投稿した人:トーマ on May 16, 19101 at 04:45:59:
どうみても、ステロイドを使っている人よりも脱ステロイドを
一生懸命しようとしている人をくらべると、脱ステロイドを
している人の方が、心理的にも体調的にも悪い気がします。
例えば小さい頃からアトピーの人はずっとステロイドを使ってきたのに
ステロイドはあぶないと聞いたとたん、恐いという恐怖、不安の
ストレスでさらに、アトピーが悪くなっている気がします。
得に、この脱ステロイドをする人は、昔からアトピーに悩まされて
来て、成人して、仕事を始めて、自分の責任の重さにストレス
を感じて(自立する事)アトピーが悪化したため、これはステロイド
の副作用だとか、考えだして、悪くなっている上に薬もやめるもの
だからよけいに悪くなる。
何十年も使ってきたのに、いきなり悪いと聞くなり、やめてしまうのは
どうかと思います。
私はこのような時期のアトピーの悪化はステロイドによるものだとか
それの副作用だとは思いません。
これはたぶん心の問題なのです。
自分一人でこのアトピーをもちながら、生きていけるのか?
社会に放り込まれて、自分の生活の管理や、目の前におそってくる
いろいろな責任、女の人ならば結婚やら、子供はどうしたらいいのか
そのような沢山の自分一人にかかってくる、生きるという重みが
わかってくる、乗り越えなくてはいけない時期のせいなのだと
私は思うのです。
これを簡単にステロイドのせいだとか、副作用のせいだとか
いってしまうのは、よくないと思います。
簡単にいえばすべてをアトピーのせい、副作用のせい、ステロイド
は危険だから脱ステロイドをしなくてはいけない、そうしないと
何もできないと考えてしまうのは、危ないのだと思います。
本当にそんなにステロイドは危険なものなのか?
どんな薬にも副作用はあります。どんなものにだって、良いところと
悪いところがあるのは、あたりまえの事です。
もしそんなに危険なステロイドならば、小さい頃から何十年も使って
いた人の身体はどうなっている事になるのでしょうか?
どう考えても、死にはつながらないアトピーが、脱ステロイドをして
いる人には、その薬を使うと死んでしまうかのように恐れるその
恐怖感こそストレスの元だと思われます。
例えば、もし誰もステロイドが危険だなんて、言わなかったら
使っていたでしょうね。
もし一生使っていたとしたら、どうなったのでしょうか?
そこまで、日常の生活を壊してまで、毛嫌いする理由につながるので
しょうか?
副作用といわれますが、どこにその証拠となるものがあるのでしょうか?
わかりません。
それをどうなって、見極めるのでしょうか?
痒いのを止める薬、その薬を止めると痒くなるのはあたりまえだし、
それにその薬をやめよう!やめなくては危ない!と心にストレスを
与えながらでは、アトピー
が悪化しても、仕方ないような気がします。
まず、薬を止める前に、自分の生活をもう一度見直して、
運動して、体を鍛えてから、薬を止めると考えた方がよいような気が
します。
何十年も使ってきた薬を、何も用意なくやめて、そんなに簡単に
直るはずがありません。
脱ステロイドが始めにくるのではなく、(大体、今までずっと使ってきた
のですから、今日明日止めたところで、たいしてかわらないと思います)
まずは、きちんとした生活、自分の人生にきちんと向かうことが
先決なのです。
もし脱ステロイドをしている人で上手くいかない人は、あまりに極端
で、考えなしだと思います。
あせらず、じっくりと考えて、それから実行です。
ステロイドが危ないと聞いたとたん、薬をやめてしまうのは、そちらの
方がステロイドを使っている時よりも危険な事だと思います。
すべてを一気にかたずけてしまおうなんて、思ってはいけません。
たぶん基本的なところさえも、きちんと出来ていないと思うからです。
それが一番大切であり、困難な事です。
毎日続けるもの(運動、食事、ストレス)を身につけてから
脱ステロイドをした方がよいのではないでしょうか?
けっして、その後でも遅くないと思います。