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返信2007/07/06 11:57:39 赤嶺福海 Re: いつも励みになっております。本当にありがとうございます。 カゾクノシアワセ 様 ご苦労されてお生まれになった可愛い赤ちゃんの痒がる姿を見るに、親としては直ぐに何とかしてやりたい!と思うのは誰も同じでしょう。そして、行なわれた一連の行動は致し方ないところでしょう。いや、逆に放っておく親の方が常識外れとなるでしょう。 ただ、その行動は結果的には、改善を遅くしたことは間違いありません。それは、ご推察のとおり「ステロイド剤」という人間にとってとても重要な生理活性物質を外部からいとも簡単に入れて体に入れて動かすことで、免疫も自律神経も大きく歪を起こします。 そのことに気づき一念発起、ステロイド剤の離脱は素晴らしい行動と思います。ま、1歳を超えていますので少し苦労はされると思いますが、出来るだけ早い行動が重要なポイントとなるでしょう。 お子様の発症起因は、3ヶ月からのスタートですから、何らかの出産事情でお母さんの免疫システムを正常に受け取れなかったのでしょう。(おそらく3回の入院で何らかの処置があったと思われますが・・) 免疫過剰とすれば、第一に胃腸管粘膜に異常を来たし、異物侵入が発生したのではないでしょうか。赤ちゃんも生きるために異物が侵入すれば、生きるために本能で排泄行為をとるのです。本来であれば、肝臓や腎臓にて行なうのですが、そこも飽和状態となった3ヶ月目にオーバーフローして、皮膚の柔らかい部位を掻き破って外に排泄させるようになったのです。さらに、その皮膚の傷口には空気中の雑菌群が蔓延り、その雑菌群の毒素侵入を防ぐためにさらに爪で侵入口を削り取る行為が二次的に行なわれ、症状は悪化の一途を辿ることとなります。通常、ステロイド剤無しに保湿無しに進行すれば、6〜7ヶ月を峠に1歳半に向けて完全克服をいたします。 約7ヶ月間、ステロイド剤による処置を行なってきたために、体は外部侵入のステロイドホルモンによって重要機能が動かされたことになります。本来は、自己のステロイドホルモンにより動くはずの機能が、無記号の成分によって動き、それを絶った今は、体の中ではステロイドホルモン作用が殆どない状況で動いていると考えられ、本来の作用である抗炎症、抗ストレス、皮脂出し作用はストップしたために回復へは向いません。自己記号のステロイドホルモンが作用を始めればこの症状も徐々に回復へ向うはずなのですが、目的である皮膚症状の改善には、もう一つ理論理解しなければなりません。皮膚常在菌の存在を理解して処置をしない限り解決には至らないのです。 ステロイドホルモンの安定産生は腸内細菌で行なわれ、その他重要な酵素やビタミンB群の産生も行なっている重要な腸管なのです。また、皮膚も外部侵入を阻止して体を守るのは「皮膚常在菌」の菌なのです。体の外部といわれる全ての部分には菌が取り巻いて、体を守っているのですね。よって、この外部とされる胃腸管内部の菌調整と皮膚外部の菌調整を行なえば、、、、そうです、物理的にはこの完成で完全克服となるのです。といえば、簡単なようですが、何しろミクロの菌ですので、目に見えないスピードでしか進めないのです。継続する痒みとの戦いですが、この痒みによってさらにストレスは発生を続け、活性酸素を多く発生させることで、菌は死滅しますので、いたちごっこを長い期間続けなければなりません。その間に、肝腎機能活性と共に徐々に代謝機能も活性して、皮膚からの排泄が少なくなり、炎症部位は瘡蓋となるようになれば、一歩前進です。 私は、この改善には肝腎機能が大きく関与して、体内でのオーバーフローがなくならない限り解決はないと認識しています。 また、皮膚表面の改善には、雑菌排除の継続が必要であり、有用菌の保護も重要なポイントとなります。よって、炎症部位には雑菌増殖の素因となる「水分」を与えないことが重要なのです。水分がなければ増殖も出来ず死滅すれば、その部位は瘡蓋となります。まず、瘡蓋になることが克服のスタート条件となります。 痒みを解消する方法は世の中にはありません。この解決をすると、どれだけ多くの方が死に至るかです。体内の不用物質を外に排泄しない限り人間は生きられないのです。その為に痒みをつくり、爪があるのです。痒みを止められる感覚は「痛み」だけです・・・赤ちゃんには可愛そうでしょう。爪はその感覚を作るためにあるのです。「寸止めですね」・・。 人工授精との関係ですね・・・わかりません。石川県の「永和幸」という産婦人科が人工授精の権威ですね、、。簡単なシステムはわかりますが、生命活動とどういう関係が出てくるかは、、、神のみぞ知る・・でしょう。 少し時間は要するでしょうが、基礎条件整備とあなたの愛情で必ず解決してやってください。 akatyan1.jpg |