中学生のアトピーQ&A・・・個人の差はあるとしても多くの子供は、第二次性徴期を迎え、異性を意識することとなり、皮膚表面に出るこのアトピー症状は、本人に大きな負担となる。 心無い言葉を発する子供も多く、さらに症状悪化に拍車をかけることになる。ホルモン活性によって通常は良くなることが多いが、このような大きなストレスによって逆転することが多い。医者は、「中学生になると改善しますよ」と気軽にコメントして、さらに薬着けにしてしまう。理解度の強い年齢であり、現状の苦しさから今まで「可愛い子供の苦しみを開放しなければ」と頑張ってきた親に対しても心無い言葉を発するようになる。この年代の治療には絶対的に家族の一体化が重要となる。特に父親の存在は大きく、回復スピードの差はここにあるのだ。 頑張れ、中学生!
氏名 = ○○○○くん
性別 = 男
職業 = ○○市立○○中学校
年齢 = 13
身長 = 159
体重 = 45
血液型RH = +
型 = A
視力(右) = 1.5
視力(左) = 1.5
お酒 = 飲まない
タバコ = 吸わない
飲料水 = 水道水
飲料水その他 = はと麦茶 豆乳
病名 =
アトピー性皮膚炎 鼻炎 喘息
治療 = 生後すぐから弱めのステロイド剤使用。プロトピック、マイザー軟膏など数種類。保湿としてヒルドイトローション、同クリームなど。6か月から1歳のときは皮膚科で肛門に赤い光を30分当てる治療をしました。生後は頬が一番ひどく、手足の指以外全身に発疹ジュクジュクがありました。
2歳になり、皮膚炎は軽くなってきたのですが、2歳から10歳までは喘息がひどく、夜中に救急病院で吸入することが年に3回くらいありました。日中は常に粉薬を4種類(名前は忘れましたが、アレルギーを抑える薬、気管支を拡げる薬)を飲み、軽いアトピー症状部位にも医者からステロイドを指示され塗っていました。
11歳で引っ越しを機に病院が変わりました。ステロイドは同じで保湿にワセリンを指示されました。偶然、ある薬剤師の方にワセリンを全身に塗ってはいけないと医者とは逆のことを言われ、それ以降病院には行っていません。喘息はアレロックと家庭用吸入薬を2年半続け今は症状は出ていません。ステロイドは3カ月前にやめました。
やめてから馬油、ホホバオイル、市販の保湿クリーム数種類、ジュベリァコスメディカルのローション、ボディクレイの保湿ミルクなど試しましたが、どんどん悪化し、中学入学後すぐに休みがちになりました。(傷の痛み、痒みによる寝不足の為)先週より、漢方薬局で買い求めたものを2種類飲み、入浴に木酢液を入れ、オーガニックヘンプオイルを全身に塗っています。漢方と木酢液の効果はまだ分かりませんが、ヘンプオイルを塗り肌が綺麗になってきました。でも本当はオイルはいけないのですね・・・
住居年 = 38
リフォーム(年) = 2009
リフォーム(月) = 4
ステロイド離脱経験 = 有
ステロイド中止(年) = 2012
ステロイド中止(月) = 4
ステロイド歴(年) = 12
ステロイド使用頻度 = 毎日
アレルゲン = 大豆
アレルゲン = ハウスダスト
アレルゲン = 小麦
アレルゲン = 米
アレルゲン = ダニ
アレルゲンその他 = くるみ、イカ、えび、そば、ヨモギ、ピーナッツ、カニ
備考 =
オオアワガエリ、ハルガヤ、カモガヤ、スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ、ぺニシリウム、クラドスポリウム、カンジダ、アルテルナリア、アスペルギルス、ラテックス
食品について質問です。アレルゲンがたくさんあり、何を食べさせていいのか、悪いのか分からなくなってしまいます。砂糖はてんさいに変えました。食べていいもの、悪いものを教えて下さい。大豆がダメだと勿論豆乳もダメでしょうか?アトピーに肉はダメと聞きますが、どの肉もダメですか?毎日食べ物で悩んでいます。
◇ANS
○○○様
生後まもなくからの発症で、ステロイド剤・プロトピック剤処置のスタートで3ヶ月前まで行い、次は漢方薬処置で進行中。表面処置は市販のオイル使用(こだわり)で現在落ち着いている。食物アレルギー症状があり多くの食材(成分)に反応を起こし、何を食べてよいか判らないという内容でご返答申し上げます。
身長159センチということは、第二次性長期突入ということで、一生の身体システムは構築されました。このシステムを正常化するには、ご自身の相当の気力と努力と実践を実行しなければ解決には至りません。中学生という一番微妙な年齢となり、異性の意識、他人の視線への意識、現在の症状における経緯への不満等々、多くのマイナス環境に取り囲まれています。もう、ご両親の言葉の進行ではお子様は素直に進むことは出来ないでしょう。ただ、男の子ですから少しは和らぐところもあります。女の子ではこの時期一番厳しく解決の糸口も見つからない状況となります。
この解決には、物理的処置というより意識処置が優先となります。簡単な克服理論ですから、ご本人が理解し、行動を起こせば解決することは間違いありません。ただ、先述の多くの壁をご本人で乗り越えなければなりません。そのサポートは致しますが、簡単ではありません。現在行動する範囲の障害を取り除くことが優先です。ご自宅についてはご家族で解決できるとして、問題は学校における障害です。同級生の目、言葉、態度は敏感なお子様には直ぐにストレスとなって症状に現れます。ストレスは体内に大量の活性酸素を発生させ、多くの障害を引き起こします。
まず、この症状の根源を、乳幼児時期に解決していれば、現在の再発は起きません。というくらい重要な原因解決をまずはしなければ、今お悩みのいろいろなことは解決できません。さらに、この症状解決にはどれだけの時間を要するかも定かではありません。その覚悟を持って、残り人生70年のために家族全員の力と本人の意志気力を総合して立ち向かわなければ解決できないと思っています。物で解決できるのであれば、これ程多くの子供が苦しむことにはなりません。ということは、当方が指導する処置を行っても直ぐに解決することはありません。が、絶対に逆方向へ向かうこともありません。必ず来る日に解決するのです。
お書き込みの内容から推察して、克服における重要なポイントが理解できていないで書き込みされています。当方HPにおいても読み込まれての相談ではないようなので、1からの書き込みは恐ろしく長くなり、基礎的な内容は「初めての方へ」の内容を読み込んで、この書き込みをお読みください。
http://www.atoppos.co.jp/img/1st.pdf
まずは、今の症状の根本原因は、出産時に母親の産道で免疫移譲出来なかったことが全てなのです。簡単にいえば、産道で受けなければならない乳酸菌を正常に受けられずに、免疫構成で重要な腸管内がアンバランスとなり、腸内細菌のアンバランスを含め菌数の減少、腸管phの上昇、腸管粘膜のアンバランスで、母乳・ミルクを正常分解できずにタンパク質をアミノ酸化できないことで中間物質が体内に侵入し、体内で異物判断することでおきた最初の症状は、第3の排泄器官「皮膚」からの排泄なのです。肝腎機能の低下も含め排泄できない成分は、リンパラインへ放出し、身体のリンパラインの柔らかい部位から排泄が起きるのです。
その症状を乳児湿疹と呼んだり呼ばなかったり、、、お医者様はこの症状の根源を理解していないので、アトピーかなぁ、いやそうではない、様子を見ましょうとか訳の判らないコメントとなるのです。しかし、そんな判断においても処置は一緒なのです。そうです、ステロイド剤の処置となります。お抱えの製薬会社が出している薬価点数の高い薬を出してゆくのです。小さな子供にベリーストロングの「マイザー軟膏」はないでしょう。そんなこと彼らはどうでも良いのです、他人の子供が痒がろうが痛がろうが死のうが関係ないのです、痛くも痒くもないのです。どんなに医療過誤裁判になろうとも彼らは国や学会が推奨する「治療ガイドライン」沿った治療をすれば、賠償もなく威厳も保たれ、継続して収入を得ることが出来るのです。この仕組みも官僚が作り上げ、自己の利権を保持するために行われています。国民の税金で生活し、尚も数度の退職金を手にするために作られた仕組みです。そして、その被害者は彼らの生活の支えとなる納税者名のですから全くおかしな話なのです。この裏側を理解できれば、医者の判断やコメントも思い当たるのではないですか。
と、医者批判はこれくらいにして・・・。
まず、基礎条件とでもいいましょうか、今のお子様の症状の根源はいったい何なのかということです。生後まもなくの症状から10数年間、薬物処置にて動いてきた体は、当初の単発の原因ではないでしょうが、その時出来なかった根源の改善は必須となります。お子様は、異物とされる成分が体内に侵入し、それを排泄することから痒みや掻痒行為、炎症、感染と継続してきました。異物侵入の経路は、腸管粘膜からの侵入です。出産時に何かの原因でその条件が発生しましたが、それを指摘する医者も指導者もいなかったことも原因でしょう。多くのご両親は、多くの情報からまずは医者に頼り、まずはその指導で進行し、長期間厳しい環境に身を置くことになります。一時的な回復も、継続する症状とさらに悪化する状況から、「何かおかしい」と感じ出すも、すでに身体は大きくぶれ、根幹である自律神経にも影響を及ぼすことも少なくありません。
まずは、胃腸管粘膜の改善なしには、お子様の症状克服は望めません。当方の指導では、9メートル近くある胃腸管全体に有用な菌群を配備する「人由来乳酸菌」を摂取し、出来るだけ早く粘膜構成できるようにしています。
食物アレルギーにおいても、腸管を含め口腔、食道粘膜の改善も必要になります。特にタンパク質は、最終的なアミノ酸に変換されて体内へ侵入しなければなりませんが、お子様は、その中間物質の侵入によってアトピー同様の症状は起きます。アトピー症状の原因はここにあるのです。この改善によりお子様は何を食べても問題は起きなくなります。ただ、これまで長期間、異物侵入による症状が起きていますので、直ぐには身体はそのシステムを解除しないのです。常に同環境を想定して、約3年間は同様の体制を作ります。その間に、異物の侵入が起きなければ、徐々にその解除は行われるでしょう。当方の中学生の改善パターンと継続した検査数値から読み取れます。
次の侵入口は皮膚です。
皮膚においても粘膜上に有用菌群が棲息して、外部の異物侵入を防ぎバリア構成しています。その中心となる有用皮膚常在菌は、1センチ四方に役00万個が棲息し、常に弱酸性に保ち空気中の中性雑菌群・ウイルスから身を守っています。この事を意識して処置しなければ、皮膚粘膜の構成を保てず、容易に異物の侵入を許すことになります。異物の侵入や排泄は「痒み」を伴い、体内に蓄積・侵入しないように免疫システムは作られています。よって、目的である皮膚改善には、皮膚常在菌の規定数の棲息、phの弱酸性化が必須となります。この処置方法として当方では、油脂系ではないph4ローションを使用し、ph7の雑菌排除とph5の有用菌保護のために処置指導します。この微妙なphが重要なのです。本来なら、理論的にも有用皮膚常在菌塗布としたいところですが、その製造には高価な金額と保存が出来ないということから断念せざるを得ません。
条件整備しても、菌の棲息スピードから1センチ当たり約1ヶ月を要します。ただ、広範囲の炎症部位においても約半分の炎症改善が出来れば、スピードを上げて改善をしてゆきます。
まず、目に見える改善のスタートは、炎症部位のカサブタ化です。自力で異物侵入を阻止するプロセスです。この症状なしに一機に改善することはありません。カサブタは、雑菌排除でき、乾燥することで構築されます。
今の処置しているオイル系では本当の改善進行とはなりません。油脂バリア機構にて異物侵入阻止は出来ているかもしれませんが、自己の保湿とはなっていません。自己保湿システムは、皮膚常在菌の作用によって皮脂が分泌され、皮膚バリアが出来るのです。正常皮膚をお持ちの方々には、その処置でも大きなトラブルは発生しないかもしれませんが、自己皮脂のないアトピーの方の皮膚には、その成分の侵入においても少量の成分侵入も免疫成分は過剰に反応してゆきます。このオイル処置は、その部位のみの処置とはいかず、必ず正常部位にもはみ出し塗布となります。その部位は、ph7となり徐々に有用菌群が減少し、雑菌群の巣窟となり感染症を引き起こす可能性が強いのです。外部油脂系保湿感知すれば、自分で皮脂を出す能力が低下します。
カサブタ保持・感染防止・体温上昇抑制のためには、脱入浴をお勧めします。不潔とか、スキンケアが出来ないとか、皮膚は清潔にという一般常識と相違しての処置ですが、実は最短の素晴らしい方法となります。先述の通り、カサブタは改善のステップワンとなっており、カサブタ維持を継続しなければなりません。入浴すると直ぐにカサブタははずれ、浸透圧によって常在菌が減少し、体温上昇と共に痒みが酷くなることで、目的とする皮膚の改善は見られないことになるのです。風呂上り一時的に回復したように見えますが、その後の症状には手を焼くこととなります。皮膚は水分をつけないことが最適なのです。水分をつけなければ空気中の雑菌群の増殖は行われません。
食物アレルギーのことは、先述の通りですが、その期間、理論的に反応する食材は食べられないことになります。が、この理論を理解して進行するのであれば、これまで食べている食材を中心にして基礎つくりに専念し、来る3ヶ月くらいから徐々に指定された食材をも徐々に入れても問題ありません。極端に反応する食材は注意をしながら進行しましょう。肉や魚が食べられなかったら、これから先生きてゆくことなんか出来ませんというより、大人になっても社会生活できなくなります。人間は食べて生きていますし、この先の社会が大きく自然方向に進むとは思えません。輸入食材や薬剤入りの食材となりますので、その環境にも対応できる身体つくりが必要なのです。肉や魚・・少量なら大丈夫ですよ。鶏肉は抗生剤が多く、牛肉はホルモン剤も混入しているし、豚肉も同様に早く太らせようと大量の化学薬品や抗生剤を使用して多くは生産しています。あ、えさ自体に薬剤を入れているのです。そのような環境の食材が入ってきても、対応できるように最初に受けて、人間の身体に必要な成分を作り出している腸管を整備して、薬剤なども排除できる環境があれば、少々の条件でも身体は対応できます。ここの整備できている方とそうでない方との差は、食中毒の実態を見ても確認できます。同じ食材を食べても腹痛を起こす人そうでない人の差は、この腸管の環境なのです。今のお子様の腸管環境は、厳しい状況にあります。出来るだけ早い改善を行い、異物の侵入阻止、食材の分解・成分産生、各機能の改善賦活などを行い、どんな状況にも対応できる身体つくりを目指してください。
下記に上記の内容をまとめて、処置方法や考え方などを記載しますので、参考程度にお読みください。
@基礎条件の整備(アトピーでない人と体を同条件にする)
※腸内細菌の調整・・乳酸菌摂取5兆個/1日(ヨーグルトにて)
※ミネラル摂取・・総合ミネラルとして
A皮膚phの調整(感染防御)
※今は、黄色ブドウ球菌からの感染範囲を広げないことが重要となります。よって、黄色ブドウ球菌が死滅して、有用菌が生存できる方法が必要となります。皮膚は皮膚常在菌なくしては成立できない。皮膚常在菌が棲息でき黄色ブドウ球菌などの雑菌は排除する。
※脱入浴も感染防御の方法となる(重要)。感染は水分が一番の問題であり、風呂にはいると体温異常によって痒みが出て外部から掻き崩し感染する。また、カサブタが落ちて体液が出ることで感染条件となる。
B胸を張ること(重要項目)
※この行為は、「免疫過剰」の原因である免疫の司令官「Tリンパ球」の活性場所が胸の「胸腺」であることから、この場所の活性は胸張りと宝石などのペンダントで活性させる。胸張りはお金も一切かからない。胸張っている人にアトピーはいない。また、免疫低下のガンの方もいない。
※胸の当たりの皮膚がつっぱって胸張りが出来ないという方が多くおられますが、起きた後の体操で少しづつ伸ばせるようにすること。
C学校に行くこと(五感の活性・重要項目)
※これらの行為は、自律神経の活性につながる。当然早起きもしなければならないし、考えることも多くあり代謝量も増すことになる。出口が見つかれば明るく振る舞える。
D早起きの励行
※学校が休みでも必ず早起きは行う。アトピーは自律神経に大きく関与しており、交感神経の信号の時には、必ず起きて行動しておくこと。そうすると、眠れない夜も眠れだすようになるし、症状も改善してゆく。
E笑いを多くすること
※笑顔の多い人は、ストレスや活性酸素は留まらない。笑顔の形自体が脳からストレス防止のホルモンが出ることになる。(βエンドルフィン)
F親同伴の面談を行う
※先の懸念から克服の理論を家族・彼全員が理解して、一致協力の下に克服の治療行動することが、克服のカギです。
これらが基本的なプログラムとなります。
以上が克服のシュミレーションとなるが、これから6ヶ月間は基礎条件整備期間となり、それ以降が回復パターンになると考えられます。その間は、報告や不安な気持ちを持たないように常に勉強することが必要で、「大丈夫、後数ヶ月でこの状態は脱して、それからはドンドンと良くなる」という意識が体に入り込めば良くなってゆくでしょう。しかし、毎日多くの時間からだを見つめれば、見つめた部位は大きく変化してゆきます。どれだけ、明るく笑顔でがんばれるか、胸を張る時間が多くなるかによって、克服の期間は設定できます。・・・と、言っても一直線で良くなることはありません。毎日変わる環境や生活パターン、ストレスの差で良くなったり悪くなったりの繰り返しとなりますが、悪くなったときの精神状態の如何で、大きく落ちるか戻るかの分岐点です。この分岐点をいかに上にあげるかも克服スピードのポイントとなります。
中学卒業前に解決することが重要となりますが、「思い」によっては時間が早くなったり遅くなったりしますので、不安なとき、悪化の時のサポートが特に重要となりますので、私たちが存在するのですが、その文面や言葉が、その状況回避には重要となりますので、進行するとなれば面談をし、指導者の考えやイメージを理解してその文面や言葉を受けることが、正確な理解となり、面談は克服の大きな要因となりますね。
胸張って、笑顔で、元気に毎日を過ごしましょう。
・と、言っても難しいでしょうが、少しでもこれからの回復の参考になれば幸いです。
辛い日々が続いているでしょうが、「思い」で大きく変化します。