出来ます。腸内細菌の安定を優先として、これからの長い人生を幸せに過ごせる体を取り戻して下さい。

離脱して2ヶ月が経過した状況を想像していますが、とても厳しいことと思います。しかし、ステロイドをストップしたからと言ってすぐに解決することはありません。ステロイド を止めることで、今まで活躍していた(ステロイドで作用する細胞・皮膚、活性酸素除去、ストレス緩和、肝臓腎臓等々)細胞は自己のステロイドに符合できず作用しなければならに細胞は一気に働きを止めてしまいます。特に肝腎臓の退化は、排泄機構を失い不要な成分の排泄を体液を通して各所から行うこととなります。

いまが、その始まりであり絶頂期は3ヶ月続くこととなります。(細胞の入れ替わりは平均3ヶ月のため)この感をしっかりした気持ちで乗り越えられるかが、克服の大きなポイントとなります。

これから暑い日を迎え、代謝機能の落ちた体と炎症の出た部分は抗原反応があり、白血球が活躍するために高い体温を持つこととなりますが、それを放熱する力が逆転することが多くなります。朝方にしかぐっすり眠れない体の仕組みは、自
律神経が逆転しているのです。通常、朝になると交感神経の信号が注がれ目を覚ますこととなりますが、自律神経の逆転
によりその信号を副交感神経と間違え作動することとなるのです。よって、副交感神経の信号が来ると目がランランと輝き眠ることが出来ません。この解決は、少々眠くても朝方7時から8時に目を覚まし、体を起こして外に出ることが重要なのですね。まずは、交感神経の信号に体を強制的に合わせることが、結果的には副交感神経にも作用することとなります。

しかし、この苦しさは並大抵ではありませんので、しっかりとした意識と自分の将来のためにどれだけ継続できるかが大き
な克服ポイントです。毎日家に閉じこもると、季節の信号も受け入れず、体内時計は狂ってしまい外に出ることで季節と逆転するプログラムが作動されます。これからあなたが良くなるためのシュミレーションを書いてみます。

@親同伴の面談を行う
  ※先の懸念から克服の理論を家族全員が理解して、一致協力の下に克服の治療行動することが、克服のカギです。
A基礎条件の整備(アトピーでない人と体を同条件にする)
  ※腸内細菌の調整・・乳酸菌摂取5兆個/1日(ヨーグルトにて)
  ※ミネラル摂取・・総合ミネラルとして
B皮膚phの調整(感染防御)
  ※今は、黄色ブドウ球菌からの感染範囲を広げないことが重要となります。よって、黄色ブドウ球菌が死滅して、有用菌   が生存できる方法が必要となります。皮膚は皮膚常在菌なくしては成立できない。皮膚常在菌が棲息でき黄色ブドウ   球菌などの雑菌は排除する。
  ※脱入浴も感染防御の方法となる(重要)。感染は水分が一番の問題であり、風呂にはいると体温異常によって痒
   みが出て外部から掻き崩し感染する。また、カサブタが落ちて体液が出ることで感染条件となる。
C胸を張ること(重要項目)
  ※この行為は、「免疫過剰」の原因である免疫の司令官 「Tリンパ球」の活性場所が胸の「胸腺」であることから、
  この場所の活性は胸張りと宝石などのペンダントで活性させる。胸張りはお金も一切かからない。胸張っている人に
  アトピーはいない。また、免疫低下のガンの方もいない。
  ※胸の当たりの皮膚がつっぱって胸張りが出来ないという方が多くおられますが、起きた後の体操で少しづつ伸ば
   せるようにすること。
D学校に行くこと(五感の活性・重要項目)
  ※これらの行為は、自律神経の活性につながる。当然早起 きもしなければならないし、考えることも多くあり代謝量
  も増すことになる。出口が見つかれば明るく振る舞える。
  ※必要であれば学校には「サポート依頼書」を作成して送付しても構いません。それにより、学校も理解してくれ
   るし、同僚も理解できるポイントを作る。
E早起きの励行
  ※学校が休みでも必ず早起きは行う。
   アトピーは自律神経に大きく関与しており、交感神経の信号の時には、必ず起きて行動しておくこと。そうする
   と、眠れない夜も眠れだすようになるし、症状も改善してゆく。
F笑いを多くすること
  ※笑顔の多い人は、ストレスや活性酸素は留まらない。笑顔の形自体が脳からストレス防止のホルモンが出ること
   になる。(βエンドルフィン)

以上が克服のシュミレーションとなるが、これから6ヶ月間は基礎条件整備期間となり、それ以降が回復パターンになる
と考えられます。その間は、報告や不安な気持ちを持たないように常に勉強することが必要で、「大丈夫、後1ヶ月でこ
の状態は脱して、それからはドンドンと良くなる」という意識が体に入り込めば良くなってゆくでしょう。しかし、毎日多くの時間からだを見つめれば、見つめた部位は大きく変化してゆきます。どれだけ、明るく笑顔でがんばれるか、胸を張る時間が多くなるかによって、克服の期間は設定できます。
・・・と、言っても一直線で良くなることはありません。毎日変わる環境や生活パターン、ストレスの差で良くなったり悪くなったりの繰り返しとなりますが、悪くなったときの精神状態の如何で、大きく落ちるか戻るかの分岐点です。この分岐点をいかに上にあげるかも克服スピードのポイントとなります。

今の学生生活の内に解決することが重要となりますが、思いによっては時間が早くなったり遅くなったりしますので、不
安なとき、悪化の時のサポートが特に重要となりますので、私たちが存在するのですが、その文面や言葉が、その状況回
避には重要となりますので、進行するとなれば面談をし、指導者の考えやイメージを理解してその文面や言葉を受けるこ
とが、正確な理解となり、面談は克服の大きな要因となりますね。

ステロイドは、今の状態を回避するくらい大きな役割をしているのですが、外部からの生理作用では、自己のステロイド
受け入れは出来ずこの様な状態は続きます。今のところは物理的に止めることは出来ませんが、辛いでしょうが、基礎条
件整備と外部処理処置の方法しかありません。出来るだけ多くの克服行動を起こすことが、少しでも早く解決できる方法
となります。
胸張って、笑顔で、元気に毎日を過ごしましょう。・と、言っても難しいでしょうが、少しでもこれからの回復の参考になれば幸いです。


●12歳男子中学生・・・オーダー乳酸菌製造にあたって、、、ノヴァからの依頼

○お付き合いのある東北のT皮膚科クリニックからの紹介で、当方へオーダー乳酸菌の依頼があり、ノヴァ総合研究所へ製造指示をする。
東北に住む12歳の中学生で症状は全身に炎症、ステロイド剤離脱して頑張っている。生後まもなくの発症で4年生までステロイド剤による治療だったが、ステロイド剤の怖さを家族本人が知って、現在Tクリニックにて乳酸菌治療を行っている。
T先生の息子さんもオーダー乳酸菌を作って摂取中でもある。
その後両親にあてた手紙である。

突然の文書失礼いたします。

私は、石川県金沢市で「アレルギー研究室 アトポス」を運営しております

赤嶺福海と申します。

先般、A様の診察されています「T先生」より連絡があり、A様のことをお伺いいたしました。生後間もなくよりアトピー症状が発生し、ステロイドホルモン剤の治療を継続され、自己勉強により「脱ステロイド」に踏み切ったことを知りました。多くの患者さんを見るにあたり、10歳という第二次性徴期での離脱の苦しさは、手にとるように判ります。しかし、この時期を越えるとさらに厳しいことを多くの経験から認識しています。

ノヴァ総合研究所からの連絡で、A様がオーダー乳酸菌の発注があったことを聞いています。その事で当方に利益が発生するわけではありませんが、私で何らかのサポートになればとキーボードを手にしました。

Kくんには、まだお会いしておりませんが、今までの会員の皆様方の状況を予想してお役に立てる内容を書き込みたいと思います。

Kくんとしては、生まれたときから自分の記憶には、「痒い」という症状は日常茶飯事であり、これが普通のことなんだと生活をしてきたものと思われます。しかし、この年齢になると、同級生と比較して自己を見つめるようになります。「何で自分だけこんなに痒いのか・・?」と、、段々、両親の治療進行に不安を覚えてくるのでしょう。寡黙になったり、反抗の言葉が出るようになってきます。常に「何で・・?」という思いが先に来るようになります。

この年齢になりますと、物事の分別がつくようになり、大人の言葉も瞬間に読みとるようになるのです。私どもも疲れた状態でサポートすると一瞬のうちに見破られます。もう、全てが理解できるのです。普通の子供に比べればご両親も多くの苦労もされたし、努力もしたし、勉強もしたし、多くのお金も使ったし、良い病院にも行ったしと、お互いの思いが大きく別れる分水嶺の時期となるのです。T先生の息子さんのアトピー奮戦もこの時期だったと思われます。

40年前には生後間もなくにアトピー症状なんか起きなかったのに、何で最近は3〜5人に1人がこの様になってしまうのでしょうか?・・と、みんな疑問に思っているのですが、頼りの医療業界は、、、「遺伝」と言い切ります。人間の「DNA」がたった3,40年で変化するのでしょうか?では、アトピーのお母さんからアトピー症状のない子供が産まれて、アトピーでないお母さんからアトピー症状の子供が産まれるのでしょうか?・・・この解決が出来ない限り「遺伝説」は壊れます。当方に来られるアトピーでないお母さんからアトピー症状が発症したお母さんからの聞き取り調査で判ったことは、「帝王切開での出産」「膣抗生剤の使用」「妊娠中の大きなストレス」「妊娠中の性交渉レス」と判断できました。ここから読みとれるキーワードは「産道」なのです。「妊娠中の大きなストレス」は、体内に大量の活性酸素が発生してミネラルや腸内細菌を大きく減少することがいわれます。腸内細菌と膣乳酸菌バランスが比例することから考えれば、産道と関与することになります。「産道」1点に絞ってその原因を究明することが出来ました。

無菌状態の胎児が初めて「菌と遭遇」するのは、「産道」なのです。この受菌状態によって「免疫」が確立されるのです。アトピーの直接原因は「免疫過剰」となりますので、受菌バランスが悪く「雑菌」中心を受けた場合は、腸管で毒素が分泌され、それを体内(血中)に侵入させると、「敗血症」となり生きることも厳しい状況となります。その対応として人間は、あらゆる成分や物質に対しての抗体を作るプログラムを持ち合わせています。その毒素には、通常アレルギー検査で表示される「IgE抗体」が関与して、異物反応すればその抗体は「痒み物質」(ヒスタミン等)を分泌して、大人でも我慢できない「痒み」が発生して、掻き崩し、感染、掻き崩し、感染という繰り返しにて、皮膚の崩壊が起きてきます。

当方ではアトピーのお母さんへの出産指導も行っており、「産道」をキーワードに指導すると80人中2人だけのアトピー発症となります。アトピーのお母さんという最悪の条件を元にこの処置をすると発生する確率が異常に少なくなるのです。

この事を基本にすれば、アトピー症状の根源は「腸内細菌」ということになりますが、多くのアトピー患者はその事を知ることもなく、病院での治療ガイドラインに沿って「ステロイドホルモン剤」を処方することになります。この治療が今のアトピー社会を形成していると言っても過言ではありません。現在、700万人の方々が、同様の症状で苦しんでいますが、ステロイドホルモン剤離脱の脅威に足踏みしているのです。それは、仕事であったり学校であったり結婚であったり恋愛であったり、、、等々、年齢がすぎればすぎるほど克服条件は狭まってきます。

さらに襲ってくる将来への不安と毎日の痒みとの戦いに、厳しい精神状態に襲われることも少なくありません。

人間は、食物を食べて生きています。それは、人間の体に必要な成分を必要な細胞に送り、各細胞がそれぞれの役割をして、体を動かすために食べているのです。では、人間が必要な約3000種類の成分を誰が作っているのでしょうか?今、体にはどの成分が足りないからこの食材を食べるのだ・・・と、われわれが意識的に行っているのでしょうか?、、人間の体が動いているということは、それが自動的に行われているから動いているのでしょう。その工場的な役割が「腸内細菌」なのです。腸内細菌は、300種類100兆個といわれる数が棲息して、それぞれの役割りをしています。大人では小腸が約8メートル、大腸が役1メートルと多くの役割(消化吸収代謝)を小腸がしていることになります。この事を重要視して、小腸に棲息する菌群を中心(当然大腸棲息の菌群も必要ですから配備させています)にバランスを取ったのが当方開発の「オーダー乳酸菌」です。この菌群にも「核」(DNA)があり、自己のDNAがベストと思えるから、この開発を手掛けました。多くの苦難はありましたが、多くの協力者のお陰で達成することが出来ました。

これら多くの菌群は人間の体に必要だから棲息しているのです。必要な菌群の減少は、体の働きに大きく影響を与えることは間違いありません。その小さなメカニズムはわれわれ人間では理解の出来ない仕組みでしょう。特に「エンテロコッカス」という菌属は、必要不可欠な菌群といえます。何故なら、人間の恒常性維持や自律神経に関与する「ステロイドホルモン」や「甲状腺ホルモン」を産生する菌属だからです。このアトピーもご存じの通り「ステロイドホルモン」を投与塗布します。抗炎症や各臓器の、各器官の正常化に関与している重要な生理物質だからです。他にビフィドバクテリウムやラクトバチルスなど、複合的に相乗効果をもたらす菌属も健康体のバランスにして菌調整しています。

当方で多くの方々に製造しましたが、この菌粉末を直接摂取するより、ヨーグルト化して摂取する方がより効果的だし、経済的だということも多くの経験から体験しました。手作りヨーグルトの菌と一緒に倍の菌量を添加して培養すれば、10倍の菌量となること、培養することで産生される「生産物質」(約1000種類以上と推測)が、体の正常化に大きく作用するものと予想しています。粉末摂取とヨーグルト化摂取では、スピードは大きく変わります。T先生の所で推薦している「ヨーグルメイト」と「保温器」でヨーグルトを作るときに、ヨーグルメイトの菌1包と「オーダー乳酸菌2包」を一緒に入れて作ってください。毎日3本摂取すれば400日で終了しますが、この方法だと800日分となりますし、菌数も10倍の摂取となるわけです。約3年分持ちますので、この期間内でアトピーは解決することになります。

上記のことで体に必要な成分は、通常の食生活をすれば出来ることになります。しかし、いくら成分が出来ても必要各細胞へ運べなければ解決はしません。この運搬役は「ミネラル」ということになります。T先生の所で「まが玉の精」か「キ・パワーソルト」を同時に摂取してミネラルバランスを合わせて、各細胞が正常になるようにする事です。(T先生にご相談してください)

Aさん、これだけでアトピーが完全克服するわけではありません。上記のことは、アトピーでない条件にする物理的条件だけです。アトピーでない方の体条件にするだけなのです。人間は、ロボットでもないしコンピューターのように条件整備すれば解決するものではありません。人間の頭では解決できない不思議な仕組みの中で動かされています。

人間は生物であり、植物や動物と何ら変わりはないのです。四季ある日本で生まれた以上、夏も冬も体験しながら生きなければなりません。外気温はプラスマイナス30度となりますが、体は常に36度を保つことで体は正常に働きます。植物も春に芽を出し花を咲かせ種を落とし、秋には葉を落とし沈黙します。多くの動物も春に活動を始め、種を落とし出産して秋には冬眠の準備をします。人間も同様なのです。冬眠はしませんが、体温を守るために代謝機能を活性したり低下したりするのです。特に春秋にその反転作業となりますので、症状が悪化したりすることが多くなるのです。体に重要な生理物質(ステロイドホルモン・ビタミンB群・酵素等)の産生量によって体は大きく変化します。これら生理物質は体に直接作用するからなのです。

体内には「体内時計」があるように、常に今の季節(日時)を把握するようにしなければ、季節によって生理物質が反転してアトピーの方は体が逆転することが多く見られます。これも自律神経が逆転してその季節を反対に受け取ることが予想されます。

Kくんは、毎日遅刻しながらも学校に行っていることはよいことです。毎日の地球からの信号をしっかり受け取ることが、春秋の信号を正常に作用させることに繋がります。学校で何かの支障があれば、当方のサポート依頼書(T先生のサポート依頼書が最高ですが)にて、学校生活のストレスを軽減させることもできます。特に思春期の学校生活は厳しいものがありますので、重要なポイントとなります。家に閉じこもったら絶対と言って良いほど解決(完全克服)から遠ざかります。

10歳・・もう物事の判断はつき、自分の思いでいろいろなことは解決できる年齢ですね。この時期は、自分の思い通りに体は動いてゆきます。「大事な試験があるけど、アトピー症状が悪化するのでは・・」と思えば予想通りに悪化してゆきます。逆に自分のアトピーを理解して「この時期まで良くなる、絶対に良くなる」と思い続けられれば、必ず良くなるのです。この「思い続ける」には、理論理解が重要になるのです。もう、その時期なので、それを理解できて行動すれば必ずよくなります。本人に、ノヴァから送付された「アトピー完全克服マニュアル」を熟読させて、克服の理論を会得させれば、克服に近づくことができます。もう、幸太くんの体は、本人が動かしています。どれくらい理解して克服の出口を見つけるかで80%は解決するでしょう。幸太くんから「お母さん、僕を生んでくれてありがとう」という言葉が出れば終了です。小さな時から、大人でも我慢できない苦労を毎日12年間続けているわけですから(途中ステロイドにて楽な時期はあったでしょうが、離脱の苦しみはその数倍のエネルギーがいりますのでプラスマイナスゼロです)、人を思いやることや、家族を大事にすること、祖先を大事にすることが出来る人間になるでしょう。今は途中ですが、逆に幸せの道に進んでいるのかもしれません。今の社会の常識は崩れているのも理解できるでしょうし、繊細な感性からどれが常識か、大人の非常識は理解できているものと思われます。

今は辛い時期でしょうが、必ずこの辛さはプラスになるでしょう。

「21世紀を担う子供達に健康な体と心を」をモットーに活動している小生としては、何としても子供だけは健康な体と心にし なければ、日本は変わりません。

                                           アレルギー研究室 アトポス  赤嶺福海