お返事ありがとうございました。


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投稿した人:赤耳ポスト on December 11, 2002 at 13:03:37:

返答: 無学で・・・回答になっていないかも 投稿した人:赤嶺福海 on December 09, 2002 at 23:41:01:

お返事ありがとうございました。
なかなか誤解されてしまったところも多いのですが(笑)、
きちんとお返事いただけてよかったです。

まず分かっていただきたいのは、
私は『医療業界関係者』ではないのです、ということです。

: 医療業界におられればお判りでしょうが、

とか、

: 表現的には感心しませんが、ま、平等に返答しましょう。

というようなコメントは、きっとそういうところの誤解から出ているのだと思います。
たぶん、私が本当に医療関係者でないとお分かりになられたら、
そんな言葉は使わないだろうなあ、と思っています。

私は10年間、専業主婦として主人のアトピーでともに悩み、
自分が(日常生活の『お世話』はできても)
精神的には離脱期の主人をちゃんと支えきれないという限度を感じて、
「健康な人間の精神を押し付けてもダメなんだ」と考えて、
(児童福祉の勉強をするために大学入学を決めた時、児童福祉関係の授業と一緒に)
心理療法関係の授業も選択したわけです。

『机上の心理学』と書かれてしまいましたが、
私は(高卒の赤嶺さんどころか)『普通高校すら出ていない』、ホントの無学です。
机に上げようにも、机がないような(笑)そういう状態です。
私のことを医療関係者だと思い込めばそういう表現は
ぴしりと効きそうですが、、、。

とにかく、この10年の主婦生活(実践)があって、
いまようやく勉強(理論)に入ったところなのですが、
どうも、「医療関係者がカウンセリングに文句をつけに来たな!」的な敵愾心で読まれてしまうと‥‥
ただの主婦、配偶者のアトピーで悩むただの一人として、残念です。
私が心理療法の勉強をしていると書いたせいで

: あなたのご主人のカウンセリングをしたいと言うことではありません。
: 間違ってカウンセリング希望があってもお断りいたします。

と断られてしまうのは、主人にとっては本当に、、、言葉にならないほど残念なことだと思えます。
簡単なメールの誤解だけで、そう言われてしまうこと、怖いですね。
(主人も会社からここのHPを見ているそうです)
これではまるで、私が勉強さえしていなければ構わないようで、、、哀しいです。
主人を支えられる人間になりたくて始めた勉強が、
主人の治療の可能性を狭めるなんて、本当に、、、予想もしませんでした。


え〜っと、前回の質問でお聞きしたかったことは、
ヨソがいかに『無知』で『理論がない』かではなく、
そういう理論に精神的についていかない(頭で理解できても、
心がついていかない)相談者に対しても、
カウンセリングしてもらえるのでしょうか? ということです。

: 彼らは良くなる理論が 重要となるのですが、行動が伴わなければよくなりません。
(中略させていただきました)
: 結果、少々難敵な方はいますが、継続できている皆様は本人が描いたとおりに克服してゆきます。

という理性的な正論は、HPを見ていても伝わりました。
ただ、その理論に心がついていかない、
自力では前向きな気持ちを保つのが難しい、
継続するのに助けが必要な『おちこぼれ』的な人にこそ、
カウンセリングでの支えが必要なのではないかなあ、と思うのです。

たくさんのアトピーの方々
(特に思春期以降もアトピーの、長期で重篤な人)にとって、
前向きな気持ちを持ち続けることがどれほど難しいかは、
明らかですよね。
好きな人から「汚い」と言われたことや、
絶えまなく掻き続けるのを「気持ち悪い」と言われたこと、
「ブス」だと自分でも思うようになること、
親に迷惑をかけているという負い目、
兄弟の中で自分だけが出来損ないなのではないかという引け目、
普通に働けるような『マトモな人間』にはなれないのではないかという絶望感、
人の目が怖かったり、傷つけられたたくさんの経験が
いまの劣等感に繋がっていたり‥‥

これは主人のことではないのですが、
ある人は薬の副作用で白内障になったというのに、
親が「学校を卒業するまでは薬で症状を押さえて、
とにかく勉強して」というのをいまも忠実に守り、
薬の害を知った上で(私がどんなに言っても)使い続けています。
この人にとっては、薬の害という理性的な問題よりも、
親の期待を裏切ってしまったら(こんなアトピーの子供は)
親に見捨てられるかもしれない、という恐怖のほうが強いのだそうです。

この人に対し、「あなたのその考え方は‥‥」とか指摘しても、
「こう考えればいいんだよ」とか指導しても、
「そんなふうに考えられない自分はやっぱりダメな人間なんだ」と自分を責めるのです。
こういう時、「なぜ」に答える理論の理解は、頭ではできても、、、
心の理解は、、、支えがないと、難しいものです。
そしてその『心の理解』こそが、意欲や希望に繋がるのだと思うのです。

(理論が重要ではない、というのではありません、
 その理論を本当に理解し、実践するために、
 長年培ってきた劣等感などのケアが重要と思う、という話です)

親が治療の主導をとれる小児アトピーと違って、
思春期〜成人以降のアトピーの場合は特に、
「理論に心がついていかない」本人のカウンセリングが重要なのではないかと、
主人を見ていてそう思い、カウンセリング重視で治療法を探しています、
と前回書いたわけです、、、が。

: わが夫への愛情を真剣に見つめれば、あなた自身が良くできなければおかしいのです。

というコメントは、、、怖いものです。
アトピーに限らず子育ての場面でもこういうことはよく言われます。
「子供を愛していれば、お母さんならできるはず」。
そういう言葉が『できない』お母さんを苦しめるし、
離脱期に荒れる主人を精神的に支えきれないことを
妻の努力不足とされてしまう。
これを逆にすれば、
「アトピーでどんなに辛くとも、妻への愛を真剣に考えれば、あなたが妻を支えられるはず」
、、、でも私はこの10年で、
人の心はそれほど単純な理屈ではないと
自分の身を持って思いました。


赤嶺さんは医療関係者と聞くと(過去の掲示板でも)論争体勢に突入されるようで、
それはいままでに「アトピービジネスが」とか、医療関係者から
いろいろ言われてきたことからの拒絶反応だろうと思いますが、
「こいつ、医療関係者かも」と思っただけでこうなってしまって、
私のせいで主人のカウンセリングを断られてしまったことは、
本当に残念でした。

、、、最後に、主人がここを見ていたら、主人に。ごめんね。





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