生後まもなく発症したアトピーを病院では、「小学校に上がるまでには良くなりますよ」とコメントしていました。 しかし、症状はいっこうに治まらず、逆に範囲は広くなり精神的にも厳しい状況となった。 さらに、同級生の目を気にするようになり、ストレスはいっこうに収まらず、常に相手の目を気にするようになった。 我慢した学校から自宅に戻ると緊張の糸が緩み、一機に痒みが増してくる。綺麗にしようとすればするほど、 症状は逆転して厳しい環境を作り出した。掻痒行為が癖になり、痒くなくても皮膚に圧力を加えることになる。 この時期の克服はとても厳しいのです。でも、、何としてもこの時期に解決させるのです!
氏名 = ○○くん
性別 = 男
職業 = ○○小学校
年齢 = 7
身長 = 130
体重 = 28.
血液型RH = +
型 = AB
視力(右) = 1.5
視力(左) = 1.5
お酒 = 飲まない
タバコ = 吸わない
飲料水その他 = 湧き水
病名 = アトピー性皮膚炎
発病年 = 2002
発病月 = 9
治療 =
体:ステロイド治療リンデロンVG・リドメックス・ザルックス・キンダベートなど保湿はプロペト・ヒルロイドソフト・ザーネ・アズノール軟膏・頭皮:ヒルロイドローション・炎症部分リンデロンローションを使用・
顔:保湿中心ですが炎症のひどいときはステロイドをたまにつけることがあります。その他入院時全身にバラマイシンを塗っていたことがあります。亜鉛化単軟膏:包帯で保護
飲み薬:ザジテン・ペリアクチン・ケトテン・ニポラジン
炎症時:ホスミシン・セフゾン
住居年 = 9
住居築(月) = 5
ステロイド歴(年) = 5
ステロイド歴(月) =
ステロイド使用頻度 = 毎日
アレルゲン = ハウスダスト
アレルゲン = 杉花粉
アレルゲン = ダニ
アレルゲンその他 =
備考 =
はじめまして。生後3ヶ月で脂ろうせい湿疹といわれすぐになくなりましたが、また3歳頃から湿疹がではじめ年々悪くなっていきました。現在は全身赤く特に肘からした膝からした足先指先までごつごつと湿疹があり、掻き過ぎて爪も生えてこず爪の先も切れてしまい手袋をして掻いている状態です。昨年の春頃からおでこを痒がりはじめいまではつねに顔が赤ら顔で夜も全身の痒みで眠れず、朝方熟睡し学校にいっても痒くて辛そうな毎日です。ステロイドは良くないお薬だと思いつつ、今日までにいたっております。やめるにやめれず痒がる息子に掻いてはダメと叱ってしまうことも多くこれからどうなってしまうのかと、不安になります。掻いてしまった傷もなかなか治らずとびひやカポジ水痘症になり入院も2回しました。5歳の弟も同じアトピーです。今月夫の転勤で県外に引越しの予定ですが新しい学校でもいろいろ心配があり不安です。これ以上この治療をつずけていくのは不安です。直接のご相談はできませんか?
◇ANS
○○○様
2歳くらいからの発症なのでしょうか、もう5年も厳しい環境にあれば、お子様もご家族も苦しい毎日をお過ごしのことと思います。
当方の考え方からすると回復には一番厳しい年齢となります。2歳から10歳までのお子様は、すでに自我に目覚めており、本能をもって行動をしてきます。「痒い」と感じれば、その痒みが収まるまで掻き続けますし、痛いという感覚まで掻くのです。そして、痛みで泣きつづけます。側で見ているお母さんは、胸がはちきれそうな感覚だと思います。
此処まできた以上何処かで、その「魔の薬」を外さなければなりません。その薬を外す勇気は、アトピーの克服理論と回復の時期の確認納得しなければ、なかなか踏み切れないものです。その解決策を持った医者は、全国探してもいないのです。それは、いろいろな柵を含め、行政との連結、勉強不足、自分はサービス業と思っているなど(全員ではありませんが90%以上)、その解決を本人たちも見出せないのですから、ガイドラインに添った「ステロイド療法」を実践するのです。我が子であれば絶対に出来ない処置です。
何としても高学年までに解決しなければ、少しづついろんな目を気にして多くのストレスを受けることになります。このアトピー症状(ステロイド被害)は、大小にもかかわらず「ストレス」には大きく反応することになります。それは、ストレスによって体内に多くの活性酸素が発生して、アトピーの直接原因である「免疫機能」が大きく揺らぐのです。その免疫と直結しているのが「腸内細菌」なのです。小さい頃の発症原因も実は此処にあるのです。
一生80年で体内から約1gしか産生しないステロイドホルモン。大きな作用をする生理物質で、抗炎症、抗ストレス、自律神経安定、皮膚バリア構成等々、人間が生きるために重要な役割をしています。また、自己産生されるステロイドホルモンは全て記号を有しており、必要細胞の同記号の受容体にしか作用しないシステムとなってもいます。しかし、私にもあなたにも「○○くん」にも作用する「フリーステロイドホルモン」を3ヶ月以上使用して体を動かすと、自己のステロイドホルモンはその細胞へ作用しなくなるのです。回復には最低3ヶ月を有することとなるのです。離脱すると、その間、ステロイドホルモン本来の役割は出来なくなり、皮膚バリアの崩壊、異常な痒みの発生、自律神経系の異常、抗炎、ストレス蓄積、感染と人間が生きるために弊害となる症状が吹き出てくるのです。逆にステロイド剤を多く使用しても、自律神経系のアンバランスも見られ、昼夜逆転したり、体温調節や血糖値の調整も厳しくなるのです。
多くの成人アトピーの皆様を見るにあたり、何とかここでくい止めをしない限り、1人の成人アトピー者が発生することになるのです。(大袈裟ではありません)すでに、7歳をすぎていますが、この第一次成長期を通過したこの時期に、一生のプログラムが構築されるのです。第二次成長期(女子10〜13歳)で確定なのです。高学年になると人目を気にするようになり、子供の心ない言葉に極度に反応するようになります。中学生になるとその傾向は一層大きくなり、離脱は数倍のエネルギーを要することになるのです。高校になれば、余程の決断がない限り実行は出来ませんし、親の言葉も通じなくなるのです。
アトピー性皮膚炎の直接原因「免疫過剰」は、「腸内細菌」アンバランスに影響されており、腸管で細胞に必要な成分生成が出来ずに、一歩手前の成分で体内に侵入することから、抗体活性して異物反応(アレルギー)が起きるのです。いわゆる腸管粘膜の異常によるものです。この根源は、腸内細菌の不安定(異常減少)となります。抗生剤の使用により大きく減少しますし、痒いという感覚だけでストレスとなり、活性酸素により腸内細菌が異常減少することとなるのです。
アトピー性皮膚炎調整にこの腸内細菌調整が必須というのはこの為なのです。また、アトピー性皮膚炎の多くの方々の便検査をすると、正常の方の1000分の1となっています。これは子供も同様の数値となっているのです。
食物アレルギーにおいても、この調整を行えば異物侵入する粘膜箇所は正常になりますので、反応はなくなるのです。(反応がなくなり、症状が安定しても数値は出る場合がありますが、症状が出なければ問題ありませんし、その継続で数値も正常値へ戻ります)RAST・RIST検査数値も気になるでしょうが、症状と数値は比例しませんので、気にしないことです。
腸内細菌は身体の細胞に必要な成分を作り出す工場と判断して良いのです。その工場で作られた成分を各細胞へ運搬するのが「ミネラル」なのです。これも、痒いという感覚にてバランスは大きく変貌してゆきます。特に自律神経系に重要なミネラルである「マグネシウム」「カルシウム」が異常数値となり、自律神経系に指示される器官は大きく変貌してゆくのです。特に免疫は直接作用するものです。このミネラルもアトピー性皮膚炎調整には重要なポイントとなるのです。
皮膚調整にワセリンを基材とした保湿剤を使用しているようですが、これも症状悪化の大きな要因となっているのです。油脂系使用で外部接触を遮断して反応を阻止していますが、・・・正常皮膚には皮脂膜でバリアをして皮膚呼吸しながら外部遮断して体を守っています。外敵菌が皮膚についても浸入できないようにphも「5」として、「7」の菌群が棲息できないようにしているのです。それらの主役は有用菌の「皮膚常在菌群」なのです。皮膚バリアが崩れれば、直ぐに再生できるように「皮膚常在菌」は、ステロイドホルモンを分泌して、皮脂膜を構成して外部侵入を防いでいます。ワセリンや軟膏などの保湿剤はph「7」であり、皮膚を守る「皮膚常在菌」は死滅してゆくのです。症状の出ている部分には「皮膚常在菌」は一切棲息せず、黄色ブドウ球菌群の棲息となっているのです。
腸管も「腸内細菌」、皮膚も「皮膚常在菌」と菌の棲息条件が、このアトピー性皮膚炎治療に重要なポイントとなっているようです。
アトピー性皮膚炎の結果には必ず原因があります。(原因と結果の法則)その根幹を解決しない限り、いつ再発するか判らないのです。いや、解決できないままにステロイドホルモン治療を行うことがどれ程危険か、今一度考えなければなりません。人間は食べて生きています。この基本で体が動くようにしない限り、いつまでもこの悩みは続くことになるのです。(期間が長くなればなるほど、継続したストレスが発生して内部環境はさらに悪化して症状範囲も広がることになります)
「腸内細菌」「ミネラル」「皮膚常在菌」調整で全て解決するわけではありませんが、基本の考えは、「体全体を調整して結果的にアトピー性皮膚炎を克服する」といった感じとなるのです。だから再発はないのです。
「三つ子の魂百まで」と申しますように、一生のプログラムは数えの3歳で構築されるのです。満2歳なのです。・・・「秀くん」は年齢をすぎていますので、少々の時間は要するでしょうが、何としても高学年になるまでには、何処にいても何を食べても反応しない体にすることをお薦めします。
モノで良くなるのであれば、これ程多くの方々が悩むことはないのですが、・・この解決には、ご両親の知識(理論理解)、家族一体の頑張りと、自然との融合が重要となります。それほど、アトピー性皮膚炎は複合した系の崩れになっているのです。
特にステロイドホルモン剤による自律神経系の乱れは、体全体の乱れにも繋がるのです。四季を感じなくなったり、昼夜反転したり、温度感知が逆転したりするのです。これらの正常化が、克服の基本となるのです。そのためには、アトピー性皮膚炎でない子供の条件を作り上げることなのです。
大人でも我慢できない「痒み」を、小さな体で受けているのです。皮膚感覚が麻痺するために他の感覚は敏感となり、空気の波も読みとるようにもなるのです。その感覚は、親の考えも、他人の考えも読みとり、小さいながらに苦労をしなければなりません。
何としても解決してやってください、「○○くん」を。
下記にいままで行っている子供達への処置方法を記述しますので参考にお読みください。
@腸内細菌の調整を行う。
※発症の原因は、受菌バランスが狂ったために発症なので、ここの調整は不可欠となる。子供に乳酸菌を摂取させる。
※血液型別乳酸菌 http://www.nova-souken.net/html/arigato-ketueki.html
※オーダー乳酸菌など http://www.nova-souken.net/html/arigatou-order.html
Aミネラル調整を行う。
※ここも発症の原因解決が目的。・・(痒みによりミネラルバランスが崩れるため)
※天然ミネラル濃縮液 七海を摂取する。(湯冷まし等に入れる)
http://www.nova-souken.net/html/nanami.html
B皮膚phを弱酸性にする。
※皮膚バリア機構は「皮膚常在菌」にあるため、これらの有用菌を正常に棲息させれば皮膚も正常となる。※四輝水というローションにて皮膚PHを安定させ雑菌を防ぐ。
C皮膚を乾燥させる。
※アトピー症状での大きな問題は「感染」にあります。この感染には水分(体液は感染の最悪条件)が必須となり、患部を絶対に濡らさないことが早めの解決に効果を示す。風呂に入らないことが早く良くなる秘訣です。(病院では清潔にするため入浴を充分してと指導・・逆)
D母親といつも密接にしておくこと。
※子供は母親をいつも頼りにしており、母親が遠ざかると不安で仕方ない。辛いときは常に近くにいて安心させることが重要です。少し長い克服期間を自信を持って進行することが、子供を安心させることとなります。
E母親をいつもサポートできる父親の理解が重要となる。
※毎日24時間子供のそばにいて辛い状況を見るに当たり、「本当に良くなるのだろうか?・・いっそ、クスリを塗って楽にさせた方が・・」と言う気持ちが必ず来ます。この時に一緒になってがんばれる言葉やねぎらいが重要となります。子供の克服にはこの行為が一番重要となります。
F毎日外に出すこと。
※人間も動物も植物もこの自然環境の中で生きており、その季節や状況によって毎日身体は変化しています。その変化を性格に受け取ることが、常に一定に出来る身体となりますので重要な行動です。暑いときも寒いときも常に36度一定の身体にしなければなりません。生まれて初めての季節を1年間経験しますので、春秋に変化は現れます。冬と夏の環境は逆転しますが、それでも同条件の身体を維持するためです。(車でも構いません)
G自信を持つために面談が必要です。
※これで本当に良くなるのだろうか?この指導者の考え方や人間性はどうなのか、信じて良いのか?・・また、指導者の判断も確信の1つとなるでしょう。
上記はあくまでも机上ですが、7歳となっていますので、克服期間に少し微妙なところもありますね。最低2年は予想されます。
転勤場所によっては、悪化したり調子よくなったりします。それらの自然環境も大きな要因となっていますので、いろいろと勉強されて、お子様を健康な体で成人にしなければなりませんね。
かなり苦労されると思いますが、どこかで踏ん張らない限り終わりはありません。