中学生のアトピーQ&A・・・個人の差はあるとしても多くの子供は、第二次性徴期を迎え、異性を意識することとなり、皮膚表面に出るこのアトピー症状は、本人に大きな負担となる。 心無い言葉を発する子供も多く、さらに症状悪化に拍車をかけることになる。ホルモン活性によって通常は良くなることが多いが、このような大きなストレスによって逆転することが多い。医者は、「中学生になると改善しますよ」と気軽にコメントして、さらに薬着けにしてしまう。理解度の強い年齢であり、現状の苦しさから今まで「可愛い子供の苦しみを開放しなければ」と頑張ってきた親に対しても心無い言葉を発するようになる。この年代の治療には絶対的に家族の一体化が重要となる。特に父親の存在は大きく、回復スピードの差はここにあるのだ。 頑張れ、中学生!
○お付き合いのある東北のT皮膚科クリニックからの紹介で、当方へオーダー乳酸菌の依頼があり、ノヴァ総合研究所へ製造指示をする。 東北に住む12歳の中学生で症状は全身に炎症、ステロイド剤離脱して頑張っている。生後まもなくの発症で4年生までステロイド剤による治療だったが、ステロイド剤の怖さを家族本人が知って、現在Tクリニックにて乳酸菌治療を行っている。 T先生の息子さんもオーダー乳酸菌を作って摂取中でもある。 その後両親にあてた手紙である。
◇ANS
突然の文書失礼いたします。
私は、石川県金沢市で「アレルギー研究室 アトポス」を運営しております
赤嶺福海と申します。
先般、A様の診察されています「T先生」より連絡があり、A様のことをお伺いいたしました。生後間もなくよりアトピー症状が発生し、ステロイドホルモン剤の治療を継続され、自己勉強により「脱ステロイド」に踏み切ったことを知りました。多くの患者さんを見るにあたり、10歳という第二次性徴期での離脱の苦しさは、手にとるように判ります。しかし、この時期を越えるとさらに厳しいことを多くの経験から認識しています。
ノヴァ総合研究所からの連絡で、A様がオーダー乳酸菌の発注があったことを聞いています。その事で当方に利益が発生するわけではありませんが、私で何らかのサポートになればとキーボードを手にしました。
Kくんには、まだお会いしておりませんが、今までの会員の皆様方の状況を予想してお役に立てる内容を書き込みたいと思います。
Kくんとしては、生まれたときから自分の記憶には、「痒い」という症状は日常茶飯事であり、これが普通のことなんだと生活をしてきたものと思われます。しかし、この年齢になると、同級生と比較して自己を見つめるようになります。「何で自分だけこんなに痒いのか・・?」と、、段々、両親の治療進行に不安を覚えてくるのでしょう。寡黙になったり、反抗の言葉が出るようになってきます。常に「何で・・?」という思いが先に来るようになります。
この年齢になりますと、物事の分別がつくようになり、大人の言葉も瞬間に読みとるようになるのです。私どもも疲れた状態でサポートすると一瞬のうちに見破られます。もう、全てが理解できるのです。普通の子供に比べればご両親も多くの苦労もされたし、努力もしたし、勉強もしたし、多くのお金も使ったし、良い病院にも行ったしと、お互いの思いが大きく別れる分水嶺の時期となるのです。T先生の息子さんのアトピー奮戦もこの時期だったと思われます。
40年前には生後間もなくにアトピー症状なんか起きなかったのに、何で最近は3〜5人に1人がこの様になってしまうのでしょうか?・・と、みんな疑問に思っているのですが、頼りの医療業界は、、、「遺伝」と言い切ります。人間の「DNA」がたった3,40年で変化するのでしょうか?では、アトピーのお母さんからアトピー症状のない子供が産まれて、アトピーでないお母さんからアトピー症状の子供が産まれるのでしょうか?・・・この解決が出来ない限り「遺伝説」は壊れます。当方に来られるアトピーでないお母さんからアトピー症状が発症したお母さんからの聞き取り調査で判ったことは、「帝王切開での出産」「膣抗生剤の使用」「妊娠中の大きなストレス」「妊娠中の性交渉レス」と判断できました。ここから読みとれるキーワードは「産道」なのです。「妊娠中の大きなストレス」は、体内に大量の活性酸素が発生してミネラルや腸内細菌を大きく減少することがいわれます。腸内細菌と膣乳酸菌バランスが比例することから考えれば、産道と関与することになります。「産道」1点に絞ってその原因を究明することが出来ました。
無菌状態の胎児が初めて「菌と遭遇」するのは、「産道」なのです。この受菌状態によって「免疫」が確立されるのです。アトピーの直接原因は「免疫過剰」となりますので、受菌バランスが悪く「雑菌」中心を受けた場合は、腸管で毒素が分泌され、それを体内(血中)に侵入させると、「敗血症」となり生きることも厳しい状況となります。その対応として人間は、あらゆる成分や物質に対しての抗体を作るプログラムを持ち合わせています。その毒素には、通常アレルギー検査で表示される「IgE抗体」が関与して、異物反応すればその抗体は「痒み物質」(ヒスタミン等)を分泌して、大人でも我慢できない「痒み」が発生して、掻き崩し、感染、掻き崩し、感染という繰り返しにて、皮膚の崩壊が起きてきます。
当方ではアトピーのお母さんへの出産指導も行っており、「産道」をキーワードに指導すると80人中2人だけのアトピー発症となります。アトピーのお母さんという最悪の条件を元にこの処置をすると発生する確率が異常に少なくなるのです。
この事を基本にすれば、アトピー症状の根源は「腸内細菌」ということになりますが、多くのアトピー患者はその事を知ることもなく、病院での治療ガイドラインに沿って「ステロイドホルモン剤」を処方することになります。この治療が今のアトピー社会を形成していると言っても過言ではありません。現在、700万人の方々が、同様の症状で苦しんでいますが、ステロイドホルモン剤離脱の脅威に足踏みしているのです。それは、仕事であったり学校であったり結婚であったり恋愛であったり、、、等々、年齢がすぎればすぎるほど克服条件は狭まってきます。
さらに襲ってくる将来への不安と毎日の痒みとの戦いに、厳しい精神状態に襲われることも少なくありません。
人間は、食物を食べて生きています。それは、人間の体に必要な成分を必要な細胞に送り、各細胞がそれぞれの役割をして、体を動かすために食べているのです。では、人間が必要な約3000種類の成分を誰が作っているのでしょうか?今、体にはどの成分が足りないからこの食材を食べるのだ・・・と、われわれが意識的に行っているのでしょうか?、、人間の体が動いているということは、それが自動的に行われているから動いているのでしょう。その工場的な役割が「腸内細菌」なのです。腸内細菌は、300種類100兆個といわれる数が棲息して、それぞれの役割りをしています。大人では小腸が約8メートル、大腸が役1メートルと多くの役割(消化吸収代謝)を小腸がしていることになります。この事を重要視して、小腸に棲息する菌群を中心(当然大腸棲息の菌群も必要ですから配備させています)にバランスを取ったのが当方開発の「オーダー乳酸菌」です。この菌群にも「核」(DNA)があり、自己のDNAがベストと思えるから、この開発を手掛けました。多くの苦難はありましたが、多くの協力者のお陰で達成することが出来ました。
これら多くの菌群は人間の体に必要だから棲息しているのです。必要な菌群の減少は、体の働きに大きく影響を与えることは間違いありません。その小さなメカニズムはわれわれ人間では理解の出来ない仕組みでしょう。特に「エンテロコッカス」という菌属は、必要不可欠な菌群といえます。何故なら、人間の恒常性維持や自律神経に関与する「ステロイドホルモン」や「甲状腺ホルモン」を産生する菌属だからです。このアトピーもご存じの通り「ステロイドホルモン」を投与塗布します。抗炎症や各臓器の、各器官の正常化に関与している重要な生理物質だからです。他にビフィドバクテリウムやラクトバチルスなど、複合的に相乗効果をもたらす菌属も健康体のバランスにして菌調整しています。
当方で多くの方々に製造しましたが、この菌粉末を直接摂取するより、ヨーグルト化して摂取する方がより効果的だし、経済的だということも多くの経験から体験しました。手作りヨーグルトの菌と一緒に倍の菌量を添加して培養すれば、10倍の菌量となること、培養することで産生される「生産物質」(約1000種類以上と推測)が、体の正常化に大きく作用するものと予想しています。粉末摂取とヨーグルト化摂取では、スピードは大きく変わります。T先生の所で推薦している「ヨーグルメイト」と「保温器」でヨーグルトを作るときに、ヨーグルメイトの菌1包と「オーダー乳酸菌2包」を一緒に入れて作ってください。毎日3本摂取すれば400日で終了しますが、この方法だと800日分となりますし、菌数も10倍の摂取となるわけです。約3年分持ちますので、この期間内でアトピーは解決することになります。
上記のことで体に必要な成分は、通常の食生活をすれば出来ることになります。しかし、いくら成分が出来ても必要各細胞へ運べなければ解決はしません。この運搬役は「ミネラル」ということになります。T先生の所で「まが玉の精」か「キ・パワーソルト」を同時に摂取してミネラルバランスを合わせて、各細胞が正常になるようにする事です。(T先生にご相談してください)
Aさん、これだけでアトピーが完全克服するわけではありません。上記のことは、アトピーでない条件にする物理的条件だけです。アトピーでない方の体条件にするだけなのです。人間は、ロボットでもないしコンピューターのように条件整備すれば解決するものではありません。人間の頭では解決できない不思議な仕組みの中で動かされています。
人間は生物であり、植物や動物と何ら変わりはないのです。四季ある日本で生まれた以上、夏も冬も体験しながら生きなければなりません。外気温はプラスマイナス30度となりますが、体は常に36度を保つことで体は正常に働きます。植物も春に芽を出し花を咲かせ種を落とし、秋には葉を落とし沈黙します。多くの動物も春に活動を始め、種を落とし出産して秋には冬眠の準備をします。人間も同様なのです。冬眠はしませんが、体温を守るために代謝機能を活性したり低下したりするのです。特に春秋にその反転作業となりますので、症状が悪化したりすることが多くなるのです。体に重要な生理物質(ステロイドホルモン・ビタミンB群・酵素等)の産生量によって体は大きく変化します。これら生理物質は体に直接作用するからなのです。
体内には「体内時計」があるように、常に今の季節(日時)を把握するようにしなければ、季節によって生理物質が反転してアトピーの方は体が逆転することが多く見られます。これも自律神経が逆転してその季節を反対に受け取ることが予想されます。
Kくんは、毎日遅刻しながらも学校に行っていることはよいことです。毎日の地球からの信号をしっかり受け取ることが、春秋の信号を正常に作用させることに繋がります。学校で何かの支障があれば、当方のサポート依頼書(T先生のサポート依頼書が最高ですが)にて、学校生活のストレスを軽減させることもできます。特に思春期の学校生活は厳しいものがありますので、重要なポイントとなります。家に閉じこもったら絶対と言って良いほど解決(完全克服)から遠ざかります。
10歳・・もう物事の判断はつき、自分の思いでいろいろなことは解決できる年齢ですね。この時期は、自分の思い通りに体は動いてゆきます。「大事な試験があるけど、アトピー症状が悪化するのでは・・」と思えば予想通りに悪化してゆきます。逆に自分のアトピーを理解して「この時期まで良くなる、絶対に良くなる」と思い続けられれば、必ず良くなるのです。この「思い続ける」には、理論理解が重要になるのです。もう、その時期なので、それを理解できて行動すれば必ずよくなります。本人に、ノヴァから送付された「アトピー完全克服マニュアル」を熟読させて、克服の理論を会得させれば、克服に近づくことができます。もう、幸太くんの体は、本人が動かしています。どれくらい理解して克服の出口を見つけるかで80%は解決するでしょう。幸太くんから「お母さん、僕を生んでくれてありがとう」という言葉が出れば終了です。小さな時から、大人でも我慢できない苦労を毎日12年間続けているわけですから(途中ステロイドにて楽な時期はあったでしょうが、離脱の苦しみはその数倍のエネルギーがいりますのでプラスマイナスゼロです)、人を思いやることや、家族を大事にすること、祖先を大事にすることが出来る人間になるでしょう。今は途中ですが、逆に幸せの道に進んでいるのかもしれません。今の社会の常識は崩れているのも理解できるでしょうし、繊細な感性からどれが常識か、大人の非常識は理解できているものと思われます。
今は辛い時期でしょうが、必ずこの辛さはプラスになるでしょう。
「21世紀を担う子供達に健康な体と心を」をモットーに活動している小生としては、何としても子供だけは健康な体と心にし なければ、日本は変わりません。
アレルギー研究室 アトポス 赤嶺福海