いつも掲示板で励まされております。ほんとうにありがとうございます。私はパソコンが苦手でこのようなところに投稿するのがはじめてです。文章をうつのも慣れておりませんのでこのようなつたない文章が精一杯ですが息子の状態をどうか先生にお伝えしてご相談に乗っていただきたく投稿させていただきました。よろしくお願いいたします。現在1歳3ヶ月の息子がおります。
私は卵管が閉塞していたため　不妊治療（体外受精）により子供を授かりました。
出産までの一年に三度入院はしたものの元気に正常分娩で息子は誕生してくれました。
生後三ヶ月位より乳児湿疹が顔にひどく出ましたが　しばらくは様子をみることにしてみました。しかしだんだんとひどくなり6ヶ月くらいには手のひら　足首が真っ赤になりステロイドの恐さもしりつつ　短期間で完治でき、すっぱりやめてしまえば・・・と願いながら皮膚科で診てもらい処方されたｷﾝﾀﾞﾍﾞｰﾄとをﾜｾﾘﾝでうすめたものを顔に、ｱﾙﾒﾀをﾜｾﾘﾝでうすめたものを体に塗って1歳一ヶ月まで過ごしました。
確かに薬を塗っていれば一見綺麗になるのですが　これでいいのだろうか？という常に脳裏にあった不安が膨らんでいきました。そんなときにこの掲示板に出会うことができ1歳2ヶ月（五月初旬）よりステロイドやめようと決心し実践して現在に至っております。現在は2ヶ月過ぎましたが　状況は下記のとおりです。
顔・・・目のまわりが赤くなる（どういうタイミングかはわかりませんが時間によってすーっと綺麗になったり一瞬にしてあかくなったり日ごとというより時間でくるくるかわります。）
耳・・・目のまわりと比例して切れたり綺麗になったりしています。
手のこう　指　足首　足のこう・・・赤みがひどく一日中かゆがります。皮がぼろぼろむけひりひりした感じです。
お風呂はなるべく入れないようにしていますが　とにかく腕白なさかりですので外で思いっきり遊んだ日はシャワー程度に軽くいれております。
スキンケアは現在ほとんど行っていませんが　傷がひどいところだけ「神仙ﾀｲｲﾂｺｳ」をぬっております。なので皮膚はぜんたいにがさがさしておりとても赤ちゃんの皮膚とは思えないほどです。
食事はリノレイン酸が良いと聞きえごま油を使用したり　腸に良いのではと酵素を薄めて飲ませたりしております。
息子の機嫌ですが　日中は遊びに夢中になると痒さも忘れていることもしばしばですが夜が問題で、おそろしく掻きだすのでこの2ヶ月はぐっすりねむれておりません。
観察してみると寝付いて三時間すると掻き始め、掻き疲れて眠りまた三時間・・・の繰り返しが朝まで続いております。
このような状態の中で　私が疑問不安に感じていることは、一生のうちでももっとも急激に成長するこの時期にしっかり睡眠出来ず常に痒いイライラしたストレスの毎日を続けて発達や成長に支障が無いかということです。どうにかしてしっかりした睡眠を確保してやりたいのですが・・・。痒みを解消する方法はありますか？
これまではこの掲示板を読みながら今の自分で身近に出来ることをひととおり試みたのですがこれで解放に向かっているのか　はたまた悪化しているのか毎日不安になっています。先生なにかおすすめはありますか？また治療によって授かった命とアトピーは関連があるのでしょうか?
ご相談するには大変つたない文章となり申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。

カゾクノシアワセ 様

ご苦労されてお生まれになった可愛い赤ちゃんの痒がる姿を見るに、親としては直ぐに何とかしてやりたい！と思うのは誰も同じでしょう。そして、行なわれた一連の行動は致し方ないところでしょう。いや、逆に放っておく親の方が常識外れとなるでしょう。
ただ、その行動は結果的には、改善を遅くしたことは間違いありません。それは、ご推察のとおり「ステロイド剤」という人間にとってとても重要な生理活性物質を外部からいとも簡単に入れて体に入れて動かすことで、免疫も自律神経も大きく歪を起こします。

そのことに気づき一念発起、ステロイド剤の離脱は素晴らしい行動と思います。ま、1歳を超えていますので少し苦労はされると思いますが、出来るだけ早い行動が重要なポイントとなるでしょう。

お子様の発症起因は、3ヶ月からのスタートですから、何らかの出産事情でお母さんの免疫システムを正常に受け取れなかったのでしょう。（おそらく3回の入院で何らかの処置があったと思われますが・・）
免疫過剰とすれば、第一に胃腸管粘膜に異常を来たし、異物侵入が発生したのではないでしょうか。赤ちゃんも生きるために異物が侵入すれば、生きるために本能で排泄行為をとるのです。本来であれば、肝臓や腎臓にて行なうのですが、そこも飽和状態となった3ヶ月目にオーバーフローして、皮膚の柔らかい部位を掻き破って外に排泄させるようになったのです。さらに、その皮膚の傷口には空気中の雑菌群が蔓延り、その雑菌群の毒素侵入を防ぐためにさらに爪で侵入口を削り取る行為が二次的に行なわれ、症状は悪化の一途を辿ることとなります。通常、ステロイド剤無しに保湿無しに進行すれば、6〜7ヶ月を峠に1歳半に向けて完全克服をいたします。

約7ヶ月間、ステロイド剤による処置を行なってきたために、体は外部侵入のステロイドホルモンによって重要機能が動かされたことになります。本来は、自己のステロイドホルモンにより動くはずの機能が、無記号の成分によって動き、それを絶った今は、体の中ではステロイドホルモン作用が殆どない状況で動いていると考えられ、本来の作用である抗炎症、抗ストレス、皮脂出し作用はストップしたために回復へは向いません。自己記号のステロイドホルモンが作用を始めればこの症状も徐々に回復へ向うはずなのですが、目的である皮膚症状の改善には、もう一つ理論理解しなければなりません。皮膚常在菌の存在を理解して処置をしない限り解決には至らないのです。

ステロイドホルモンの安定産生は腸内細菌で行なわれ、その他重要な酵素やビタミンB群の産生も行なっている重要な腸管なのです。また、皮膚も外部侵入を阻止して体を守るのは「皮膚常在菌」の菌なのです。体の外部といわれる全ての部分には菌が取り巻いて、体を守っているのですね。よって、この外部とされる胃腸管内部の菌調整と皮膚外部の菌調整を行なえば、、、、そうです、物理的にはこの完成で完全克服となるのです。といえば、簡単なようですが、何しろミクロの菌ですので、目に見えないスピードでしか進めないのです。継続する痒みとの戦いですが、この痒みによってさらにストレスは発生を続け、活性酸素を多く発生させることで、菌は死滅しますので、いたちごっこを長い期間続けなければなりません。その間に、肝腎機能活性と共に徐々に代謝機能も活性して、皮膚からの排泄が少なくなり、炎症部位は瘡蓋となるようになれば、一歩前進です。

私は、この改善には肝腎機能が大きく関与して、体内でのオーバーフローがなくならない限り解決はないと認識しています。

また、皮膚表面の改善には、雑菌排除の継続が必要であり、有用菌の保護も重要なポイントとなります。よって、炎症部位には雑菌増殖の素因となる「水分」を与えないことが重要なのです。水分がなければ増殖も出来ず死滅すれば、その部位は瘡蓋となります。まず、瘡蓋になることが克服のスタート条件となります。

痒みを解消する方法は世の中にはありません。この解決をすると、どれだけ多くの方が死に至るかです。体内の不用物質を外に排泄しない限り人間は生きられないのです。その為に痒みをつくり、爪があるのです。痒みを止められる感覚は「痛み」だけです・・・赤ちゃんには可愛そうでしょう。爪はその感覚を作るためにあるのです。「寸止めですね」・・。

人工授精との関係ですね・・・わかりません。石川県の「永和幸」という産婦人科が人工授精の権威ですね、、。簡単なシステムはわかりますが、生命活動とどういう関係が出てくるかは、、、神のみぞ知る・・でしょう。
少し時間は要するでしょうが、基礎条件整備とあなたの愛情で必ず解決してやってください。

お返事ありがとうございました！！
大変参考になりました。そこで、いくつか助言していただきたいのですが、ステロイド剤を使用しない上での肝腎機能の改善と皮膚の改善が重要であると理解しましたが、肝腎機能改善のための有効な対処方法（食事？）がありましたら是非教えていただけないでしょうか。
また皮膚の炎症の原因となる雑菌繁殖を防ぐために皮膚に水分を与えないということだと思いますが、炎症部位以外に保湿クリームを塗るのは問題はないでしょうか？
ほっておくとひどいガサガサになってしまうので、最近タイイツコウが良いと聞き、塗っています。他にこれが良いというようなものがございましたら是非教えてください。
お忙しいところ、何度も申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

カゾクノシアワセ様

Q1：肝腎機能改善のための有効な対処方法（食事？）がありましたら是非教えていただけないでしょうか。


ANS：肝腎機能を改善する薬や外から摂取する成分はありません。肝臓機能腎臓機能を高める成分は全て腸内細菌より産生されます。必要な量必要なタイミングで作られるようにシステム化されています。その工場となる腸管環境の改善が先決と考えられます。しかし、即改善というわけにはいかず、最低でも半年を要することは統計で確認されています。

Q2：炎症部位以外に保湿クリームを塗るのは問題はないでしょうか？

ANS：炎症部位以外の皮膚が乾燥しているということなのでしょうが、その部位も保湿することは他力となり、自己での皮脂だしが出来なくなり、常に保湿しなければなくなります。さらに、保湿剤はおそらくph「7」と予想できますので、継続により皮膚常在菌は死滅して、雑菌群の侵攻でその部位の炎症が必ず起きます。かさかさしていても自力で解決できるように放置する方が良いでしょう。
雑菌排除し、有用菌に影響のない「ph4ローション」（蓬水）をお薦めします。

http://www.nova-souken.net/html/ho-sui.html

お返事ありがとうございました。
早速　蓬水を購入して息子に使用しております。
使用して三日ほど経ちましたが　炎症を起こしている足首　手首は少し落ち着いたように感じますが　これまで問題がなかった部分、（背中とお腹）に赤く蚊にさされたような大きさの湿疹が広く出始め　また足も全体に赤くなってきました。
体全体もこれまでよりもかさかさしてきております。
今までの症状と少し出方が違うため心配です。
これは体の変化の過程なのでしょうか？
それとも　悪化なのでしょうか？
夜もここのところ　ぴったり就寝後三時間目に掻き始め疲れるまで掻き　また眠り三時間・・・という感じです。
掻き始めたら蓬水を塗ってあげているのですが　日に何度も塗るのはどうでしょうか？
ただ　不思議なことに外見をみるとこちらも痒くなりそうな皮膚状態なのですが、本人の機嫌がすこぶる良くて　一日中元気で良く遊び　良く食べています。
夜中もぼりぼり掻き毟っていますが　泣いたりぐずぐずするわけでは無く　とにかく掻いているだけなのです。

また　腸内環境の改善と先生からお聞きしましたので　こちらも始めてみたいのですが息子にはどういったものから始めるとよいでしょうか？

いつもお忙しいところお返事いただき、ありがとうございます。
昨日掲示板にて経過と相談させていただきましたが、その後、背中とお腹に出ました湿疹はすっかり良くなり、本人の機嫌もすこぶる良い状態で経過しています。
他は先日の相談内容と同じで、手足の関節部分の炎症がひどい状態にあり、就寝後ぴったり3時間後に掻き始め、疲れるまで掻いてから再び就寝、3時間後に再び掻き始め・・・といった繰り返しです。
現在のところ、掻き始める度に蓮水を塗っていますが、日に何度も塗っても良いのでしょうか？
また腸内環境の改善と先生からお聞きしましたので　こちらも始めてみたいのですが息子にはどういったものから始めるとよいでしょうか？
よろしくお願いします。

この時期の状況は、一直線では進行しません。本人の体環境、ストレス、痒みの度合い、睡眠等々、毎日変化しており、さらに季節信号も毎日変化しています。敏感なお子様の体調整は、今の環境下では常に上下します。
基本調整をしっかりして、どんな環境にも体を自然と変化できるようにしなければ解決へは向いません。その基礎条件とは、体に必要な成分を産生する工場である胃腸管調整は必須となります。1歳3ヶ月ですから、ヨーグルトが呑めればその方が菌数や生産物質の関係もありますので有効かもしれませんね。
ヨーグルビジン・血液型別乳酸菌・ミネラル・蓬水と通常スタートは5点セットとなります。ノヴァ総合研究所　http://www.nova-souken.net/

蓬水の使用は何度でも構いません。ですが、痒み止めではありませんので、1日3回くらいが適当でしょう。