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返信2023/11/29 12:05:31 赤嶺福海 VOL15◆『産後処置のリスク〈光線療法編〉』【ノーベル賞レベルメソッドの伝授】 VOL-15◆産後処置のリスク〈光線療法編〉 大きなトラブルもなく理想的な出産を迎え、 無事にピカピカお肌の元気な赤ちゃんが生まれたとしても、 実はまだまだ安心はできません。 現代の産婦人科で出産した場合、産後にも様々な検査が待っています。 そこで今回は、その産後処置の中でも特に頻繁に行われている 光線療法についてお話していきます。 生まれて間もなくの赤ちゃんは赤血球が多く、 これが分解されてピルビリンに変換し、 肝臓より排泄されますが、まだ肝臓機能が未発達なので 一時的にピルビリン数値が上昇して 黄疸症状が起きることがよくあります。 しかしこの自然的な黄疸は生後20日程度で治まり、 赤ちゃん特有の肌色や目の色に落ち着いていきますから 全く心配はありません。 しかし、 産後このピルビリン数値が規定値を僅かでも上回ると、 医師は念のためと称して光線治療をすすめます。 確かに、溶血性黄疸とか胆道閉鎖症とか 命に関わる重要な症状も考えられなくはないのですが、 95%以上が自然黄疸(生理的黄疸)であり、 自然解決できるのです。 ですから、ご両親はご不安でしょうが、 処置をすすめられても、しばらく様子を見ることも必要です。 毎日、間接的(日陰)に日光浴をしていれば解決していきます。 それでも万が一、どんどんピルビリン数値が上昇していくのであれば、 光線治療をスタートさせましょう。 この段階からの開始でも手遅れにはなりません。 では何故、光線治療はできるだけ避けるべきなのでしょうか。 実は、アトピーリスクを高める産前処置などを行っていないにも かかわらず、アトピーが発症するケースに、 この光線療法処置があるのです。 これは当方アンケート結果で確認した事実です。 健康な赤ちゃんに、紫外線を照射し続けるとどうなると思いますか? 紫外線に殺菌効果があることは 皆さんもご存知だと思います。 つまり、皮膚構成に大きく影響する「皮膚常在菌」もまた、 紫外線によって急激に減少してしまうのです。 すると、皮膚粘膜が崩壊して隙間ができ、 空気中の雑菌群が棲息・侵入しやすくなり、 皮膚炎症の原因となってしまいます。 皮膚粘膜が崩れ、深刻な雑菌感染が始まれば、 恐ろしいスピードで症状は拡大していきます。 腸内の乳酸菌同様、この皮膚常在菌もまた 雑菌群から体を守ってくれる大切な有用菌ですから、 光線治療は安易に行っていい処置ではないのです。 次回は、この光線治療と同じ理由で危険である 赤ちゃんへの抗生剤処置についてお話していきます。 発行責任者 一般社団法人 アトポスSP 赤嶺福海 |