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返信2012/01/05 18:36:01 赤嶺 福海 Re: 乾燥 「ゆう」様は、当所「アトピー相談フォーム」にもご依頼があっていますので、詳しい相談内容も含めて返答いたします。 ■相談フォーム内容 性別 = 男 年齢 = 3 身長 = 92 体重 = 15 型 = B 飲料水 = 浄水器 病名 = アトピー 発病年 = 2008 発病月 = 7 治療 = 産まれた時からなんとなく肌が赤ちゃん肌ではなく体が冷えて産まれてきました。私の羊水もからり濁っていました。2ヶ月のころから保湿剤とステロイド、漢方薬などいろいろな病院を通院しながら2歳半まで続け、ステロイドを塗らないことがからに続いていたのでやめようと思いやめていました。保湿剤だけを使っていたのですが顔の湿疹が急にひどくなったのでまたステロイドを2度使ってしまいました。それが2月だったと思います。それ以来ずっと使っていません。夏に血だらけになるくらい悪化したためステロイドを使わない病院を紹介されそこで漢方や抗アレルギー剤、抗生物質など6〜7種類ほど飲み薬がだされ3ヶ月ほど通いました。通って1ヶ月ぐらいの時びっくりするくらいきれいになりました。しかしその後全身に広がりどんどん悪化してしまいました。病院をやめると飲み薬のリバウンドか狂ったように痒がり全身乾燥が強く粉がふいていて傷だらけです。今は四輝水だけを使っていますがしみるようで痛がってなかなかさせてくれません。ヨーグルビジンでヨーグルトを作ってたべさせています。お風呂は時々入っています。 ステロイド離脱経験 = 有 ステロイド中止(年) = 2011 ステロイド中止(月) = 3 ステロイド中止(日) = ステロイド歴(年) = 2 ステロイド歴(月) = 6 ステロイド使用頻度 = 時々 アレルゲン = 卵 アレルゲンその他 = 備考 = 入浴についてですが脱入浴がいいとありますが冷え取りの本にはアトピーの痒みは毒だしでお風呂に入るとお湯は皮膚から出る毒が溶けやすいからいいというのです。血行がよくなって痒みが強くなるのでしっかり掻いて毒を出せば体が納得し正常な皮膚に戻ると書いてあります。どうなのでしょうか?体は拭くぐらいにしているのですが本人が入りたいと言う時にはいれています。やはり湯船につかってしばらくするとガリガリと掻き出します。そしてかきむしって血だらけになるといった感じです。 ■返答 これまでの経緯から、当方の克服理論からすると、大回りをしてきたような気がします。生後まもなくからの症状からと出産経緯から、免疫過剰のアトピー性皮膚炎と推察できます。その大きな要因は、出産時に発生した胃腸管のアンバランスとされますが、その副的影響は腸管内の粘膜崩壊による異物の侵入、肝腎機能の低下、自律神経系の不安定、外的ステロイドホルモンによる受容体の変貌等々、目に見えないいろいろな不具合が時間とともに影響を及ぼし、0歳児のような改善パターンは1歳を過ぎると難しくなります。内面的に解決したとしても、目的である皮膚改善は、掻痒癖と外部異物侵入量拡大のために目的達成が遅くなることも統計で確認しています。すべてがそうとは限りませんが、スタート時の炎症範囲に比例するようです。 この痒み、炎症の大きな原因は、体内への異物侵入によるものです。アトピー研究班による免疫システムの解明等、いろいろな学会で発表されていますし、ステロイド反対の医者の方々も結果的には、その根源を理解できずに確実な改善システムを取り上げられません。医師会の攻撃や阻害によることも大きな要因ともなっていますが、医療過誤を起こさないことを唯一の治療目的としていることから、国のガイドラインに剃った方式で行えば、大きな失敗はしないというところでしょう。誰も、国のステロイド方策に楯突く者はいません。国もその被害者救援の施策を取り込もうともしませんし、第○の薬害も700万人を超えていることも見てみぬ振りです。 我々は、この現状からステロイド反対を行っていますが、強い行動は命を失います。よって、その限界の場所で動きはしていますが、そろそろその対策に移るべく準備段階というところでしょう。薬事法や医師法などの罪にそっての処置です。当方も、その情報はいろいろな部署よりはいりますが止めるわけには行きません。・・・・そんなことより、この現状を如何に打破してゆくかが問題なのです。医者はいろいろな理由から、この症状を解決できません。ということは、この症状解決にはご両親が主治医となって解決に当たらざるを得ないのです。時には苦しい場面も多くあるでしょうし、薬の力を借りたくなることもあるでしょう。しかし、子供はあなた方の数倍強い治癒力を持ってこの世に生まれてきています。必ず改善するべく体をもって生まれてきています。壊れた社会環境ですが、この社会で生きる体を作るしかないのです。(人間の生きる条件である空気も食も水も壊れています) お子様の体の外部から侵入する「異物」の侵入を防ぐことを重要視して進行することが第一改善条件と思います。外部とは、「皮膚粘膜」、「胃腸管粘膜」のことをいいます。特に第一原因となった「胃腸管粘膜」の改善は必須条件となります。この改善により異物の侵入、肝腎機能の改善(肝腎機能活性成分産生)、免疫機能賦活、生理物質産生等々、重要な成分を産生して必要細胞へ作用させるのです。その腸管粘膜調整に重要なことは、その粘膜上部に棲息する皮膚常在菌の正常化にあるため、人由来の乳酸菌(腸内細菌)を摂取し、条件整備することが重要です。3歳であれば当方開発の血液型別乳酸菌を毎日2g、ヨーグルト化して100ml摂取し続けて平均約半年で正常化することが便検査で確認されています。 また、皮膚粘膜においても粘膜上には有用な皮膚常在菌が棲息して正常な皮膚条件を作り出しています。異物の侵入阻止、皮脂の産生等に関与し、弱酸性の条件整備と粘膜正常化による異物の侵入を阻止しています。この条件整備には、ph4の「四輝水」というローション塗布によって整備されます。 目的である皮膚症状の改善には、第一に胃腸管粘膜からの異物侵入を阻止し、体内の細胞活性と肝腎機能の排泄器官を活性させることと、皮膚からの異物侵入を阻止すれば改善することになります。そのステップとして一番重要なことは、炎症部位の瘡蓋化が必要になります。瘡蓋が出来れば異物の侵入は阻止したことになるのです。そのために肥厚し何重にも阻止する条件を整備しているのです。瘡蓋が出来ると、周囲の神経刺激によって痒みが出て掻き崩しますが、また瘡蓋になってという繰り返しですが、徐々にその部位は小さくなってゆきます。通常の怪我と一緒の状況なのです。それを医者は、風呂に入ってすべて落とし、きれいにして保湿してくださいという輩が多い。当方理論のひとつとして「脱入浴」を推奨しているのは、この瘡蓋を外さない事にあります。そうすれば、その部位は徐々に小さくなりやがては正常な皮膚となってゆくのです。 入浴すれば、その瘡蓋は浸透圧により一機に剥がれ落ちます。そして、体液がにじみ出て風呂上りには空気中の雑菌に感染してジュクジュクトなり感染条件を作り出します。さらに体温は上昇し、熱放散できないアトピーの赤ちゃんは、柔らかい皮膚につめを立て掻き崩して体温を下げます。当然、その部からの体液に感染を起こして、その範囲を広げることになるのです。 体毒を放出するというより、上記の悪影響のほうが問題と認識しています。体毒は、便尿から排泄するものであり皮膚からの排泄が正常ではありません。異物の侵入阻止と同時に余剰成分の排泄は肝腎機能の活性にて行うものであります。漢方においては、体に必要な成分量をはるかに超えた量が体内へ侵入してゆきます。それら余剰分を肝腎機能で処置しようとしても、あまりの多さと連続投与摂取により肝腎機能の疲弊によって、逆にオーバーして皮膚排泄の原因ともなるのです。漢方処置で根源解決できないのはこのためなのです。アトピー症状の改善には、肝腎機能の活性が必須条件となります。肝腎機能根源活性する薬は存在しません。酵素やミネラルの自力産生が重要なのです。 ミネラルの重要性は、他の書き込み内容を参照して勉強してください。 このようにアトピー克服の基礎理論はそんなに難しいものではありません。ただ、物理的な処方より、お子様の改善に一番重要なのは、ご家族の思いと勇気と愛情による処方箋と当方では認識しています。克服のために必要なことは何か、克服目標期日は何時か、その間自分たちはどうサポートすればよいか等々、見えない部分の克服プログラムが重要と思います。脱入浴のことひとつにしても理解できていないから、貫けないし、ヨーグルトを飲めば何時かよくなるという結果主導では、悪化したときに気持ちが持ちこたえられません。大丈夫、というお子様への訴えも届かなくなるのです。するとお子様も不安となり体内で発生する活性酸素はさらに増え、小さな体に蔓延し一機に症状落下という現象も多く見られます。 お子様は3歳を過ぎていますので克服には時間を要すると思いますが、一生80年、何としても小学校に上がるまでには克服するというくらいのスパン決め位の余裕を持って進行しなければなりません。そして早くよくなるのは大歓迎でしょう。先を見れば長いですが、振り返ってみればすぐです・・・自然回復させる条件整備をいつ行うかが重要なのです。 いろいろと勉強されて、ご家族で一番納得できる方法を選択して、根気強く克服に向けてがんばり続けてください。 |