中学生のアトピーQ&A・・・個人の差はあるとしても多くの子供は、第二次性徴期を迎え、異性を意識することとなり、皮膚表面に出るこのアトピー症状は、本人に大きな負担となる。 心無い言葉を発する子供も多く、さらに症状悪化に拍車をかけることになる。ホルモン活性によって通常は良くなることが多いが、このような大きなストレスによって逆転することが多い。医者は、「中学生になると改善しますよ」と気軽にコメントして、さらに薬着けにしてしまう。理解度の強い年齢であり、現状の苦しさから今まで「可愛い子供の苦しみを開放しなければ」と頑張ってきた親に対しても心無い言葉を発するようになる。この年代の治療には絶対的に家族の一体化が重要となる。特に父親の存在は大きく、回復スピードの差はここにあるのだ。 頑張れ、中学生!
氏名 = A
性別 = 女
年齢 = 15
email =
身長 = 155
体重 = 53
血液型RH = +
型 = A
視力(右) = 0.1
視力(左) = 0.1
お酒 = 飲まない
タバコ = 吸わない
飲料水その他 = 沸かした麦茶 牛乳
病名 = アトピー性皮膚炎
発病年 = 1987
発病月 =
治療 = 皮膚科に通院。顔用、身体用の保湿剤、ステロイド入りのぬり薬を使い、かゆみ止めの飲み薬を時々。
住居年 = 5
住居築(月) = 6
リフォーム(年) =
リフォーム(月) =
シロアリ除去(年) =
シロアリ除去(月) =
ステロイド離脱経験 = 有
ステロイド中止(年) = 2003
ステロイド中止(月) = 3
ステロイド中止(日) = 10
ステロイド使用頻度 = 毎日
アレルゲン = ハウスダスト
アレルゲンその他 =
備考 = 毛髪検査、検便をしていただいたが、アトピー克服をどの様に進めたら良いのか良く判りません。
◇ANS
A様
生後間もなくのアトピー発症、そして一大決心の元、ステロイド離脱を行ったということから返答を申し上げます。
早速、毛髪分析、便検査の結果を確認しました。
毛髪検査レベルでは、安定した数値が出ているようでしたが、それらを司る腸内細菌の不安定な数値には不思議でしたが、 アトピーと免疫のことを考えれば納得は出来ます。腸内細菌の安定を優先として、これからの長い人生を幸せに過ごせる体を取り戻して下さい。
離脱して2ヶ月が経過した状況を想像していますが、とても厳しいことと思います。しかし、ステロイドをストップしたからと言ってすぐに解決することはありません。ステロイド を止めることで、今まで活躍していた(ステロイドで作用する細胞・皮膚、活性酸素除去、ストレス緩和、肝臓腎臓等々)細胞は自己のステロイドに符合できず作用しなければならに細胞は一気に働きを止めてしまいます。特に肝腎臓の退化は、排泄機構を失い不要な成分の排泄を体液を通して各所から行うこととなります。
いまが、その始まりであり絶頂期は3ヶ月続くこととなります。(細胞の入れ替わりは平均3ヶ月のため)この感をしっかりした気持ちで乗り越えられるかが、克服の大きなポイントとなります。
これから暑い日を迎え、代謝機能の落ちた体と炎症の出た部分は抗原反応があり、白血球が活躍するために高い体温を持つこととなりますが、それを放熱する力が逆転することが多くなります。朝方にしかぐっすり眠れない体の仕組みは、自
律神経が逆転しているのです。通常、朝になると交感神経の信号が注がれ目を覚ますこととなりますが、自律神経の逆転
によりその信号を副交感神経と間違え作動することとなるのです。よって、副交感神経の信号が来ると目がランランと輝き眠ることが出来ません。この解決は、少々眠くても朝方7時から8時に目を覚まし、体を起こして外に出ることが重要なのですね。まずは、交感神経の信号に体を強制的に合わせることが、結果的には副交感神経にも作用することとなります。
しかし、この苦しさは並大抵ではありませんので、しっかりとした意識と自分の将来のためにどれだけ継続できるかが大き
な克服ポイントです。毎日家に閉じこもると、季節の信号も受け入れず、体内時計は狂ってしまい外に出ることで季節と逆転するプログラムが作動されます。これからあなたが良くなるためのシュミレーションを書いてみます。
@親同伴の面談を行う
※先の懸念から克服の理論を家族全員が理解して、一致協力の下に克服の治療行動することが、克服のカギです。
A基礎条件の整備(アトピーでない人と体を同条件にする)
※腸内細菌の調整・・乳酸菌摂取5兆個/1日(ヨーグルトにて)
※ミネラル摂取・・総合ミネラルとして
B皮膚phの調整(感染防御)
※今は、黄色ブドウ球菌からの感染範囲を広げないことが重要となります。よって、黄色ブドウ球菌が死滅して、有用菌 が生存できる方法が必要となります。皮膚は皮膚常在菌なくしては成立できない。皮膚常在菌が棲息でき黄色ブドウ 球菌などの雑菌は排除する。
※脱入浴も感染防御の方法となる(重要)。感染は水分が一番の問題であり、風呂にはいると体温異常によって痒
みが出て外部から掻き崩し感染する。また、カサブタが落ちて体液が出ることで感染条件となる。
C胸を張ること(重要項目)
※この行為は、「免疫過剰」の原因である免疫の司令官 「Tリンパ球」の活性場所が胸の「胸腺」であることから、
この場所の活性は胸張りと宝石などのペンダントで活性させる。胸張りはお金も一切かからない。胸張っている人に
アトピーはいない。また、免疫低下のガンの方もいない。
※胸の当たりの皮膚がつっぱって胸張りが出来ないという方が多くおられますが、起きた後の体操で少しづつ伸ば
せるようにすること。
D学校に行くこと(五感の活性・重要項目)
※これらの行為は、自律神経の活性につながる。当然早起 きもしなければならないし、考えることも多くあり代謝量
も増すことになる。出口が見つかれば明るく振る舞える。
※必要であれば学校には「サポート依頼書」を作成して送付しても構いません。それにより、学校も理解してくれ
るし、同僚も理解できるポイントを作る。
E早起きの励行
※学校が休みでも必ず早起きは行う。
アトピーは自律神経に大きく関与しており、交感神経の信号の時には、必ず起きて行動しておくこと。そうする
と、眠れない夜も眠れだすようになるし、症状も改善してゆく。
F笑いを多くすること
※笑顔の多い人は、ストレスや活性酸素は留まらない。笑顔の形自体が脳からストレス防止のホルモンが出ること
になる。(βエンドルフィン)
以上が克服のシュミレーションとなるが、これから6ヶ月間は基礎条件整備期間となり、それ以降が回復パターンになる
と考えられます。その間は、報告や不安な気持ちを持たないように常に勉強することが必要で、「大丈夫、後1ヶ月でこ
の状態は脱して、それからはドンドンと良くなる」という意識が体に入り込めば良くなってゆくでしょう。しかし、毎日多くの時間からだを見つめれば、見つめた部位は大きく変化してゆきます。どれだけ、明るく笑顔でがんばれるか、胸を張る時間が多くなるかによって、克服の期間は設定できます。
・・・と、言っても一直線で良くなることはありません。毎日変わる環境や生活パターン、ストレスの差で良くなったり悪くなったりの繰り返しとなりますが、悪くなったときの精神状態の如何で、大きく落ちるか戻るかの分岐点です。この分岐点をいかに上にあげるかも克服スピードのポイントとなります。
今の学生生活の内に解決することが重要となりますが、思いによっては時間が早くなったり遅くなったりしますので、不
安なとき、悪化の時のサポートが特に重要となりますので、私たちが存在するのですが、その文面や言葉が、その状況回
避には重要となりますので、進行するとなれば面談をし、指導者の考えやイメージを理解してその文面や言葉を受けるこ
とが、正確な理解となり、面談は克服の大きな要因となりますね。
ステロイドは、今の状態を回避するくらい大きな役割をしているのですが、外部からの生理作用では、自己のステロイド
受け入れは出来ずこの様な状態は続きます。今のところは物理的に止めることは出来ませんが、辛いでしょうが、基礎条
件整備と外部処理処置の方法しかありません。出来るだけ多くの克服行動を起こすことが、少しでも早く解決できる方法
となります。
胸張って、笑顔で、元気に毎日を過ごしましょう。・と、言っても難しいでしょうが、少しでもこれからの回復の参考になれば幸いです。