atopic主催 第18回アトピー性皮膚炎講演会に参加して
あるアトピー団体からのリンク掲載依頼で知った今回の講演会。
日本の脱ステ医総揃いの講演会だ、 行かざるを得ないだろう。思い立ったら直ぐに行動・・・予約なしなので早めに行かないと入場出来なく なるということで、前日から近所のホテルに泊まり早めの受付とした。
平成24年2月12日10時より始まるため、9時にホテルを出発して席を確保した。が、半分以上余っていた。全ての講演を聴き各先生方の考え方を確認しなければならないと、瞬きせずに聴き入った。
■隅田さちえ 医師 体重の増減が症状の差となる
1歳までの最大成長時に頭が拡大するために皮膚の増殖が追いつかない。
低たんぱく質・・・<何故なるのか言われない>
成長しているのでしっかり食べる・・・<食べ過ぎには要注意と思うが理論違い>
風呂に入れば皮膚が壊れる、脱保湿でよくなる。
<全体的理論は違う。こじつけ理論となっている。根源が見えない。>
<10数年前にお会いしたときと何ら代わり映えのしない理論でした。>
■佐藤美恵子 医師 大阪堺 13年前佐藤小児科開業
食べること 電解質ナトリウムが異常に低い
食物検査はしない 食べてみなければわからない。
アナフィラキシーショックは、蜂刺されの10分の1である。
放っておけば治る・・・<理論なし メカニズムなし。>
思い切って食べさせましょう。
掻かせましょう。 <何のために掻くのかメカニズムなし。何故痒いか判らない。>
外で遊ぼう・・・<この意味も説明なし。 理論なし。結果論。><自然の磁力線の存在が話せない。>
ステロイド治療に完了者はない。と皮膚科学会の大家先生が講演の質疑で答えたらしい。 ステロイドエンドレス治療。
母乳は3時間空ける。 たんぱく質を多めに与える。
<何で?電解質ナトリウムのため?・・・困ったぁ>
■きらきらぼし 渡辺女史出前料理
①和食中心 5分つき
②出汁は いりこと昆布
③魚・大豆。豆腐 肉 ④ぬきご(ぬか・きなこ・ごま)
⑤薄味にしない 大人と合わせる
⑥1日1回酢物を取る
食事は楽しく、互換の全てを使い楽しむ 手づかみで食べさせる
日中は外で遊ぶ おにぎりの食事が最高
母親と子供はつながっている。
<この先生は保育園での料理指導者だが、、、、お医者様よりよく理解している。>
■藤澤重樹 医師
<この先生とは初めてお会いしたが、思っていた雰囲気とは違っていた。
もう少し理論派で、理路整然と物事を進める方と思っていたのだが、結論があってこじつけの説で自分の治療を正当化しているような感じがした。>
確かにステロイドの影響で、ステロイド皮膚炎は増えてきた。
アトピーが増えるのはステロイドの問題さ。
2008年 710万人
自分のところでの克服率は90%以上となっています。
自然に合わせて手堅く治す。
<感想・・・セミナーは下手ですね。整理できていなく、あちこち話が飛んでつながらない>
◆体験者報告が3件あり質疑応答となった。
①生後7ヶ月の赤ちゃんのお母さん。夜はミトン・ひじっこをして寝ている。
横浜に同じ系統の先生はいませんか?
ANS:横浜駅そばに「吉澤皮膚科」がある。当方とは少し方針は違うが・・。
ANS:ミトンなどはずして自由にしてストレスを抜いてください。(佐藤美津子先生)
②3歳の娘さん、アトピー・喘息でステロイド吸入しており、心配です。
ANS:メーカーに協力的な先生が多く直ぐにステロイドを出しています。困ったものですが、各先生方の意思で進行するしかない。(佐藤美津子医師)
ANS:ガイドラインにはエビデンスなどないのです。食欲があればステロイド使用する必要はない。当方のHPを確認ください。(佐藤美津子医師)
ANS:脱ステのサポートは・・・・自然に戻す。(藤澤医師)
③3ヶ月娘に湿疹、がーぜをした方が良いか否か。
ANS:感染しているか否か菌検査して陽性の場合は薬剤使用する。ガーゼは瘡蓋と一緒だから・・・ティッシュとかコットンなどの薬剤のついているものは使用しないこと。ガーゼを一度洗って使用しましょう。
12:30休憩となったので、浅草寺境内へ入って、人の多さに驚いた。何処からこの人数がやってくるのでしょう。スカイツリーも浅草寺境内からしっかり見学できる、いいスペースですね。お腹も空いたので、そばの喫茶店に入った。おばさんの大きな声と音楽のないお暇な店だったが、そのおばさんが経営者だった。、、チャーハンセットを頼んで、「すみません、コンセント貸してくれませんか?」とお願いすると、即答「電気量が足りませんのでだめです」って。空気が澱んだ。なるほど・・・でしょう。こんな良い場所で一組もいない店・・・なんだかなぁ。と気分悪く運んできたウエイトレスも60歳過ぎだろう、テーブルにポンと斜めに料理を置いて、何も言わずにまた先ほどの席へ・・。空気悪し、一口食べて吐き出した。ゴキブリの味がした。900円払って・・・去る。隣のラーメン屋へ入り500円のラーメン、、、旨かったぁ。
ってなことで、午後の部へ、、、この講演を目的に高いお金を払って来たのだからと、構えて聞き込んだ。
■佐藤健二 医師の話。
ステロイド剤処置の中止後は、他の部位にも症状が出る。ステロイドは麻薬なのだ。そして、プロトピッ クも問題の薬だ。・・・と、その理由がない。結果的にそうなんだ・・と、勉強を重ねている患者には腑に 落ちない感じがしたであろう。
当方の多くの患者は、脱ステし保湿することでさらに悪化する。その理由もない。保湿とは、軟膏、ワセ リン、ローション、布団、風呂、日焼け止めも保湿という。
水分を過剰摂取すること、浸潤液をぬぐう事も問題だ。
当院の改善率は98%である。他と率が違う。
皮膚科学会の人々は本当に問題だ。
治療率の変化 2002年まで83% →2011年20%・・・何処で出ている数字か判らないが・・・。・・・と、20分の時間で終了した。ポカ~ン・・・。という感じ。
脱ステ、脱保湿のメカニズムが何も理解できなかった。
そうかぁ、これが脱ステ日本一の先生がたかぁ・・・酷いものだなぁ。何も理解できてなく、結果だけを頼りに闇雲に突き進んでいるんだなぁ。患者さんから質問されると困るだろうにねぇ。文章1枚作れば説明など要らないのに・・・僕が教えてやろうかぁと、前に出たくなったが、自分のお金ではないから、やめておいた。
その他、こうのす共生病院の水口聡子先生の講演と患者体験発表で一応の終了となり、まだ納得でき ない患者さんから何点かの質問があり、先生方が代わる代わる言いたい事述べていたが、ブラックボ ックスが理解できていないので、辻褄が合わない説明となった。
最後に、離脱成功された方から、自分の経験も含め「この講演会は良いと思います、ただ、簡単にステロイドを外すのは良いけど、その後の 処置は誰がしてくれるんでしょうか?先生方が責任もってサポートできるんでしょうか?」と辛辣なご意見に、困られていたようでした。本当の理論を理解できていない方々では、その対応は出来ないでしょう。頑張れ頑張れしか言えないでしょう。恐ろしい数の方々が困っているのですからね・・・先述したように厚生省数字で2008年で700万人を超えているんですからね。そして、先生方の統計数字は200人前後の統計報告ですし・・・だめでしょう。
と、この講演会の費用負担や彼らの考え方、HPから察した結論は、この講演会やHPを通して、患者集客と売名の目的としか考えられなかったのは自分だけだろうか?
会場費や印刷代、食事代、交通費等々、本来であれば50万円は必要となるであろうが、団体ではそんなお金は一切出せないだろうし、誰かが負担しているのでしょう。会場での動き方から見れば藤澤医師・佐藤健二医師の負担のようであったが間違いか。
そうか、彼らの本音はそこにあり、多くの患者を呼び込むためにあり、本心から困っている患者を助けようという感じではなかった。首をかしげながら退場する参加者が多かったのは、そのことに気がついた人達だろう。
何だかすっきりしない講演会ではあった。時間を浪費したと思ったが、この日本トップの脱ステ医師たちがこの程度ということが判っただけでも良かったのかもしれない。
→アトピー完全克服法(生後まもなく発症)
→アトピー完全克服法(1~2歳発症)
→アトピー完全克服法(3歳~第二次性徴期発症)
→アトピー完全克服法(第二次性徴~成人発症)