大学生のアトピーQ&A・・・もう、大人の仲間入りといってよい年齢だが、目的を持っての大学生活。 高校とは違った自由な環境でもあろうが、中間を過ぎるとひしひしと迫ってくる社会人のプレッシャーが毎日襲ってくるものだ。中学生になればよくなるといった医者の言葉を信じて進行してきたが、 ここまで遅れれば「このまま良くならないのでは・・・?」という不安な思いが体全体に走る。そして、右往左往とあらゆる治療法に目を向け試してゆくが、改善に兆しが見えずさらに不安が襲ってくる。男性と女性では、もう体の仕組みが違うので考え方や行動も異なってくるし、同年齢の学生と比較して焦るのだ。特に男性は女性、女性は男性の付き合いなどは二の足を踏むこととなり、人の目を異常なほど感じることとなる。これは全てストレスとなり、さらに悪化の条件をはぐくむのだ。ここまできたら、腹をくくって将来のために頑張りぬくことだ、大学生!!
> 氏名 = O
> 性別 = 女
> 職業 = ○○大学
> 年齢 = 21
> email =
> 身長 = 162
> 体重 = 56
> 血液型RH = +
> 型 = B
> 視力(右) = .01
> 視力(左) = .5
> お酒 = 飲む
> タバコ = 吸わない
> 飲料水 = 浄水器
> 飲料水その他 = 韓国浄水器。日本では水道水。
> 病名 = アトピー性皮膚炎
> 発病年 = 1981
> 発病月 = 10
> 治療 = 生後二ヶ月で発症しました。重症アトピー。新潟県吉田町にある吉田病院で3才から4才入院しました。食餌療法とステロイドで治療。4才で退院。新潟県六日町に移ります。六日町病院で小児科先生に見てもらいました。リンデロンVG軟膏をひどいところに。もう少し弱い(と聞いた。)ステロイドの混合剤を他のところに塗りました。頭皮にもリンデロンローション処方されました。頭皮用のリンデロンを多量に付けすぎ、毛髪が一部白髪化してしまいました。飲み薬は黄色と白色の粉の混じったビタミン剤。喘息も起こして、軽いときは飲み薬。ひどいときは吸引をしました。小学校になると、病院に行くのは一ケ月に一度でした。最初は透明の硬い軟膏が処方され、学年が進むにつれ、保湿剤の混合で白っぽくなったステロイドに変わっていきました。飲み薬はザジテンと言うのを長く飲みました。中学高校時代も六日町病院で同じような治療をつづけました。中3の頃、円錐角膜症という目の病気だと発覚しました。ザジテンは途中から別のものになりました。中学から高校にかけて、体の湿疹は毎年ごとによくなっていきました。花粉症も喘息もなくなりました。大学に入り富山で医科薬科病院、せき皮膚科クリニック、などに不定期に通いました。ヘルペスや水虫治療もうけました。。
大学に入ってからはカサカサするものの湿疹はあまりなかったので、ステロイドは塗ったり塗らなかったりもしました。
2002年12月から富山医科薬科で、診察を受けるようになりました。医科薬科大でもらった薬は. デルモベート+亜鉛華軟膏をひどいところ。顔や体にヒルドイドソフト。頭皮のふけ症にリドメックスでした。
今年3月から韓国ソウルで留学生活しています。。1ヶ月を過ぎた頃から顔と首を中心にだんだん発赤、かゆみが現れ始めたので韓国人小児科医に相談したところステロイド使用を批判され、顔にも時々塗っていたデルモベート入りの軟膏を捨てて脱ステ開始しました。。この小児科医から処方された薬は塗るタイプの抗ヒスタミン剤です。
> 住居年 = 韓国下宿
> 住居築(月) = 古い
> リフォーム(年) = 不明
> リフォーム(月) =
> シロアリ除去(年) = 不明
> シロアリ除去(月) =
> ステロイド離脱経験 = 有
> ステロイド中止(年) = 2003
> ステロイド中止(月) = 4
> ステロイド中止(日) = 28
> ステロイド歴(年) =
> ステロイド歴(月) =
> ステロイド使用頻度 = 毎日
> アレルゲンその他 = タコ
> 備考 = 今、アトピーのため一時帰国しています。帰国して二週間たちますが、少し改善したものの顔や首皮膚が赤く炎症して、痛くて集中力が無い状態です。
一週間後韓国へ戻りますが、韓国は水道水も日本より汚いし、お風呂は毎日シャワーです。(だいたいの民家にバスタブがないので。)空気も乾燥しています。食べものの注意なら出来るけどこのような環境が要因なら、またすぐ悪化する気しています。 こちらのページを見て、先生の「どこでも暮らせるような、、、」と言うお言葉に、関心を持ちました。
水道水シャワーの韓国でアトピーを悪化させず過ごす方法はないでしょうか?御助言お願いいたします。
◇ANS
O様
さて、状況はある程度は把握いたしました。
生後間もなくの発症から現在まで、悪くなればその末端の処理をしながら現在まで来ておられます。そして、危ないから
と言って今年4月末に離脱した・・・この状況から、韓国で正常に暮らせるという確率は低いです。おそらく、この状況はあと6ヶ月以上は続きますし、それも定かではありません。
なぜ、そのように言うかという根拠は、アトピー・喘息である根本的な解決に進行していないからです。ステロイドを外すだけで良くなるのであれば、この様なアトピー問題は発生しませんし、病院の処置も正解となるでしょう。
アトピーは「免疫過剰」であるという根源を正常化させなければ解決には至りません。そうです、何処にいても何を食べても反応しない体にするためには、これが絶対条件となるのです。
書き込みの日から1週間後に渡韓するということは、明日か明後日と思われますが、一時的に沈静化したり、何かの影響
で大きく悪化したりの繰り返しをしながら進行して行きます・・本人の感覚としては、出口の見えないとても厳しい状況に追い込まれてゆきます。その感情は、「活性酸素」となり根底の問題である「腸内細菌」や「ミネラル」をも低下させる状況となるのです。これを補給する生活パターンとなれば少しでもブレーキはかかりますが、行動無しには低下一直線となり精神的にも追いつめられることとなります。
そこで私の提案は、免疫過剰の根源である「腸内細菌」「ミネラル」の調整が第一条件と判断しています。また、これを行うだけでアトピー克服が出来るのであれば誰も苦しむことはありません。私の今までの経験から、その処置で良くなる割合は3割と判断しています。克服にはあと7割の解決をしなければなりません。
その7割の内容は@まずはこのアトピーを理解すること(知識)A出てくる不安をすぐに解決する(アトポス担当)B本人の行動や生活パターンが重要となる(早起き・胸張り・笑い・学校に行く・・等々)
この@〜Bが出来れば間違いなく解決します。
これらを要約しますと
@親・彼と同伴の面談を行う
※先の懸念から克服の理論を家族・彼全員が理解して、一致協力の下に克服の治療行動することが、克服のカギです
A基礎条件の整備(アトピーでない人と体を同条件にする)
※腸内細菌の調整・・乳酸菌摂取5兆個/1日(ヨーグルトにて)
※ミネラル摂取・・総合ミネラルとして
B皮膚phの調整(感染防御)
※今は、黄色ブドウ球菌からの感染範囲を広げないことが重要となります。よって、黄色ブドウ球菌が死滅して、有用菌が生存できる方法が必要となります。皮膚は皮膚常在菌なくしては成立できない。皮膚常在菌が棲息でき黄色ブドウ球菌などの雑菌は排除する。
※脱入浴も感染防御の方法となる(重要)。感染は水分が一番の問題であり、風呂にはいると体温異常によって痒みが出て外部から掻き崩し感染する。また、カサブタが落ちて体液が出ることで感染条件となる。
C胸を張ること(重要項目)
※この行為は、「免疫過剰」の原因である免疫の司令官 「Tリンパ球」の活性場所が胸の「胸腺」であることから、 この場所の活性は胸張りと宝石などのペンダントで活性させる。胸張りはお金も一切かからない。胸張っている人にアトピーはいない。また、免疫低下のガンの方もいない。
※胸の当たりの皮膚がつっぱって胸張りが出来ないという方が多くおられますが、起きた後の体操で少しづつ伸ばせるようにすること。
D学校に行くこと(五感の活性・重要項目)
※これらの行為は、自律神経の活性につながる。当然早起 きもしなければならないし、考えることも多くあり代謝量も増すことになる。出口が見つかれば明るく振る舞える。
※必要であれば学校には「サポート依頼書」を作成して送付しても構いません。それにより、学校も理解してくれるし、同僚も理解できるポイントを作る。中学・高校では効果あるが、大学ではその効果は薄いような報告が多い。
E早起きの励行
※学校が休みでも必ず早起きは行う。
アトピーは自律神経に大きく関与しており、交感神経の信号の時には、必ず起きて行動しておくこと。そうすると、眠れない夜も眠れだすようになるし、症状も改善してゆく。
F笑いを多くすること
※笑顔の多い人は、ストレスや活性酸素は留まらない。笑顔の形自体が脳からストレス防止のホルモンが出ることになる。(βエンドルフィン)
以上が克服のシュミレーションとなるが、これから6ヶ月間は基礎条件整備期間となり、それ以降が回復パターンになると考えられます。その間は、報告や不安な気持ちを持たないように常に勉強することが必要で、「大丈夫、後3ヶ月でこの状態は脱して、それからはドンドンと良くなる」という意識が体に入り込めば良くなってゆくでしょう。しかし、毎日多くの時間からだを見つめれば、見つめた部位は大きく変化してゆきます。どれだけ、明るく笑顔でがんばれるか、胸を張る時間が多くなるかによって、克服の期間は設定できます。
・・・と、言っても一直線で良くなることはありません。毎日変わる環境や生活パターン、ストレスの差で良くなったり悪くなったりの繰り返しとなりますが、悪くなったときの精神状態の如何で、大きく落ちるか戻るかの分岐点です。この分岐点をいかに上にあげるかも克服スピードのポイントとなります。
今の学生生活の内に解決することが重要となりますが、思いによっては時間が早くなったり遅くなったりしますので、不安なとき、悪化の時のサポートが特に重要となりますので、私たちが存在するのですが、その文面や言葉が、その状況回避には重要となりますので、進行するとなれば面談をし、指導者の考えやイメージを理解してその文面や言葉を受けることが、正確な理解となり、面談は克服の大きな要因となりますね。
ステロイドは、今の状態を回避するくらい大きな役割をしているのですが、外部からの生理作用では、自己のステロイド受け入れは出来ずこの様な状態は続きます。今のところは物理的に止めることは出来ませんが、辛いでしょうが、基礎条件整備と外部処理処置の方法しかありません。出来るだけ多くの克服行動を起こすことが、少しでも早く解決できる方法となります。
胸張って、笑顔で、元気に毎日を過ごしましょう。
・と、言っても難しいでしょうが、少しでもこれからの回復の参考になれば幸いです。
この病気(正確には違いますが)は、全てを行いながら進行は出来ません。何かを犠牲にすることも重要となります。
「長い人生少々の遅れは仕方ない」・・くらいの覚悟が必要となる厳しい病気です。
韓国での生活様式が理解できていませんので、最後の質問は正確な返答は出来ません・・が、汚い国にはアトピーは存在しません。