中学生のアトピーQ&A・・・個人の差はあるとしても多くの子供は、第二次性徴期を迎え、異性を意識することとなり、皮膚表面に出るこのアトピー症状は、本人に大きな負担となる。 心無い言葉を発する子供も多く、さらに症状悪化に拍車をかけることになる。ホルモン活性によって通常は良くなることが多いが、このような大きなストレスによって逆転することが多い。医者は、「中学生になると改善しますよ」と気軽にコメントして、さらに薬着けにしてしまう。理解度の強い年齢であり、現状の苦しさから今まで「可愛い子供の苦しみを開放しなければ」と頑張ってきた親に対しても心無い言葉を発するようになる。この年代の治療には絶対的に家族の一体化が重要となる。特に父親の存在は大きく、回復スピードの差はここにあるのだ。 頑張れ、中学生!
氏名 = Y
性別 = 女
職業 = 学生
年齢 = 13
email =
身長 = 158
体重 = 48
型 = O
視力(右) = 1.2
視力(左) = 1.2
お酒 = 飲まない
タバコ = 吸わない
飲料水 = 浄水器
飲料水その他 =
病名 = アトピー性皮膚炎
発病年 = 1992
発病月 = 06
治療 =椿油を乾燥している(かゆい)所に塗る
・黄金の水(?)という水をかゆい所につける
・プロポリスというはちみつ配合のもの。
カプセル状のものと直接かゆみに塗る2種類あった。
(・ロコイドワセリンの使用
・アンダーム(ヒルドイドソフト)の使用
・飲み薬)
ステロイド離脱経験 = 無
ステロイド歴(年) = 13
ステロイド歴(月) = 5
ステロイド使用頻度 = 時々
アレルゲン = 卵
アレルゲン = ハウスダスト
アレルゲン = ダニ
アレルゲンその他 = 猫・ヨモギ(雑草の)
備考 =・ステロイドは、12年間はほぼ毎日使っていましたが、ここ1年と5ヶ月は時々塗るように心がけています。
・かゆみの酷さはかなりの重症(だと思います)で、主にかく所は首・腕(・顔)です。
・かきだすととまらなくなってしまい、たいていは血が出るまでかくか、皮がなくなって皮膚がつるっとした感じの状態になります。
・自分ではかいてはいけないと分かっていても、とまりません・・・。
・イライラするとかゆくなります。
・ストレスでかゆくなると気が狂うほどかいて「もういや!!」と言ってしまいます。
◇ANS
Y様
生後まもなくの発症から13年間、辛い思いを多くしてきたことでしょう。そして、思春期に入った今、自分の体をしっかり見つめて相談されてきたことは、これからのあなたの人生のプラスになるよう一生懸命書き込まなければならないという気持ちであなたのイメージをしています。
小さい頃は、親の指示で全て行動をするわけですから、あなたの力で本当の療法を探し出すことは出来ません。しかし、痒みと不安に常に苛まれるのはあなた自身ですから、思春期になって全ての理解力のついたあなたは、今の行動をしているのでしょう。自分の人生ですから自力で解決されることが一番重要なのです。そこで、私の知り得る全てのことを書き込みますので、何かの参考にして今の苦しさから解決できる糸口を見つけてください。
生後まもなく殻の発症ということは、間違いなく出産時に起きた受菌アンバランス(出産時に産道で母親から菌を受けて免疫を作り出す)による免疫過剰と推測されます。その根源に対して、表面だけを処置する「ステロイド療法」では、解決方向へ進むどころか自律神経を中心に免疫も循環器系も大きくずれてきます。体温調節や肝腎機能も大きく逸脱して、急激に暑くなったり寒くなったり、蕁麻疹が急激に発生したり、排泄が上手くいかなかったりします。今の症状も、ステロイド剤が体内に補充できなくなると、自己のステロイドホルモンの作用が出来れば何の問題もなく症状は安定するのですが、受容体で関連で作用する「生理物質」は、急激には作用しません。作用しなければならない細胞の受容体が体で完成すればその症状は少し安定するでしょう。しかし、皮膚症状はすぐに解決することはありません。それは、皮膚構造の現実を知ることなのです。多くの医師はそれを無視して治療を行っています。それは皮膚表面には体を守る「皮膚常在菌」(有用)が1平方センチ当たり100万個の菌群が外敵を守ったり、皮脂を出すために棲息しています。この皮膚常在菌棲息なしには皮膚は正常化しないのです。このことを理解できれば、ワセリンや椿油などの油系の使用は逆効果となります。プロポリスについては確認しておりませんのでコメント出来ませんが、当方では菌のことを主において指導している方法は、ph4ローションを塗布することで、雑菌を排除して皮膚常在菌を守る方法です。油系を使用しないことで、自己の力で皮脂を出すプログラムを体で作れるようにするのです。ということは、逆の乾燥させることなのです。乾燥すれば当然、自己の力で皮脂を出そうと体はするのです。その間少々辛いこととなりますが、長い一生で考えればあっと言う間の時間です。思春期のあなたには厳しいことかもしれませんが、この方法が逆に一番早くよくなる方法なのです。
また、「痒い」「不安」「イライラ」は体内に大きな活性酸素を発生させて、「腸内細菌」を減少させるのですが、さらに体内で重要な「ミネラル」もアンバランスとなり、自律神経や細胞活性に大きな影響を与えることになります。よって、ミネラルバランス調整も必要となります。
まとめますと、基本3条件は「腸内細菌の調整」、「ミネラルバランスの調整」、「皮膚常在菌保護と活性」ということになります。
あと、これら物理的調整法とは別に重要なことがあります。あなたの体はあなた自身の考えで動かしているのです。逆に言えばその考えや思い通りに体は動いているのです。アトピー症状に対して不安一杯で毎日を過ごせば体はその不安通りに動いてゆくのです。逆にアトピー克服理論を会得するだけでその不安は解決できるとしたら、あなたの改善出口は見えてくるのです。そして、その時期に向かって元気よくエネルギッシュに活動すれば、あなたの細胞はどんどん活性して、DNA通りの体に戻すことでしょう。
下記にあなたがその様に考えられたり、行動をどのようにすれば解決方向へ進むかなどのことをまとめて書き込みますので、克服の参考にしてください。
@親同伴の面談を行う
※先の懸念から克服の理論を家族全員が理解して、一致協
力の下に克服の治療行動することが、克服のカギです。
A基礎条件の整備(アトピーでない人と体を同条件にする)
※腸内細菌の調整・・乳酸菌摂取5兆個/1日(ヨーグル
トにて)
※ミネラル摂取・・総合ミネラルとして
B皮膚phの調整(感染防御)
※今は、黄色ブドウ球菌からの感染範囲を広げないことが
重要となります。よって、黄色ブドウ球菌が死滅して、
有用菌が生存できる方法が必要となります。
皮膚は皮膚常在菌なくしては成立できない。皮膚常在菌
が棲息でき黄色ブドウ球菌などの雑菌は排除する。
※脱入浴も感染防御の方法となる(重要)。感染は水分が
一番の問題であり、風呂にはいると体温異常によって痒
みが出て外部から掻き崩し感染する。また、カサブタが
落ちて体液が出ることで感染条件となる。
C胸を張ること(重要項目)
※この行為は、「免疫過剰」の原因である免疫の司令官
「Tリンパ球」の活性場所が胸の「胸腺」であることから、
この場所の活性は胸張りと宝石などのペンダントで活性さ
せる。胸張りはお金も一切かからない。胸張っている人に
アトピーはいない。また、免疫低下のガンの方もいない。
※胸の当たりの皮膚がつっぱって胸張りが出来ないという
方が多くおられますが、起きた後の体操で少しづつ伸ば
せるようにすること。
D学校に行くこと(五感の活性・重要項目)
※これらの行為は、自律神経の活性につながる。当然早起
きもしなければならないし、考えることも多くあり代謝量
も増すことになる。出口が見つかれば明るく振る舞える。
※必要であれば学校には「サポート依頼書」を作成して送
付しても構いません。それにより、学校も理解してくれ
るし、同僚も理解できるポイントを作る。中学・高校で
は効果あるが、大学ではその効果は薄いような報告が多
い。
E早起きの励行
※学校が休みでも必ず早起きは行う。
アトピーは自律神経に大きく関与しており、交感神経の
信号の時には、必ず起きて行動しておくこと。そうする
と、眠れない夜も眠れだすようになるし、症状も改善し
てゆく。
F笑いを多くすること
※笑顔の多い人は、ストレスや活性酸素は留まらない。笑
顔の形自体が脳からストレス防止のホルモンが出ること
になる。(βエンドルフィン)
以上が克服のシュミレーションとなるが、これから6ヶ月間は基礎条件整備期間となり、それ以降が回復パターンになると考えられます。その間は、報告や不安な気持ちを持たないように常に勉強することが必要で、「大丈夫、後3ヶ月でこの状態は脱して、それからはドンドンと良くなる」という意識が体に入り込めば良くなってゆくでしょう。しかし、毎日多くの時間からだを見つめれば、見つめた部位は大きく変化してゆきます。どれだけ、明るく笑顔でがんばれるか、胸を張る時間が多くなるかによって、克服の期間は設定できます。・・・と、言っても一直線で良くなることはありません。毎日変わる環境や生活パターン、ストレスの差で良くなったり悪くなったりの繰り返しとなりますが、悪くなったときの精神状態の如何で、大きく落ちるか戻るかの分岐点です。この分岐点をいかに上にあげるかも克服スピードのポイントとなります。
今の学生生活の内に解決することが重要となりますが、思いによっては時間が早くなったり遅くなったりしますので、不安なとき、悪化の時のサポートが特に重要となりますので、私たちが存在するのですが、その文面や言葉が、その状況回避には重要となりますので、進行するとなれば面談をし、指導者の考えやイメージを理解してその文面や言葉を受けることが、正確な理解となり、面談は克服の大きな要因となりますね。
ステロイドは、今の状態を回避するくらい大きな役割をしているのですが、外部からの生理作用では、自己のステロイド受け入れは出来ずこの様な状態は続きます。今のところは物理的に止めることは出来ませんが、辛いでしょうが、基礎条件整備と外部処理処置の方法しかありません。出来るだけ多くの克服行動を起こすことが、少しでも早く解決できる方法となります。
胸張って、笑顔で、元気に毎日を過ごしましょう。・と、言っても難しいでしょうが、少しでもこれからの回復の参考になれば幸いです。
この病気(正確には違いますが)は、全てを行いながら進行は出来ません。何かを犠牲にすることも重要となります。「長い人生少々の遅れは仕方ない」・・くらいの覚悟が必要となる厳しい病気です。