投稿した人:赤嶺福海 on July 10, 1999 at 22:31:22:
返答: 何卒、よろしくお願いします. 投稿した人:岡 on July 09, 1999 at 19:37:57:
: 私は、大阪在住で38歳、159cm、60kgで、女性です。
: 血液O型で、RAST陽性ははカンジダのみで3です。
: 生まれてからアトピーとはいっさい無縁でした。
: この年になって突然発症し、いわゆる皮膚科でのアトピー治療の何を試しても1年間ずっと治らず、カユミによる不眠と解決策の見えぬ状況に、精神的にまいって、ふさぎこんでおりました。恐らく、それがいけなかったのでしょう。少し前から、症状が足関節、首へと進んできました。その他の症状といえば日によって、
: ガスが異常なほど頻繁に出ます。(臭いも強いです)便通もマチマチで先生のおっしゃる腸内細菌が大いに関与しているのではないかと思います。 特に、しばしばカンジタ抗体が高値を示す消化管真菌症と成人アトピーの関連性についてです。正常な腸内環境であれば保てる酵母真菌の増殖が抑制できなくなって異常増殖したのではないか?と気になっています。
なにかの原因で(ストレス、食生活、更年期等)腸内のphが上がりすぎ(中性、アルカリ化)た様ですね。菌バランスの復元が必要でしょう。
: 質問があるのですが、
: ●腸官内カンジタ菌の増殖の関与を疑い、抗真菌薬の投与することは無駄ですか?、消化管内真菌症の関係する書物で、もしアレルギーがカンジタの異常発生に起因しているのであれば、まず抗真菌薬を投与することが必要で、その後ビフィズス菌等の整腸や食事療法(炭水化物、糖分、イースト菌の制限)を続けるようにしなければ、腸管における酵母の定着性や侵襲性を助長させるとありました。皮膚科の先生には勧められましたが、抗真菌薬は副作用の心配もあるので、是非先生のご意見をお伺いしてからと思い、保留にしています。
私の考え方では、抗真菌薬は腸内細菌のバランスを著しく悪化させると思います。いまの症状を解決するには、乳酸菌を大量摂取する方法がベストと考えます。それも、菌種類を多くして、満遍なく腸内phを安定させ、カンジダの生息できない環境を造ることが重要ではないでしょうか。
よって、あなたの場合1日の菌摂取量は5兆個以上必要と思われます。菌種類は最低5種類、腸管の全体に生息できるようにすることです。ビフィズス菌だけでは大腸を調整しますが、8メートルある小腸にはあまり影響を致しません。一番大事な吸収場所は小腸ですから、ここの考えも必要でしょう。医大の授業では、腸内細菌、微生物の学習は殆どありませんので、上記の回答は無理のないことです。
: ●私の場合、生理前に著しく悪化します。皮膚科の先生に聞いても、そういう人もありますね。としか、答えてくれません。どういう関連があるのでしょうか?
当室の会員の女性にも、この様な症状の方が多くいます。生理前の体内の働きは、刺激ホルモンによって、排卵したり着床したりするのですが、これら刺激ホルモンはステロイドホルモンを利用して出すため、体内でのステロイドが減少して炎症が止められなくなることが多いのです。特にアトピーの方は、痒みによるストレスで異常に腸内細菌が減少してステロイドホルモンを産生出来づらいからだですから、副腎での蓄積が出来ないのでしょう。腸内細菌の調整をすることで生理前の大きな変化は少なくなっています。
: ●先生はオリゴ糖は薦めておられませんが、これはすべてのオリゴ糖ですか?ラフィノースもやはり意味ないでしょうか?
同じと思います。しかし、絶対に悪いと言っているのではありません。当室の乳酸菌に於いても一部入れているのもあります。菌種類の多い乳酸菌のみですが。
でも、私はあまり使いたくありません。
身長ー体重は99になっていますが、いつくらいからですか?最近であれば腸内細菌の異常と思われます。アレルギーの原因は複合していますので一概には言えませんが、あなたの場合、腸内細菌の改善は最低でも必要です。改善にあたり気をつけることは、抗生物質類は使用しないことです。また、早めに改善するためには肝臓、腎臓の正常化が条件となります。あなたの背中に吹き出物のようなものが出来ていれば、要改善です。
また何かあればどうぞ。
赤嶺福海