のんた様

10月前後生まれのお子様は、冬へ向って進んでゆくために体内の代謝機能が低下するようになります。代謝機能低下のシステムは、体内の生理物質が急激に産生が減ってきますので、起きやすい症状となりますが、3ヶ月からの両肩や腕、お腹の症状、4ヶ月の風呂での症状などを拝見するとアトピー性皮膚炎（免疫過剰）と推察できます。この現実を受け入れて、次のステップへ進んだことは素晴らしいと思います。

ワセリン処置、ステロイド剤処置、抗アレルギー剤などの薬物療法を一切捨て、脱入浴も実践して進行すれば、間違いなく1歳半までに解決を見ます。そして、基礎条件が整備できればそれ以後の再発も起きません。ただ、ご主人の理解とそのご両親の理解も重要となります。母親とお子様は1本線でつながっていますので、いつもご両親が同じ考えで進行しなければなりません。母親の安心はお子様の安心です。

今の症状は、これから数ヶ月継続します。そうですね、1ヶ月前からのスタートですから最低2ヶ月は必要です。お子様は、どんな処置をしようと生後7ヶ月までは改善方向へと向いません。その峠を越えると徐々に改善へと向い、夏を越える頃には見違える状況となり、お正月には「何処がアトピーだったの？」とピカピカの皮膚となるでしょう。食物アレルギーも一切起きなくなります。ただ、小麦については徐々にということになります。（小麦の養成はでなかったとしても反応には影響があります）

では、ご質問にお答えいたします。

�@まだ腕やお腹の皮膚の乾燥がはげしいので、エバメールゲルを蓬水の後
使用した方がいいのでしょうか？
その場合は、皮膚の回復は遅れますか？

ANS：現在の時期からすれば、今の症状は致し方ありません。すぐに保湿する必要はありません。今のところ、異物排泄が正常ではありませんので、継続して起きる症状です。表面から蓋をしても意味はありませんので、出来るだけ保湿しないで、蓬水のみの処置で頑張れればよいですね。乾燥で痒みはありますが、それも重要なことなのです。エバメールはph5．5ですが、感染防御とはなりません。今のところ、雑菌の排除だけでよいと思います。

�A娘は生後すぐから便秘で、2〜4日出ず綿棒浣腸することが多かったのですが
今は、ほとんど毎日、一日に1〜3回出ています。
乳酸菌の摂取は1日に朝、夕1包づつ（1日2包）ですが、
娘には多すぎる（便が1日3回の日もあり）ということはないでしょうか？
それとも、まだ出ない日もあるのでこのままでよろしいのでしょうか？

ANS：便が多すぎたり少なすぎたりと、腸管が正常になるまでは予想のつかないことも多くありますが、これまでの統計からもこの量が一番と判断しています。1歳半までは継続して完全にして第一次性長期を通過させてください。量的には全く問題はありません。

�Bお腹や胸は普段は痒がらないのですが服を脱がせると、とたんに痒がります。
服の上から掻くことはほとんどありませんが、強い痒みがまだ続いています。
まるで「お風呂に入る→痒い」ということを服を脱いだことで思い出してしまうから？とも思います。
このような痒みは治りが遅いのでしょうか？

ANS：今の時期の痒みは止まりません。服を脱がせることで空気に触れ温度感知が逆転して痒みが出ることも考えられますし、ご推察の条件反射も考えられますね。これから、腸管の改善とともに皮膚表面も腸管と同様に弱酸性へと移行してゆきますので、空気中雑菌の影響は少なくなってゆきます。痒みの継続はあるでしょうが、それも長くは続きませんので心配は要りません。夏には、その部位の痒みも消えているでしょう。

�C離乳食はお粥や野菜でもまだ始めない方がいいでしょうか？

ANS：そうね、離乳食はゆっくりの方がよいですね。特にたんぱく質はゆっくりゆっくりです。
安定した腸内環境を作って進めたほうが安全ですし、改善のパターンも予想通りとなります。ゆっくりゆっくりです。

この数ヶ月厳しいでしょうが、ご主人と一緒に頑張って守りましょう。見守ることも治療ですからね。お子様の素晴らしい力を信じることです。