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返信2006/11/09 10:37:41 赤嶺福海 Re: はじめまして。質問です atopinaosu様 この掲示板は、出来るだけアトピー相談ということで進行したいと思っていますが、 いい機会ですので、ご質問にお答えいたしましょう。 1.ステロイドは体脂肪に蓄積する。よってそれが完全に排出されない限り、ステロイド皮膚症は治らない これについて先生はどういった私見をお持ちでいらっしゃいますか? ◆ステロイドホルモンという成分は、基材がコレステロールですから、体内滞留が長くなると当然酸化されるでしょう。自己のステロイドホルモンにおいても同様のことが言えますが、特に自己記号のない外部からの処置で侵入したフリーステロイドは、特に早く酸化するものと推察できます。酸化物質は、交感神経を緊張させ、血流のうっ血や夜の睡眠まで奪ってしまいます。さらに、抗原抗体反応を促進させる顆粒球が激増して炎症範囲を広めます。これがステロイド皮膚炎の正体でしょう。この炎症を止めるにはさらに多くのステロイド剤を使用しなければ一時的には収まらないでしょう。そのステロイド剤が役割を終了して酸化すれば、さらに広範囲の炎症が起きることになりますね。交感神経優位で動く体は、緊張感が長すぎるために経過とともに不安や先の見えない絶望感などにおそわれることが成人の対象者に多く見られます。 酸化されたコレステロールは、排泄機構の肝臓や腎臓にも影響して、不要成分の排泄がし辛くなり、最終的には第3の排泄機構皮膚より排泄されることになります。そのシステムは、「痒み」を与えて皮膚を掻き崩して排泄することになります。皮膚の柔らかい部位が破れやすいので、四肢の内側に痒みを与えることが多いのです。酸化された部厚い成分がその部位から出てゆくときに盛り上がった「像の皮膚」現象が起きるとも推察できます。排泄が終了すると、徐々に真皮、表皮構造が安定して普通の皮膚へ戻ってくるのでしょう。 2.深谷医師のステロイド離脱について 彼はこれといって乳酸菌や皮膚常在菌について着手していませんが、「リンパ球」と「自律神経」そして消毒において治療を行っていました(過去形なのは彼は臨床医を去ってしまったためです) 彼とアトポスの治療の共通点や交差点(違う事)とかございましたらコメントお願い申し上げます。 ◆深谷先生とは、当方の掲示板や他の掲示板などで討論は繰り返してきました。しかし、折り合う点はありませんでしたね。ただ、ステロイド剤の使用否かについての結論は一緒でした。でも、目的は「克服」のはずなのですが、その方法も判らずに行動(本出版等)を起こしたために、パニックが起きたのです。最初は知名度が上がったのですが、その後の患者のいろいろな苦言に耐えられなくなったのと、医療業界、行政の多くの方々からの苦言も含めてストップせざるをえなかったのだと思います。リンパ球とか自律神経を人間が触っても到底解決できるものではありませんし、そんな簡単な仕組みにはなっていません。 今どうしているのか、、、形成外科の先生でおられるのを確認した以後、確認しておりません。学会やセミナーで数回お会いしましたが、彼が患者700万人の先頭に立てる理論とパワーは感じませんでした。(あ、私も一緒ですが・・) その時期、一緒に活動していた反ステロイドを唱えるお医者様にもお会いしましたが、改善治療には程遠い方々でした。皮膚に有用な菌が棲息していることを知らないで治療を考えるのですから無理な話です。ただ、一つ近かった方法は「ガビガビ療法」という脱ワセリンの方法でした。 「絶対、この子を良くしてやる!」という迫力と理論が必要なんですね。 結果には必ず原因があるのです。 3.漢方治療について 先生の日記に詳しく書いてあると、どこかのコメントで拝見したのですが発見できなかったので先生の意見をお聞かせください。 ◆漢方薬をもってアトピー治療を行われている先生が何と多いか、、、、近所にも数人のツムラ漢方を使って治療を行っている先生がいます。親しい先生の治療室での一場面を紹介しましょう。(同席していました) ※夜の釣りの仕掛けを作りながら・・・・患者が来院する。 患者:「お願いします」 先生:「あ、、どうも、、奥のほうへ・・」「あ、、看護婦さん処置してあげてぇ」 ※3分後・・・相変わらず先生は私と話しながら、、、 看護士:「先生、○○さん、、この前の薬合わなかったそうです・・」 先生:「あ、そう・・・」 ※ツムラの薬辞典を確認しながら・・・ 先生:「じゃぁ、、43番に変えて・・」 患者:「ありがとうございました」 ※おもむろに不信感を持って帰っていった 私:「先生、、こんな治療で大丈夫なんですか?」 先生:「いやぁ、、いいとは思っていないけど、アトピーは判らないんだよ、 医師会の方向もあるし、異端児になれば生活できないからね、、まだ、漢方は 許される範囲だから、、、ステロイドでは患者は来ないからね・・」 ・・・・こんな会話がある皮膚科で行われたのです。これは酷い例でしょうが、多くの皮膚科の診察室では遠からずこのような状態でしょう。 話は変わって、、ステロイド剤って何から作られているか知っていますか?薬屋さんでも知らないのです。それは、山芋なのです。また、羊の毛を洗うときにでる脂肪から作るのです。ホルモンの基材なのです。これらについている糖鎖を外して作ることになります。 漢方薬でアレルギーに良いとされる漢方素材の多くは「根物」です。土の中で育った素材を使って、微生物などで糖鎖を外して薬とすればステロイド様機能をすることになります。しかし、100万分の1gで作用するステロイドをあまりにも大量に入りすぎ、不要成分を排泄するのに多くのミネラルや酵素を使用するために排泄器官である肝臓や腎機能は著しく低下して、先と同様に第3の排泄機構「皮膚」より排泄することになります。あまりにも大量なために漢方治療を行った方々の多くは、背中から排泄することが多く、貨幣状の湿疹が多く見られる。これは、殆ど肝臓機能の低下と考えて良いでしょう。 アトピー改善には「肝腎機能」の活性が必須条件なのです。その条件を壊して、成分の効果だけに頼る処方はステロイド治療となんら変わりはありません。漢方の先生に「この薬のメカニズムを教えてください・・」といっても答えられる先生は皆無です。中国4000年の歴史だぁ〜かもしれませんね。 少し言い過ぎたかも・・・・ま、偶にはいいか。 あ、、atopinaosuさん、これまでにしてね、、、いろいろ進まないから。 |