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返信2007/02/08 16:23:24 赤嶺福海  
Re: 1歳1ヶ月になる子供と私のアトピーについて
りな様

まず、お子様の症状についてですが、このままの進行では改善することが出来なくなる可能性があります。お子様は、まだ正確に伝達する方法が出来ませんので、直ぐに苦しみを解き放ちたいとご両親の判断で小児科や皮膚科に行くことになります。皮膚科や小児科の看板を標榜していても、誰一人根源的な解決を出来る医者はおりませんし、その理論もメカニズムも理解しておりません。特に皮膚科医は、医者の中でも最低レベルの医術なのです。だから、総合病院においても標榜場所は一番下なのです。

ご報告の医者は駄目です。お子様の体を崩すことは出来ても解決できることはありません。

まず、1ヶ月からの湿疹と6ヶ月の症状から、おそらく免疫過剰(アトピー性皮膚炎)と推察します。その根源は、外から侵入する異物を排除するという作用が異常に強いことになります。ただ、異常というより、実際に侵入しやすい環境にあると言うことなのです。異物の侵入口は「胃腸管」と「皮膚」です。当初は、胃腸管の影響で、侵入した遺物を外に追い出すために、排泄器官では間に合わずに、第3の排泄器官「皮膚」から追い出そうと、柔らかい部分などを突き破って排泄する症状が「乳児湿疹」です。また、それでも解決できない場合は、「痒み」を与えて皮膚を掻き破り排泄させます。体内の異物排泄のために「痒み」が発生するのです。また、肝腎機能低下も大きな原因ともなります。肝臓の悪い人に痒みが来るのはこのためです。

痒みによって掻き崩された皮膚は、空気中に浮遊する雑菌群にも襲撃されます。その菌増殖によって、増殖時に産生される分泌液(毒素)が体内に侵入しないように、さらに「痒み」を感知させて掻き削るのです。

胃腸管、皮膚から異物の侵入しない環境つくりをすれば良いのです。そのバリア機構には全て「微生物」が関与していることを知ることが重要となります。胃腸管も体の中にありますが、実は外となります。食べ物や水など口から浸入するものには、多くの雑菌や不純物が含まれていりますが、体内によいもの悪いものを振り分けて摂取しています。その壁面には正常であれば300兆個という膨大な数の微生物が棲息して、選別しているのです。さらに、脳からの信号を受けて必要性分を作り、必要細胞へミネラルを介して運んでいるのです。この微生物群は、体に必要な全ての成分を作るといって過言ではないでしょう。いわゆる、人間内の工場なのです。この工場が正常に動かなければ、必要成分が作られず、どこかに異変が起きてもおかしくはありませんね。この正常化が、健康の基本ともなるのです。この調整は、体の根幹を正すことになります。体全体を健康にして結果的にアトピーを改善させる方法ですから再発はないのです。

皮膚においても1平方センチ当たり100万個以上の微生物が棲息して、外部からの異物侵入を防いでいます。また、皮膚バリアに隙間が開いたときは、自己の力で皮脂膜をつくり侵入を防いでいるのです。その皮膚に棲息する微生物が生きられるphは、「5」前後となり、軟膏やワセリンで保湿すればphが上昇して、塗布部分の皮膚に棲息する微生物は死滅して、さらにバリア機構は維持できなくなるのです。皮膚保湿は出来るだけしない方が改善には重要なポイントといえるでしょう。

さらに、不潔感は感じますが、「脱入浴」される方が、改善には有効と推薦しています。フロ浴槽の浸透圧によって、炎症部位の状態は、空気中の雑菌群の感染条件となり、増殖をすることでさらに痒みが出て炎症範囲は広がることになります。また、体温上昇によって代謝機能の落ちたアトピー症状の方は熱を放散することが出来ません。よって、風呂上りに異常な痒みが出る方が多いようです。
上記の2点を避けることだけでも改善スピードは上昇するでしょう。どうしても、ということでしょうが、その時はシャワーで体を洗い、蓬水処理して解決させましょう。

お子様は、1歳を超えられております。私の今までの経験から良くなることは間違いありませんが(いろいろな条件整備できれば)、この年齢になると、時間のかかることがあります。これは、赤ちゃんが自我に目覚め、本能で行動をすることで、内面的には解決しても見た目解決していないように感じられることがあるからです。皮膚調整も重要なポイントとなるでしょう。保湿は絶対にしないことです。そして、皮膚常在菌の存在をしっかり勉強して、その菌群にやさしい処置方法を選択されるべきと思います。

食物アレルギーにおいては、前述のように胃腸管調整によって解決できるのです。胃腸壁面に隙間がなくなり、微絨毛の活性で侵入はなくなり反応は起きません。ただ、卵白だけは少し時間を要しますので、徐々に少量づつ調整することです。あまり急激に摂取させないようにしましょう。

2〜3年は要するかもしれません。しかし、半年を過ぎると急激には良くならないにしても、悪化状態の落下度は少なくなると思います。基礎条件整備までは、いろいろと良否の上下は激しいと思いますが、、、、。
親として、健康な大人にする使命から頑張り続けるしかありませんね。

あなたのことですが、もう長年の経験から直ぐに解決できないことは予想できると思います。とにかく、ステロイド剤という存在の可笑しさと、その薬の恐ろしさを一度知ることが重要です。

条件つくりは、お子様に書いた内容と一緒です。大人ですから、あなたの考えで体は動きます。しっかりと、基礎知識をマスター(HPや当方の著書などで勉強してください)して、「良くなる!」という核心の下に一歩一歩前進することです。第2子をお望みのようですが、少子化の今、国民として重要なことですし、女性として素晴らしい行動です。とは言っても、体つくりをしっかりしてアトピーの子供とならない基礎条件を作り上げてください。

親として、子供さんを健康な体にすることが使命ですから、母親だけを頼りに生きているお子様を抱きしめていつも安心させることが必要です。抱っこをして「大丈夫、お母さんが必ずよくしてあげるから!」という無言の言葉が体から出るように、しっかり理解することが重要ですね。また、この療法には「ご主人」の力が必要となりますので、協力し合って出来るだけ早く健康な幸せな家庭をお築きください。

取り急ぎ、基礎部分を・・・・。
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