季節の変わり目に湿疹や炎症が出て慌てて病院にいって処置すると、あっという間に改善する。 何だ、悪くなるとすぐに薬を塗ればよくなるんだ。子供も笑顔が多くなり、夜も眠れる。 しかし、数日間するとまた同じように炎症が出て、今度は広範囲に出るようになった。 「おかしい、、、おかしい」と思いながらも、病院にいけば必ずステロイドが出る。すぐに良くしたいという気持ちが、 結果的にまわり道となってしまったのではないでしょうか。 本来なら、その根源解決をしなければならないものを、出口をふさぐために 今度はそれ以上に厳しい状況を作り出してしまった。 根気強く、一番大事な時期を薬なしで乗り切るために頑張りぬくのです。
氏名 =K
性別 = 男
職業 = 4月から幼稚園
年齢 = 3
身長 = 91
体重 = 14
お酒 = 飲まない
タバコ = 吸わない
飲料水 = 浄水器
飲料水その他 =
病名 = アトピー性皮膚炎、気管支喘息(疑いあり)
発病年 = 2001
発病月 = 2
治療 = 8ヶ月:アンダーム軟膏で治療をしていた。(さいたま市)
卵白アレルギー有りと診断される。
1歳:アンダーム軟膏で薬物アレルギーが出たためステロイド剤を使い始める。キンダベートやロコイドなど使用(さいたま市から新潟市に転居)。夏にとびひが悪化しだしボアラも使用し始める。(新潟市の皮膚科に通院し、先生の指導を受ける)
2歳:このころから頭をかきむしるようになる。常にあたまにしるがでたような状態。夏にあせもがひどく、あせもが悪化し、全身とびひとなる。手をかきむしり両手を包帯で固定することになる。また同時に肺炎になり入院。手の包帯は約2ヶ月ぐらいすることになった。このことのIG値が50。猫アレルギーとハウスダスト、ダニが陽性。卵アレルギーはなくなり卵は食べられるようになる。
v
3歳:10月に新潟から名古屋に転勤。名古屋に来てIGの値が50から1234ぐらいに上がる。新潟にいたときはステロイドを使用していたが、名古屋の医師より薬が強いとのことよりアルメタ、ヒルロイドローションを使用することになった。10月から12月は体調不良。(アトピーが直接の原因ではないが、入院することになる)
アトピーは新潟のときよりも少し良くなったように見えるが、喘息や花粉症がいつ発症してもおかしくないとの先生の診断。ダニ、ハウスダストがそれぞれ判定値100以上で判定が(5+)。猫(ふけ)が判定値2.68(+)。
ステロイド離脱経験 = 無
ステロイド歴(年) = 2
ステロイド歴(月) = 8
ステロイド使用頻度 = 毎日
アレルゲン = ハウスダスト
アレルゲン = ダニ
アレルゲンその他 = 猫などの動物
備考 =今回家を新築することになり、シックハウスなどが気がかりで、アレルギーにやさしい住宅の素材選びなど是非アドバイスして頂けたらと思っております。(金沢のハザマ社長よりこのホームページを紹介して頂きました。)
◇ANS
K様
昨日、狭間社長より連絡を頂きました。狭間社長は、「健康」をテーマに家作りをされている元気な信頼出来る社長です。
さて、状況は把握いたしました。多くの方々の相談にお答えしている中で、K様の状況も同一範囲内にあります。と、申しますのは、生後間もなく(1〜2ヶ月)に発症するのであれば、完全な「免疫過剰」(アトピー性皮膚炎)と判断できますが、8ヶ月の発症ということは、子供がこの社会で生きるための条件を作っている真っ只中にあります。日本の1年は春夏秋冬があり、寒い日も暑い日も体温維持をして、体内環境を一定にしなければなりませんが、生まれ手間もない子供にそんなシステムは構築されていません。それを構築させるために、いろんな症状をおこしてゆくのですが、ここで直接作用させる「生理物質」(ステロイドやプロトピック、酵素やビタミンB群等)を外部から入れて作用させると、自己の判断は出来なくなり、体内の一定条件を保てなくなるのです。特に体温一定維持が自律神経異常により出来なくなることが多くあります。その事で、体内温度が異常に上昇したり、低下したりで、痒みや悪寒が出て正常な体調を維持できなくなるのです。
子供にこれらの生理物質摂取は危険きわまりないと判断しています。行政と製薬と医師会が組めば何でも出来る、その犠牲は国民にあるのです。行政と組んで「治療ガイドライン」まで作る始末です。
人間が生きるために必要な成分は、すべて食べ物(母乳)から作られており、ステロイドホルモンや甲状腺ホルモンもすべて食べ物から、必要なときに必要な量を信号を受けて、自己の記号を持って必要な細胞に運ばれています。それを母親にも父親にも私にも作用する無記号のステロイドホルモンを使用すると、それを受ける受容体は、無記号用に合う受容体となり、自己のステロイドホルモンを受け入れることが出来なくなるのです。よって、ステロイド剤で安定していた身体が、ステロイド離脱によって大きく変貌してゆくのです。当然、自律神経も不安定となり、それに影響を受ける各系(特に免疫)も不安定となります。よって、いろんな雑菌に感染したりすることが多うなるのです。肺炎もしかり、皮膚の雑菌感染もしかりです。(ステロイド剤は免疫抑制作用もあり、いろんな菌群の対応が出来なくなるのです)
この症状に於いての処置は、「抗生剤」の大量投与となるのです。
この投与により、体は大きく変貌してゆきます。特に活性酸素の異常発生で、各細胞が変化するのは当たり前なのですが、人間の根源とされる「腸内細菌」が大きく減少してゆきます。それに伴い、各細胞に成分を運搬する「ミネラル」も大きく変化してゆきます。特に自律神経に関与するマグネシウムやカルシウムは異常をきたし、さらに恒常性維持機能(ホメオスタシス)が不安定となり、体温調節が出来なくなったり、免疫過剰となりIgEの数値が異常に上昇することがあります。
アトピーである子供さんとそうでない子供さんの差は何なのか?・・これが、克服のために考えなければならない第1条件なのです。その差は、多くの症例から「腸内細菌」と「ミネラル」の差にあることがわかっています。その差を詰めることが、この克服治療の第1条件となるのではないでしょうか。その解決は、身体全体を解決することに繋がり、結果的にアトピーも可決することとなるのですが、末端の治療ではないので、再発もないのです。
ただし、この年齢は今までの例から克服には非常に厳しい年齢となります。0歳の子供は、間違いなくこの2点と条件整備で120%1年で解決します。また、大人は理論受け入れが出来、身体もその意志を受けてその通りに進行して行きますので、症状の度合によって差は出ますが、2年以内に解決します。2〜10歳(第2次性徴期)の子供は、自我に目覚めていくが、経験と知識に乏しく本能だけで行動をするために、掻痒行為が激しく、表面的解決が遅くなるのは間違いありません。「痒い」と判断すれば、それが解決するまで掻き続けます。「痛い」と判断するまで掻き続けるのです。当然傷は深くなり、感染と共に範囲は広がり、外目では悪化という判断となり、すぐに良くなる方法を選択してゆくのです。
側で子供を見る親としては、いたたまれない気持ちは良く判るのですが、結果的に将来を見据えての解決方向とはなっていないのです。ここで、ステロイド剤使用を行うと、さらに解決期間が長くなり、第二次性徴期を越えると離脱のタイミングを失い、成人アトピーとなって苦しい思いをしている方が、数百万人となっているのです。成人アトピーの99%が、この幼少期に何も判らずにステロイド剤にて対応した方々なのです。
外部処理も間違って進行されている方が多く、内部の重要ポイントは「腸内細菌」(人間の身体に必要な成分を作る工場と、異物を入れないために活躍している防衛機能を持っています)と同様に、皮膚にも「皮膚常在菌」(スタフィロコッカス属・プロピオニバクテリウム等)が、外敵(ダニ・雑菌・紫外線等)から守っているのです。この菌群無しには、皮膚構成は出来ないのです。薬剤の基材の殆どは「ワセリン」や「軟膏」となっており、これらはバリアを張って外敵から防衛しますが、この使用により、本来の防衛機能である「皮膚常在菌」は死滅することとなり、自然の防衛機能はなくなり、いつまでもバリアを張らなければ外敵が侵入してくることとなります。また、これらの基材は、感染にも関与して雑菌群繁殖作用もします。中には抗生剤入りステロイドを使用しますが、これら抗生剤が「皮膚常在菌」をも死滅させることとなるのです。この処置は、皮膚常在菌を守ることに徹して進行することが重要となります。皮膚常在菌の生育条件は「弱酸性」であり、ミネラルバランスも必要となります。(当方では「蓬水」<ph4>を推薦しています)
脅かしているような書き込みになりましたが、事実なのです。この幼少期の何処かで家族全員の力で解決する方向に向かわなければ、また、何処かで同じ様な苦しみをすることとあります。それが、思春期になると大変なことが起きます。
質問は、家の建材(シックハウス症候群に関与する)などのことでしたが、粗雑な家に住まれても健康な子供もいますし、発症しない子供もいます。何処が違うかが問題なのです。これらシックハウス症候群の活動されてる方々は、アトピーの原因は「シックハウス」だと、対象を決めて活動されており、全体が見えていないような気もしますが、深く研究されていますので、推薦のHPを参考に研究してみて下さい。私は、シックハウスの権威ではありませんが、その影響も大であると判断します。
<アトピー環境研究会・名古屋>
http://www2u.biglobe.ne.jp/~atopiken/
<アトピー・シックハウス調査研究会>
http://www.kanazawa-net.ne.jp/~ka-ken/home314top.htm
<シックハウス対策研究会>
http://www.sickhouse.jp/
などがあります。
Kくんは、これから約80年生きなければなりません。病院では、「中学生くらいになれば良くなりますよ」と安心させたり、「一生の付き合いですね」と落胆させたり、その根源を解決する方向には進んでいません。皆様自身が守らなければ解決できない環境になっていますので、家族で一生懸命勉強して、「よし、これなら良くなる」という方法を見つけ出し、良くなるまで頑張り抜くことです。その勉強は、これからの家族の人生において、必ず役立つこととなり、何かの影響で少々の悪化が出ても、その理由が理解できていれば直ぐに解決できるのです。その結果だけを見て進行すれば、悪化の時からの解決策を見つけられずに、大きく落下して「もうダメだ」となれば身体は元通りになりません。今のところは本人の意識より両親の意識が優先しますし、特に母親の身体から出る「波」に大きく影響します。その母親の意識の継続力は父親のサポートとなりますんので、家族一丸となっての進行が重要となるのです。
ここに今までの実績から、当方で行っている克服までのシュミレーションを記してみます。参考程度にお読み下さい。
@腸内細菌の調整を行う。(乳酸菌の摂取)※発症の原因は、受菌バランスが狂ったために発症なので、ここの調整は不可欠となる。子供に乳酸菌を摂取させる。
Aミネラル調整を行う。
※ここも発症の原因解決が目的。(痒みによりミネラルバランスが崩れるため)
B皮膚phを弱酸性にする。※皮膚バリア機構は「皮膚常在菌」にあるため、これらの有用菌を正常に棲息させれば皮膚も正常となる。「四輝水」というローションにて皮膚PHを安定させ雑菌を防ぐ。
C皮膚を乾燥させる。※アトピー症状での大きな問題は「感染」にあります。この感染には水分(体液は感染の最悪条件)が必須となり、患部を絶対に濡らさないことが早めの解決に効果を示す。風呂に入らないことが早く良くなる秘訣です。(病院では清潔にするため入浴を充分してと指導・・逆)
D母親といつも密接にしておくこと。※子供は母親をいつも頼りにしており、母親が遠ざかると不安で仕方ない。辛いときは常に近くにいて安心させることが重要です。少し長い克服期間を自信を持って進行することが、子供を安心させることとなります。母親の「抱っこ」は最高です
E母親をいつもサポートできる父親の理解が重要となる。※毎日24時間子供のそばにいて辛い状況を見るに当たり、「本当に良くなるのだろうか?・・いっそ、クスリを塗って楽にさせた方が・・」と言う気持ちが必ず来ます。この時に一緒になってがんばれる言葉やねぎらいが重要となります。子供の克服にはこの行為が一番重要となります。
F毎日外に出すこと。※人間も動物も植物もこの自然環境の中で生きており、その季節や状況によって毎日身体は変化しています。その変化を性格に受け取ることが、常に一定に出来る身体となり
ますので重要な行動です。暑いときも寒いときも常に36度一定の身体にしなければなりません。生まれて初めての季節を1年間経験しますので、春秋に変化は現れます。冬
と夏の環境は逆転しますが、それでも同条件の身体を維持するためです。(車でも構いません)
G自信を持つために面談が必要です。※これで本当に良くなるのだろうか?この指導者の考え方や人間性はどうなのか、信じて良いのか?・・また、指導者の判断も確信の1つとなるでしょう。
上記はあくまでも机上ですが、4歳を超えていますので、克服期間に少し微妙なところもありますね。最低2年は予想さ
れます。
参考になれば幸いです。