赤ちゃんのアトピーQ&A(乳児のアトピー)
自分の赤ちゃんがアトピーになるなんて夢にも思わなかったことでしょう。 ご両親は慌てて病院へ行き「すぐに良くしてもらおう」と思うのが普通です。しかし、赤ちゃんアトピーは病気ではないのです。生きる為にアトピー症状を発しているだけなのです。赤ちゃんは自分でアトピーを治す術を持っているのです。
氏名 = ○○くん
性別 = 男
年齢 = 1歳9月
身長 = 77
体重 = 10
お酒 = 飲まない
タバコ = 吸わない
飲料水その他 = ミネラルウオーター
病名 = アトピー皮膚炎
発病年 = 2010
発病月 = 6
治療 =
2010年6月~ ステロイド塗ったり止めたり 強さ不明 海外にいるため
2010年9月~ 体 アルメタ 顔 キンダベードほぼ毎日
2010年12月~ 顔 脱ステ
2011年1月~ 体 脱ステ
2010年11月~2011年5月 漢方 効果なし
2011年3月~脱ステ医 モクタール 効果薄い
1カ月前から、顔全体がジュクジュク、かさぶたの繰り返し。体中貨幣状湿疹。かゆみが強く、一日中掻くこともある。
住居年 = 4
ステロイド離脱経験 = 有
ステロイド中止(年) = 2011
ステロイド中止(月) = 1
ステロイド歴(月) = 6
ステロイド使用頻度 = 毎日
アレルゲン = 卵
◇ANS
○○○様
少し情報が少ないですが、これまでの同様の会員さんの統計から予想しながらの返答としますので、皆様の方でご判断してください。
2011年1月からの離脱ですから、今なお厳しい状況にはあると予想できます。すでに1歳となられていますので、掻痒行為も強く、掻き崩すことも多いことと思われ、その部位からの雑菌繁殖もあることから、痒みが止まらない状況になります。外部的の痒み原因は、空気中の異物侵入阻止によるものと、瘡蓋による神経の刺激により痒みも出ます。
そもそもこの症状の根源はなんなのか、そのことを理解して根源解決の処置にあたらなければ、改善には至りません。海外での生活もその情報収集や処置にも苦労されることでしょう。生後まもなくの症状であれば、出産時の免疫移譲が正常に行われず、不安定となりアトピーといわれる免疫過剰の体となったのでしょう。免疫過剰になる原因は、胃腸管内部のから異物が侵入するために免疫は過剰に反応しなければ生きてゆけないから、侵入した異物排泄を皮膚から行っているのです。排泄時には皮膚表面の異物侵入と同様に痒みを与えて掻き崩し排泄させます。
その異物侵入は、胃腸管内部の粘膜が正常な状況になく、アミノ酸レベルの分子ではなく、その一つ上の成分でも侵入できる粘膜環境にあるということなのです。生後まもなく母乳を与えていたとしたならば、母乳のタンパク質を必須のアミノ酸に変化できなく、中間のペプチド状態で体内に侵入するために、そのペプチドを異物と判断して排泄していたのです。母乳は連続で与えてゆきますので、その反応も連続でおき、排泄器官の肝腎機能は低下して、排泄に苦労することでオーバーしたその成分は、第3の排泄器官「皮膚」より痒みを与えて掻き破らせ排泄させてゆきます。そのために人間は「爪」があるのです。
免疫移譲が正常でなかったというのは、お母さんの産道で赤ちゃんは乳酸菌を受け継いで腸管で生育させ、人間が必要な成分産生や異物の侵入を阻止しているのです。帝王切開の赤ちゃんなども免疫過剰となることも多く、罹患率も非常に高くなっています。
また皮膚においても全て粘膜で覆われ、その上部には有用皮膚常在菌が生育して、腸管と同様に異物侵入の阻止と皮膚バリア構成をしているのです。皮膚上部も腸管内部も弱酸性となっており、中性に棲息する雑菌群やウイルスが生育できない環境つくりをしていることになります。
この基本が理解できれば自ずと治療の選択は決まってきます。医者は、この有用菌群の存在を無視して処置を行っているために改善には導けないのです。無視というより知らないのです。その構造を知らないで皮膚の専門家となっているのですから怖いものです。
私はこの症状を病気とは思っていません。生命力が強いために起きている症状なのです。何としてもお子様を改善させてください。上記のことから医者は信用できませんし、頼っても無駄です。(中にはまともな医者はおりますが)私は、この症状解決には、ご両親がいろんなことを理解して主治医であるべきと思っています。
下記に改善の理論などを書き込みますので参考にしてください。重複することもありますが重要な部分ですので、熟読されることをお奨めします。
すでに約1年近く、薬にて体を動かしているので、それを自力で解決できる身体にするには、相当の力が必要になると思います。「三つ子の魂百まで」と申しますように、一生の基本的プログラムは、3歳までに確立されます。この3歳は数えの3歳ですから、満2歳となるのです。しかし、このままの状態を進行するならば、成人アトピーの引き金となることは間違いありません。いま、この子が小学校に入学するまでには、普通の身体にして同級生との差を解決させ、ストレスを発生させないことが重要です。
「次代を担う子供たちに健康な体と心を」を基本に考えて活動を行っており、何としても子供だけは良くしなければ、この社会は大変なことになると思っています。
「何故アトピーになったか」「普通の子供と何処が違うのか」ということが、この克服の基本と言って良いのではないでしょうか。その差は、最初の菌摂取のアンバランスによる「腸内細菌」(乳酸菌群)バランスの崩れが引き金となっています。「免疫過剰」により、発生する「ヒスタミン」や「ロイコトリエン」等が痒みや血管拡張を引き起こします。この痒みにより、ストレスが発生し活性酸素となり、さらに、「腸内細菌」の減少・アンバランスを起こすのです。その継続が、更なる減少と「ミネラル」などのアンバランスをも引き起こすのです。よって、克服の基本は、普通の子供と同様な身体にすることが第1段階となるでしょう。できるだけ多くの種類と菌数を設定した乳酸菌摂取と痒みによって減少した「総合ミネラル」の摂取が必要でしょう。その解決がスタートラインとなるのです。その後は、お子様の持つ治癒力に賭けるのですが、症状の度合によって解決の期間は決まります。(子供は大人が思うように弱くはありません。逆に大人の数倍治癒力は強いと認識しています)
その皮膚症状によりますが、皮膚についての考え方は、皮膚常在菌を中心に考えて進行しなければ、正常な皮膚には戻りません。
腸管の内側は「体外」と考えるのですが、この表面にはびっしりと腸内細菌が棲息して身体を防衛したり、身体に必要な成分を作り出したりして、体内への侵入を防いでおります。皮膚の表面すべてにも、皮膚常在菌(有用菌)が、1平方センチ内に10の6乗個棲息して、正常な皮膚を保っているのです。また、皮膚表面はph5に保ち、雑菌群の棲息ができないように仕組まれています。いま、炎症を起こしている現状は、ph7となっており、空気中の雑菌群が棲息できる条件を保っています。特にワセリンや軟膏はph7となり、皮膚呼吸もできない状態となり、外部との遮断システムで反応しない環境を作っています。現在、雑菌群が棲息しやすい条件となっており、その部分に体液や水分があれば20分に1回の増殖となっております。30回増殖すると、1センチ四方の大きさとなるのです。いまの表面炎症は、殆どこれら雑菌群の繁殖による反応と増殖による炎症と考えられます。
これらを回避するには、雑菌群の排除を考えるのですが、皮膚常在菌の棲息をも考えて殺菌を考えるのです。それには、成分殺菌(イソジンなど)しないで、ph4で殺菌すると雑菌は死滅、皮膚常在菌は棲息できる条件となるのです。当方では、ph4ローションを推薦しています。また、上記の条件から、皮膚を乾燥させることが雑菌増殖を抑制することになります。特に、入浴し症部分のカサブタを強制的に外せば、体液が出たり、温度差による排泄作用が逆転して、異常な痒みが発生し、さらに掻痒作用にて炎症が広がり、感染条件を作ることとなります。
私は、厳しいかもしれませんが、「脱入浴」をお薦めしています。一般的な克服法からすればまったく逆方向のような気もしますが、上記の理論からすれば、一番早い解決方法と結果から判断しています。多くの子供がこの方法にて解決の道を見つけ、いち早く普通の生活に戻っています。(あ、押しつけではありませんよ)日本の常識からすれば全く逆となりますが・・・。
それから、ステロイド剤はこれからは一切辞めることです。学生や社会人にはこの様な方法はとりませんが(廻りに対するストレスが薬の悪より上回るため)、子供であればできるだけ早く外し、克服までの期間を短くすることです。ステロイド剤の副作用は、すでにご存じと思いますが、精神的にも肉体的にも人生においても大きな影響を与えます。
すべて薬を切り捨てて、自分の身体で解決させることが重要と判断します。人間は、ロボットではありません。何処が悪いから切除したり、誰にでも合う成分で体を動かしたりすれば、当然、身体はそれ無しには生きてゆけなくなります。
動物や植物とメカニズムは一緒なのです。季節があり温度があり雑菌があり、・・・少しの変化も逃さず、生きてゆく術を自力で行っております。時計やクスリもありませんが、自力で解決しているのです。人間もその様にできているのでしょう、今まで多くの方々は、薬無しで解決できているのです。それは、この自然を理解して、朝起きて、夜寝て、ご飯を食べて生きているのです。その事が正常にできないからいろいろな症状が出てくるのでしょう。その原因は、薬による影響は大であり、自然の環境とそぐわない条件を作っているためと思われます。
下記にこれまでの方々への指導内容を書き込みますので参考にしてください。
①腸内細菌の調整を行う。(乳酸菌の摂取)※発症の原因は、受菌バランスが狂ったために発症なので、ここの調整は不可欠となる。子供に乳酸菌を摂取させる。
②ミネラル調整を行う。
※ここも発症の原因解決が目的。(痒みによりミネラルバランスが崩れるため)
③皮膚phを弱酸性にする。※皮膚バリア機構は「皮膚常在菌」にあるため、これらの有用菌を正常に棲息させれば皮膚も正常となる。「四輝水」というローションにて皮膚PHを安定させ雑菌を防ぐ。
④皮膚を乾燥させる。※アトピー症状での大きな問題は「感染」にあります。この感染には水分(体液は感染の最悪条件)が必須となり、患部を絶対に濡らさないことが早めの解決に効果を示す。風呂に入らないことが早く良くなる秘訣です。(病院では清潔にするため入浴を充分してと指導・・逆)
⑤母親といつも密接にしておくこと。※子供は母親をいつも頼りにしており、母親が遠ざかると不安で仕方ない。辛いときは常に近くにいて安心させることが重要です。少し長い克服期間を自信を持って進行することが、子供を安心させることとなります。母親の「抱っこ」は最高です
⑥母親をいつもサポートできる父親の理解が重要となる。※毎日24時間子供のそばにいて辛い状況を見るに当たり、「本当に良くなるのだろうか?・・いっそ、クスリを塗って楽にさせた方が・・」と言う気持ちが必ず来ます。この時に一緒になってがんばれる言葉やねぎらいが重要となります。子供の克服にはこの行為が一番重要となります。
⑦毎日外に出すこと。※人間も動物も植物もこの自然環境の中で生きており、その季節や状況によって毎日身体は変化しています。その変化を性格に受け取ることが、常に一定に出来る身体となり
ますので重要な行動です。暑いときも寒いときも常に36度一定の身体にしなければなりません。生まれて初めての季節を1年間経験しますので、春秋に変化は現れます。冬
と夏の環境は逆転しますが、それでも同条件の身体を維持するためです。(車でも構いません)
⑧自信を持つために面談が必要です。※これで本当に良くなるのだろうか?この指導者の考え方や人間性はどうなのか、信じて良いのか?・・また、指導者の判断も確信の1つとなるでしょう。
→アトピー完全克服法(生後まもなく発症)
→アトピー完全克服法(1~2歳発症)
→アトピー完全克服法(3歳~第二次性徴期発症)
→アトピー完全克服法(第二次性徴~成人発症)