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返信2007/02/08 13:19:04 赤嶺福海 Re: はじめまして。 ミック様 思春期となり、身体も大人の身体になって、皮膚に炎症が出来ることは厳しいことでしょう。炎症度合が酷そうですが、何処かで良くしなければ、これから先大人へ向かっての段階で、色々な局面に出会うこととなるでしょう。受験、入学、就職、恋愛、結婚、子育て・・ここまでは考えなくてもよいとしても、これから先に色々なイベントが待ち受けています。その大事な場面で、薬物による処置を繰り返せば、永久にこの苦しみから抜けることは出来ないと予想したからステロイド剤をストップしたのでしょう、正解です。ただ、ご本人がしかりと出口を見据えて進行しないと、度重なるリバウンドに耐えられなくなることを多く見かけます。 ステロイド剤を中断後、今までの薬の抗炎症、抗ストレス、皮脂だし作用は一切出来ません。今まで、無記号で作用していたステロイドホルモンは、中断によって自己記号を持ったステロイドホルモンは、受容体の変化によって作用しなくなっており、炎症は広がりさらに感染状態を起こし、ストレスも抜くことが出来なくなります。今の体全体の紅斑、乾燥、湿疹状態は致し方ない状況ともいえます。 親としては、他人から見える部位の症状だけでも良くしたいという気持ちは、どの親も一緒です。しかし、その意識波逆転して、その部位だけ回復できないということも多く見ています。気にすればするほど症状は改善方向へと向いません。それは、本人の体は、本人の意思どおりに動くということなんです。早くそこだけ良くしたいという気持ちによるストレスから起きるものだと判断しています。今は、ステロイド剤を外して間もないので、ステロイド剤のリバウンドと推察しますが、3ヵ月後の体がお子様の本当の体なのです。その状態から、何も使用せずに回復させることが、お子様のこれからの人生で重要なことなのです。自然の体に戻すのです。 結果があるのですから、必ず原因はあります。その原因を突き止め、その根源を解決しない限り、本当の解決には向かいません。「痒い」と感じたその時には、ストレスとなって体内に「活性酸素」が多く発生します。この活性酸素は60兆個といわれる細胞を破壊し続けます。その影響は、人間の身体の根幹とされる「自律神経」にも大きく影響して、交感神経と副交感神経を逆転させて、眠れなくしたり、季節を逆転させて働いたり、温度調節を逆転させたりして、通常生活にも支障をきたす症状をおこしてきます。また、この活性酸素は人間が生きるために一番重要な「腸内細菌」や「ミネラル」をもアンバランスにしたり減少させたりします。このことは、今起きている「アトピー性皮膚炎」に密接な関係であり、これらの減少は、アトピー症状を大きく悪化させる原因ともなっているのです。発端は、これらのアンバランスといえますが、一番大きいのは「ステロイド剤」による影響です。 この事(元々アンバランスだった腸内細菌やミネラルバランス)が本当の原因とするならば、表面のph処置を行っても根源解決は出来ません。また、今の状況で出来るだけ保湿は避けることが重要です。よって、表面における処置は「蓬水」だけによる処置が望ましいですね。雑菌群の増殖パターンから、朝昼晩の3回くらいは塗布することで、雑菌繁殖は避けられます。(ただし、ウイルスには効きません) 普通の学生と一緒の体内バランスにするためには、この2点(腸内細菌・ミネラル)の調整は必須項目となるでしょう。アトピー患者700人の便検査と毛髪分析から結果が出ています。 改善方法は乳酸菌の摂取とミネラル水摂取となります。摂取後直ぐには解決は出来ませんが、継続すれば約6ヶ月くらいで、普通の方と同様な体内環境となるでしょう。 再度戻りますが、皮膚調整法を間違えると、症状は大きく後退することもあります。通常、病院や指導書で油脂系保湿剤を使用したりしていますが、この方法も後退の原因の一つとなり得ます。皮膚には、外敵から身体を防衛するために皮膚バリア(「皮脂膜」)で覆われていますが、この条件整備するためには、同種(市販保湿剤)の油膜では、自己で皮脂を放出することが出来なくなってきます。自己での皮脂出しを行うことが、克服条件となります。末梢神経からの伝達で、皮脂出しとなりますが、その神経が脂感知すれば、その部位には皮脂を出さなくなるのです。 また、皮膚表面には「皮膚常在菌」という皮膚表面を外敵から守っている有用菌群が棲息しております。この棲息無しには正常皮膚は構成できなくなっています。この皮膚常在菌を守ることを主に皮膚調整をしない限り解決には至りません。皮膚は弱酸性(ph5)を維持して、これら皮膚常在菌は棲息しておりますが、症部分は中性(ph7)となっており、黄色ブドウ球菌などの空気中の雑菌群が棲息しています。 よって、皮膚調整の基本は、有害菌群を排除して、皮膚防衛の皮膚常在菌群を棲息させることにあるのです。有害菌群を排除し、有用菌を棲息させるには「ph4」の水系のローションが必要となります。(分子の小さいローション)当方では、「蓬水」を推薦しています。 これらの物理的処置で解決できれば、問題はありません。しかし、多くの方がこのHPを見て、不安ながらに進行していますが完全解決には至りません。これで解決できれば、乳酸菌やミネラル摂取して、ph4ローションを使用すればよくなり、誰1人苦しむ人はいなくなります。未だに多くの方々が、多くの治療を行ってもアトピー症状に悩んでおります。 それは、「思い=意識」の差と判断しています。どれくらい自分のアトピーを理解できるか、そして、どうすれば良くなる出口を見つけられるか、そして良くなったり悪くなったりすることを理解して継続できるかにあるのです。HPなどでは、どんなことでも書けるし、信頼性に欠けます。どんな人間がどんな思いでこの活動を行っているのか、その理論は正しいのか、自分自身の目で確かめることが重要なのです。そして、家族全員が1つの思いで進行できるかにあるのです。良くなっているときは問題は一切起きませんが、環境の変化などで悪化したときには全員が動揺して、早道を探したり、逆戻りしたりするのです。私は、この克服には家族の同一の思いで、克服に向かう行動が克服の「カギ」だと判断しており、金沢面談を行っています。 <参考・・ステロイド剤について> 一生に約1gしか産生しない「ステロイドホルモン」を、短期間でその数倍も入れるわけですから体はどうなるのでしょう。厳しいです。 大きな作用をする生理物質で、抗炎症、抗ストレス、自律神経安定、皮膚バリア構成等々、人間が生きるために重要な役割をしています。また、自己産生されるステロイドホルモンは全て記号を有しており、必要細胞の同記号の受容体にしか作用しないシステムとなってもいます。しかし、私にもあなたにもお子様にも作用する「フリーステロイドホルモン」を3ヶ月以上使用して体を動かすと、自己のステロイドホルモンはその細胞へ作用しなくなるのです。回復には最低3ヶ月を有することとなるのです。離脱すると、その間、ステロイドホルモン本来の役割は出来なくなり、皮膚バリアの崩壊、異常な痒みの発生、自律神経系の異常、炎症、ストレス蓄積、感染と人間が生きるために弊害となる症状が吹き出てくるのです。 しかし、多くの成人アトピーの皆様を見るにあたり、何とかここでくい止めをしない限り、1人の成人アトピー者が発生することになるのです。(大袈裟ではありません)この第二次成長期を通過するこの時期に、一生のプログラムが確定されます。同級生などの心ない言葉に極度に反応するようになります。高校になれば、余程の決断がない限り実行は出来ませんし、親の言葉も通じなくなるのです。 ステロイドホルモン剤を徐々に外して回復させることが出来れば、これ程のアトピー問題にはなりません。これからどんなことがあってもステロイド剤や免疫抑制剤であるプロトピック軟膏の使用は避けるべきです。 この事を基本に解決の糸口を見つけ、出来るだけ早く克服されることを祈ると共に、この返答があなたの克服の参考になれば幸いです。 表面処理である蓬水やエバメールゲルの処置だけでは解決できないと判断します。 下記に一般の方々のプログラムを記述しますので、参考程度にお読み下さい。 @基礎条件の整備(アトピーでない人と体を同条件にする) ※腸内細菌の調整・・乳酸菌摂取5兆個/1日(ヨーグル トにて) ※ミネラル摂取・・総合ミネラルとして A皮膚phの調整(感染防御) ※今は、黄色ブドウ球菌からの感染範囲を広げないことが 重要となります。よって、黄色ブドウ球菌が死滅して、 有用菌が生存できる方法が必要となります。 皮膚は皮膚常在菌なくしては成立できない。皮膚常在菌 が棲息でき黄色ブドウ球菌などの雑菌は排除する。 ※脱入浴も感染防御の方法となる(重要)。感染は水分が 一番の問題であり、風呂にはいると体温異常によって痒 みが出て外部から掻き崩し感染する。また、カサブタが 落ちて体液が出ることで感染条件となる。 B胸を張ること(重要項目) ※この行為は、「免疫過剰」の原因である免疫の司令官 「Tリンパ球」の活性場所が胸の「胸腺」であることから、 この場所の活性は胸張りと宝石などのペンダントで活性さ せる。胸張りはお金も一切かからない。胸張っている人に アトピーはいない。また、免疫低下のガンの方もいない。 ※胸の当たりの皮膚がつっぱって胸張りが出来ないという 方が多くおられますが、起きた後の体操で少しづつ伸ば せるようにすること。 C学校に行くこと(五感の活性・重要項目) ※これらの行為は、自律神経の活性につながる。当然早起 きもしなければならないし、考えることも多くあり代謝量 も増すことになる。出口が見つかれば明るく振る舞える。 D早起きの励行 ※学校が休みでも必ず早起きは行う。 アトピーは自律神経に大きく関与しており、交感神経の 信号の時には、必ず起きて行動しておくこと。そうする と、眠れない夜も眠れだすようになるし、症状も改善し てゆく。 E笑いを多くすること ※笑顔の多い人は、ストレスや活性酸素は留まらない。笑 顔の形自体が脳からストレス防止のホルモンが出ること になる。(βエンドルフィン) F親同伴の面談を行う ※先の懸念から克服の理論を家族・彼全員が理解して、一 致協力の下に克服の治療行動することが、克服のカギです。 これらが基本的なプログラムとなります。 以上が克服のシュミレーションとなるが、これから6ヶ月間は基礎条件整備期間となり、それ以降が回復パターンになると考えられます。その間は、報告や不安な気持ちを持たないように常に勉強することが必要で、「大丈夫、後数ヶ月でこの状態は脱して、それからはドンドンと良くなる」という意識が体に入り込めば良くなってゆくでしょう。しかし、毎日多くの時間からだを見つめれば、見つめた部位は大きく変化してゆきます。どれだけ、明るく笑顔でがんばれるか、胸を張る時間が多くなるかによって、克服の期間は設定できます。 ・・・と、言っても一直線で良くなることはありません。毎日変わる環境や生活パターン、ストレスの差で良くなったり悪くなったりの繰り返しとなりますが、悪くなったときの精神状態の如何で、大きく落ちるか戻るかの分岐点です。この分岐点をいかに上にあげるかも克服スピードのポイントとなります。 中学卒業前に解決することが重要となりますが、「思い」によっては時間が早くなったり遅くなったりしますので、不安なとき、悪化の時のサポートが特に重要となりますので、私たちが存在するのですが、その文面や言葉が、その状況回避には重要となりますので、進行するとなれば面談をし、指導者の考えやイメージを理解してその文面や言葉を受けることが、正確な理解となり、面談は克服の大きな要因となりますね。 胸張って、笑顔で、元気に毎日を過ごしましょう。 ・と、言っても難しいでしょうが、少しでもこれからの回復の参考になれば幸いです。 辛い日々が続いているでしょうが、「思い」で大きく変化します。 book1.jpg |